仙鶏尾根縦走  2017/11/25(土) 晴れ

20171125仙ヶ岳07
青空の気持ち良い山頂


メンバー:とりやさん、ふみふみさん、たけやん、めぐち、くろ

ルートとコースタイム :
小岐須渓谷山の家駐車場 07:07 – 08:10 マド 08:12 – 09:03 国見広場 09:04 – 09:17 野登山 – 09:28 野登寺 09:35 – 10:23 仙鶏乗越 – 11:05 仙の石 11:14 – 11:19 仙ヶ岳(東峰) – 11:31 仙ヶ岳(西峰) 11:33 – 11:49 小社峠 11:50 – 12:52 犬帰しノ剣 – 13:14 宮指路岳 – 13:23 馬乗り岩 13:56 – 13:59 宮指路岳 – 14:06 三体仏岩 14:07 – 14:15 東海展望 14:17 – 15:32 分岐 – 15:42 大石橋 15:43 – 16:13 小岐須渓谷山の家駐車場


 鈴鹿南部は殆ど歩いたことが無かったので、スタート前からワクワクです。
 駐車場は綺麗なトイレもあり、紅葉も丁度良い感じ。

 まずは一の谷を稜線まで上がっていきます。ピンクテープがこれでもか!というくらいあるので迷うことは無いでしょう。空が開けたところが『マド』なのですが、命名の由来は…?伊勢平野と凪いだ伊勢湾が見えましたが、それが由来?
 稜線を上がっていくと国見広場に到着します。鈴鹿の山々、伊勢平野や伊勢湾が一望でき、亀山城主はここから国を眺めたのでしょう。我々一行も古代に思いを馳せながらしばし国見をしました。

20171125仙ヶ岳01
とりや隊長を中心に国見をする5人衆

 国見広場には『鶏足山遠望』と書かれた窓?が立っています。野登山(ののぼりやま)は鶏足山(けいそくさん)というのが正しい呼称のようだが、山頂に立つ野登寺(やとうじ)を慕って野登山という呼称が一般化したようです。
http://yatoji.o.oo7.jp/base_engi.htm

 さて、国見広場を後にして野登寺を目指す途中には登山道の右側に国見岩と野登山山頂(三角点)があるので、見落とさないように進みましょう。
 野登寺の境内に入ると樹齢数百年はあろうかという杉の大木が目立つようになります。大人3~4人が輪になってやっと届く程の大木もありました。『これみんなで輪になったらやっと届く位の太さじゃない?ちょっとやってみない?』とふみふみさん。「それ、反対側が落ち込んでるから危ないでしょ!」とたけやんから鋭いツッコミ(笑)

20171125仙ヶ岳02
大木の直径を図るふみふみさん

 参道の三十三観音に手を合わせながら進むと野登寺に到着します。とりや隊長が鐘を衝いて今日の無事を祈ります。

20171125仙ヶ岳03
とりや隊長鐘を突く

 お寺の少し上に電波塔があり、そこまで車が入れるようで、今日も数台の車が停まっていました。道路を少し下っていくと仙鶏尾根の入り口が見えてきました。日が射しこまない急坂を下っている最中に松ぼっくりを発見した隊長。『これはリスが食べた痕やね』とさすがの博学ぶりを披露。

20171125仙ヶ岳04
りすの食べ痕

 鞍部から一気に登ったところが仙の石です。『これかわいい!』と女子二人が騒いでいたので、近くへ寄って見てみるとハート形の道標がありました。

20171125仙ヶ岳05
仙の石の道標

20171125仙ヶ岳06
仙の石と背比べするたけやん

 初めて見るかわいい道標を見ながら仙鶏尾根を下ります。とりや隊長が異変に気付きました。『間違ったかも・・・』。最後尾にいたたけやんが「ちょっと見てきます!」とすごい速さでもと来た道を登り返していきます。ほどなくして「こっちです!」とたけやんが叫ぶ。他のメンバーもたけやんの後を追って仙の石まで登り返しました。そこには先程みたハート型の道標。『ちゃんと書いてあるね。かわいさに騙されるからこの道標はダメやねぇ(笑)』とふみふみさん。見事に全員騙されました(笑)
 気を取り直して仙ヶ岳へ向かいます。登山道からちょいと逸れて東峰を踏み、また戻って西峰(仙ヶ岳最高峰)へ。東西峰の間は結構離れているんですね。

20171125仙ヶ岳07
仙ヶ岳山頂にて

 ここから宮指路岳までの県境稜線は地図でざっと見ただけでも10ヶ所ほどのピークがあります。急登を登り、ザレザレを下り、ヒヤヒヤのやせ尾根を通過していきます。難所の犬返しの剣を越えれば宮指路岳です。『犬返しの剣ってどれのこと?あのトキトキしたやつ?それともこっち?』 「・・・ 剣の形をした岩のことじゃないと思うよ(笑)」結構緊張する場所でしたが、天然さんに緊張がほぐれました。

 宮指路岳山頂から少し下り、風を避けられる場所でちょっと遅めの昼食です。稜線は風が強かったがここはぽかぽか陽気で気持ちいいです。昼食後は東海展望経由で小岐須渓谷へ戻るだけです。途中、山と高原地図に書かれた三体仏を目指していましたが降り口が分からず、ここかな?と降りたところは東海展望と名付けられた巨石群。東海展望って名前の由来も気になりますが、とり あえず登って見てみましょう。確かに東方面の海は見えますが、これが由来?分からん。

20171125仙ヶ岳08
東海展望に登る面々

 ここから宮指路岳を振り返るとそれらしい巨石が三つ。『あれでしょう』とたけやん。確か宮指路岳に登る前にこんなの見えてたな。。

20171125仙ヶ岳09
三体仏

 ヤケキ谷は赤や黄色の絨毯が敷き詰められたような落ち葉と、ちょうど見ごろの紅葉した木々が織りなす幻想的な雰囲気。大石橋まで下ってきて分かったことですが、もう一つの下山道『カワラコバ』は封鎖中でした。舗装路をてくてく下りながら先日入会したばかりのめぐちに「どんな山行がお望み?鈴ハイってガッツリ山行が多いけどどうなんだろう?」と問いかけてみると、『春山で体験山行に参加して気分が盛り上がってきても、夏は沢登りかアルプス縦走で参加できずモヤモヤします。この時期に初級山行があると嬉しい』との回答でした。ふむふむ、初級山行も需要がありそうかもな。ちょっと考えてみよう。
 我々一行は舗装路から少し逸れて屏風岩へ。鉄の吊り橋が掛かった川の両岸が高さ20m程えぐられた岩壁で、それはまさに屏風を立てたようだ。が、『屏風岩ってどれ?もっと先にあるのかな?』とどんどん進んでいく天然さん。。。

20171125仙ヶ岳10
屏風岩

 予定より2時間遅れのゴールでしたが、見所たっぷりスリルたっぷりの楽しい山行でした。

記:くろ


≪とりや追記≫
 久々のこだわりくろさんを迎え、このところ進歩著しく口うるさくもなってきためぐち(^^;
 鈴鹿の山のキャリアはダントツで超多忙ながらいてくれると安心のたけやん、
 いつもスマイル元気印のふみさん!

 気に入った場所があると、ついついまったりしてしまうリーダーに付き合ってもらってありがとう!
 ヒルが出る前の早春の宮指路、仙ヶ岳もいいですよ。
 また一緒に歩きましょう!

コメント入力