高知 安居渓谷 弘沢 2025.5.3

屏風ノ滝へ迫る。

高知県 仁淀川水系安居渓谷 弘沢谷


【メンバー】 たばっち、toyoちゃん、ユウ、ちさ(一般)、なべちゃん、てつや(L、記)

【コース】見返りの滝900〜弘沢橋(沢と横切る林道の橋)1430〜入渓地点まで車で約30分。


2025.5 GWは四国遠征です。

前夜11時に三重県内に集合、7時間後には入渓地点である千仭橋のたもとに到着しました。

早朝の山奥にもかかわらず、さすが有名観光地だけあってちらほら観光の車両を見かけます。

2台に分乗してきたので、1台を出渓地点である弘沢橋にデポします。ここからは車で林道を往復1時間ほど。途中から未舗装でやや深い段差はあるものの踏み固められたダートで普通車でもなんとかたどり着けました。これで帰路の長い林道歩きをキャンセルできます。

千仭橋に戻り、傍らのスペースで準備を整えます。

装備を整え、出発。

橋から見下ろすと

見返りの滝。

入渓直後。すでに抜群の渓相。

寝不足の目が覚めます。

キラキラ。

前夜にまとまった降雨があったため、水量豊富で沢全体が輝いています。

水と戯れたくなります。

連瀑帯の入り口はジャンプして対岸に。

まんたろう、キレキレのジャンプ!

念のためロープを出します。

水量が多いので巻き込まれたら吹っ飛んでしまいます。

連瀑上部のゴルジュ。

水流が収束されすごい勢いでボイルしています。

しかし、見た目に反して深さが腰腹程度だったので歩いて突破できました。

ゴルジュウォーカー

転けたらグッバイなので、

後続の沢女子メンバーのためのロープ確保します。

鈴ハイ研究生のちささん、危なげなく突破。

まんたろう、ホームの高知で抜群のパフォーマンス。

toyoちゃんも覚醒。

ゴルジュのなべちゃん、本日も通常営業。喜んで!

核心ゴルジュを超えてひと安心です。

釜から泳いで取りついたり。

全ての滝は登るのも巻くのも容易で楽しい限りです。

やがて目の前に現れたのは、、、

屏風の滝。

光たゆたう水面と門のように構える岩。

その奥には静謐なゴルジュ空間とひと塊りの水流。

神秘的な空間。

思わず見とれてしまいます。

ふと、ちささんが僕に問いかけます。

「あそこまで行くんde、、、」

「行きますよ!」

食い気味に満額回答をしました。

行けばわかるさ。

迷わず行けよ。

ダーー!!

圧巻!

来てよかった!!

もちろん、ユウさんも。

なべちゃんは通常営業。喜んで!

間近でこそ体感できるものがある。

その経験ががシナプスに刻み込まれ沢ヤの精神を構成するのです。 

沢成分が全身に行き渡り充足したのでダイブ&スイムで戻ります(僕だけが)。

初泳ぎ

入口の門まで泳ぎつき、さすがに寒さを感じ始めていたので

早く戻ろうと思い来た方を見ると、、。

門の影から、たばっちがあらわれた!

ゴルジュで “ひょっこりはん“ だ!

思いもよらない、いきなりたばっちに驚愕してしまいました。

しかし、たじろいでいる場合ではないです。

なぜなら、いきなりたばっちは、まあまあ溺れかけているからです。

ユウさんと2人でなんとかかんとか引き揚げました。

一本釣り!

やった!

その後、ちささんも釣り上げました。

そしてtoyoちゃんもやってきました! 自称泳げないはずのに、、、。

今思うと、ロープを引いて行けばよかったです、ゴメンナサイ。

あとでどうして来たのか聞いてみたら、

「行ってみたかったから」

そう! それや! 

ソイヤ!!

その初期衝動こそが、人を沢に向かわせるものなのです。 

みんなでこの景色を共有できたこと、うれしかったです!

門の手前まで戻り、右岸を巻きます。

しっかりした踏み跡があり数分で上へ行けてしまいます。

この先は難所もなく、いくつか岩間の滝を快適に超えていくと

流れが穏やかに。

渓相は極上。

デポ地点の橋が見えてきて遡行終了です。

車に乗り込み林道を30分ほど下ると出発地点に到着。

観光客で賑わう安居渓谷を後にしました。

旅は続くよ。


今回は3泊4日の四国遠征。

仁淀川の河畔のキャンプ場で、お気楽キャンプも極上のひとときでした。

もちろん無料、予約不要、混雑無用です。

地酒、カツオのたたき、ウツボの刺身。


最終日前夜は地元の居酒屋で土佐のおきゃくを嗜みました。

やっぱりタタキが好き。

店主の御厚意でオープン時間を早めていただいたうえ、閉店間際まで。

お酒も肴もお話も、最高のひとときでした。ありがとうございます!!


やはり、四国はハードボイルド・ワンダーランド。

沢よし、酒よし、肴よし。

そこだけにしかない時間が、場所が、人が、あるのです。

何度でも訪れたいのです。

訪れるたびにひとつずつ深く知り、ひとつずつ好きになっていくのです。

メンバーの皆さん、素晴らしい時間をありがとうございました。


動画です。

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