鈴鹿 カズラ谷 沢登り体験会 2022.04.17

20220417カズラ谷12
アドレナリン全開~


<メンバー>
たろー、なお、なべちゃん、おけい、のろっち、体験Ⅰさん

<コース>
宮妻峡(7:30~8:45)~カズラ谷入渓(9:10)~10m滝上・昼食(11:55~12:25)~エスケープ~P682(12:40)~カズラ谷道~宮妻峡(13:10)


<注意>これから沢を始めたい人!鈴ハイの沢の体験参加したい人!以下を読むべし‼

 ①着替えはおパンツも含め全部持って行くべし!
 ②リュックの中身は全て防水バックに入れるべし!
 ③ヒルスプレー用意するべし!←ヤツはもういるぞ
 ④上下のカッパを用意するべし!(高級品やお気に入りはやめること)
 ⑤初級といってなめて参加しないべし!←これ1番重要!!

 4月17日(日)にたろーさんが初級沢登り入門講座を企画してくれました。

 山行参加者募集時の山行目的には【沢を始めたい人、まだ経験が浅い人、久しぶりなのでやさしい所からスタートしたい方向け】と体験参加も可能と謳っていました。そのため、1名体験参加者がいました。私はまだ沢の経験が浅いので、この初級沢で色々と教えてもらおうと思い参加させてもらいました。

 季節はまだ春だし、沢に入っても膝下くらいでびっしょり濡れることはないだろう...でも、もしかしたら尻もちくらいは着くかもしれないと思い、一応着替えのおパンツとズボンを用意、リュックの中身も濡れない前提で防水バックには入れず、スーパーの袋に入れて行きました。

 宮妻峡キャンプ場の駐車場に集合しそこで約1時間程、体験さんと経験の浅い私達(のろっち&おけい)にロープワークを丁寧に教えてくれました。主に懸垂下降のやり方です。沢では何らかの理由により危ない箇所をロープを使って降りる時は懸垂下降で降りるためです。駐車場でしっかりロープワークを練習し、カズラ谷へ向かいました。

20220417カズラ谷01
沢に入る前に

20220417カズラ谷02
懸垂下降の手順を練習します

20220417カズラ谷03
こうやるんやで
 
 最初から入渓すると思いきや、少し登山道を歩きます。登山道から見える沢には堤防や滝が見えます。心の声→(今日は初級沢、滝なんて当然登らないだろう)そして滝を横目にテクテク登山道を登り、約20分程歩いたあたりから入渓しました。

20220417カズラ谷04
入渓

 ジャブジャブと何も躊躇せずに、沢に入るたろーさん。(冷たいのかなぁ?)←心の声 せめて心臓麻痺を起こさないように、おばはんに心の準備をさせてくれ~とまだ足首辺りまでしか水につかってないのにビビる私。あれッ?思ったよりも冷たくないぞ⁉ネオプレーンの靴下のお蔭か足首辺りでは冷たさは大丈夫でした。駐車場でたろーさんに言われた言葉を思い出しながら、沢を慎重に進みます。

20220417カズラ谷05
これはウォーミングアップ

20220417カズラ谷06
フリクションを確認してね

「沢は人が入った登山道(整備された)ではないので、岩も木も一気に全体重をかけないように。岩も動くか確認してから徐々に体重をかけるように。木も折れるかもしれないのでよく確認してなるべく根元を持つように。そしてなるべく小股で歩くように。」

 後にこの言葉の大切さを実感した場面が何回かありました。特に木がバキバキと折れびっくりしたのが何回かありました。道なき道を行くのも沢の魅力かもしれませんが、私は前を行くナオさんが歩いた箇所を見て後をついていきました。

 しばらくして滝が現れました。高さ約5m程といったあたりでしょうか、(きっと滝を巻いて登るんだろう)と思っていたら、たろーさんが「この滝は巻けないので滝を登るしかない」と言いロープの準備をしてサクサクと登っていきました。

 私は登れるのか?と不安もありましたが、とにかくたろーさんの登るルートや他に登りやすいところはないかなど登るところをよく見ていました。

20220417カズラ谷07
ここは巻けないので

 たろーさんはアイトレの時と同じような感じで、足場を慎重につま先で確認しポイントをみつけたら、じわ~っと体重をかけているのがよくわかります。それがいざ自分の番になると早く登らないと迷惑がかかると思いがばっと岩壁に張り付き、足探り手探りでじわ~っとつま先を載せたつもりでも苔なのかつるっと2回ぐらいは出だしで落ちました。

 ただロープでしっかりと確保してくれているので、怖さはないんですがおパンツまで見事にびっしょりとなりました。(あ~着替え持ってきて本当に良かった~)←心の声

皆も無事に登れ、次の滝に・・・

 2番目の滝は傾斜もゆるく、先にタローさんが登りロープを下に垂らしてくれました。たろーさんが登る前に「岩が脆いからよく確認して登るように」と本当に脆くつかんだらポロッと何回も取れましたがロープを垂らしてくれているのでロープを頼りに登りました。

20220417カズラ谷08
この辺は軽快に

20220417カズラ谷09
左からロープを出しました

20220417カズラ谷10
体験のIさんも頑張ってます

20220417カズラ谷11
この滝を越えると

 そして3番目の滝。今日の核心かと思わせるラスボスの登場です。たろーさんは滝を巻くルートで体験さんを誘導し、なべちゃんは王道ルート(滝)で登ります。私達にはどっちでもいいよと選ばせてくれました。

 私はアドレナリン全開の為、「もちろん滝で!!」っと言ってしまいました。その後必死でなべちゃんの登っているルートを見ましたが、手脚長すぎで焦りました。その後は、おばはん覚悟を決めました。なべちゃんよりはかなりの左側から攻めましたが、何とか登れたので嬉しかったです。

20220417カズラ谷12
アドレナリン全開で越えます

 3番目の滝を登り少し行ったあたりで、天気も下り坂の為、お昼を食べました。その後そこから登山道までかなりの急坂と尾根を登り、登山道まで出ました。私は沢靴のソールがフェルトの為、お昼後に履き替えていたら、ヤツがいました!!

 えー!!もういるの?!奇妙なダンスをするヤツです!驚きと必死で枝で払いのけようとしているとなべちゃんとたろーさんがスプレーを貸してくれました。なべちゃんは詰め替え用スプレーボトルにエタノールが入れてあり、たろーさんは市販の虫よけスプレー(液体)です。どちらも手のひらサイズ。もうヤツがいるのも驚きですがちゃんと用意してある2人にも驚きです、さすが沢屋ですね(笑)

 初級と思いなめて参加していた私は、この日アドレナリン全開で興奮して帰宅しました。これから体験参加される方、鈴鹿ハイキング倶楽部という名前に惑わされないように!

鈴鹿ハイキング倶楽部はガチの山屋です

記)おけい

コメント入力