
<メンバー>
たろー、たばっち、ゆう、かなやん、たまちゃん、なかちゃん、あにき、体験Mさん
<コース>
駐車地(8:10)~ヘク谷遡行~小女郎ヶ池(13:45)~登山道~坂下集落(15:35)~駐車地(15:45)
海ノ溝での激闘の翌日、体に鞭を打って比良へ向かった。今日は沢登り希望の体験者が参加する日だ。何としてもいい印象を持ってもらい、入会につなげなければ。
駐車場で自己紹介。体験のMさんは去年沢を始めたばかりだが、かなり厳しい場所にも行っているようなので、心配はなさそうだ。
総勢8人のため、2チームに分かれて出発。たまちゃんチームはゆうさん、なかちゃん、Mさんの4人。私のチームはたばっち、かなやん、あにきの4人だ。あにきと沢へ行くのは去年の前鬼川以来なので楽しみだ。
まずは対岸に渡り、ヘク谷に入渓。最初はゴーロ帯を歩いていくが、岩の間にはそこそこの水量がある。最近雨が少ないので水量を心配していたが、これなら楽しめそう。


登っていくと小滝が次々と現れ、シャワーを浴びながら楽しく進んでいく。最初にロープを出した滝は、たまちゃんが左側のルートを取った。Mさんも果敢に水流の中に突っ込んでいく。



我々は少し易しい右側を登っていく。あにきは濡れている岩の登攀に最初は慣れないようだったが、要領を掴むとガンガン登って来る。頼もしい。

そのうち、たまちゃんチームと我がチームとの差が徐々に開いてきた。向こうはロープなしでどんどん進んでいるのに対し、こちらはたばっちや、かなやんのためにロープやスリングをこまめに出しながら進んでいるから仕方がない(安全第一だ)。



次の8m滝はフリーで水線突破。みんな徐々にエンジンがかかってきたようだ。核心の2段滝では、たまちゃんチームはフリーで登っていったが、こちらはたばっちの沢登り技術の向上も兼ねて左側からロープを出して登る。ちょっと渋いところもあったのでちょうどよかった。




滝の上で全員合流し、少し早めの昼食をとる。なかちゃん、ゆうさんは、いかにカエルが気持ち悪いかを力説していた。そういえばこの谷はカエルがとても多く、何回か悲鳴が聞こえてきたな(かわいいのに)。
遡行を再開。18m滝は左から簡単に巻き上がり、倒木の滝はアスレチックのように楽しく超えていく。





やがて水が乏しくなってきたあたりで、強い獣臭がしだした。近くに鹿でもいるのかと思ったら、動物の亡骸が横たわっていた。なるべく見ないようにして通過した。

枯れた谷を詰めていっても面白くないので、適当に尾根に取り付いて子女郎ヶ池まで。山の上にはきれいな青空が広がっていた。



子女郎ヶ池からはサカ谷道で坂下集落まで下っていく。快適な登山道だが、蜘蛛の巣とアブに辟易する。みんないつの間にか杖のような小枝をもって歩いていた(ハリーポッターじゃないんだから)。

すっかり汗をかいてしまったので、水が流れている所でクールダウン(ここでヒルをお持ち帰りしたメンバーもいたようだ)。あとは道路を歩いて駐車場まで戻った。


急遽企画した沢登り体験山行だったが、たくさんのメンバーに集まってもらい充実した山行になった。Mさんにも楽しんでもらえたようでよかった。
参加者の皆さん、ありがとうございました。
記)たろー
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