2025/4/27-28
<メンバー>
とりや(CL)すみすみ りかさん(記)
<コース>
三本滝レストハウスP(バス乗車)8:45発-9:20位ヶ原山荘10:00-肩の小屋口11:30-頂上小屋13:55-14:06剣が峰14:30-肩の小屋口15:20-位ヶ原山荘16:05
今年のGW最初のイベントは、ライチョウ探しの乗鞍岳でした。
しかも位ヶ原山荘1泊で2日間にわたりライチョウを求めて雪原をさまようという、鈴ハイ野鳥部の神髄発揮ツアー。
状況がよくわからない私は、位ヶ原周辺に行けばライチョウがいるもんだと思ってエントリーしましたが、よくよく行程見たら、がっつり雪山登山じゃないですか。しかも、初日はすずらん橋あたりから歩くという。天候が良ければ乗鞍(剣が峰)に登頂するという。
調べたところ、初日の27日は春山登山バスの運行開始日らしいし、そしたらエコーラインの途中の三本滝レストハウスの駐車場バス停から位ヶ原まで乗ればよくない?
相談したところ、リーダーとりやさんは「僕はどっちでもいいけど~」、すみすみさんは「大雪山縦走に備えてトレーニングで三本滝から歩きたい」
虚弱体質で足弱の私は、歩きプランにしぶしぶ賛成しつつ、いざとなったら一人でもバスに、と密かに決意したのでした。
しかし、翌日午後から天気が崩れそうなため、出発地点は三本滝レストハウス駐車場、初日に剣が峰に登頂ということで三本滝からバスに乗ることになりました。しめしめ。
普通の体力の?登山者はこのコースで早朝スタートで三本滝から登り、日帰りで剣が峰往復が可能なのですが、今回はたくさんのスキーヤーに混じって宿泊の位ヶ原山荘までバスで行き、不要な荷物を預けて頂上を目指します。
春山バス運行初日とあって、第1便は5台つらなって出発しましたが、開通したばかりの雪の壁に挟まれたクネクネ坂を登っていくバスの運ちゃんはすごいなと思いました。


で、着替えやら余分の水やらを小屋にあずかっていただいて楽になったかと思いきや、なかなか大変。すでにトレースがばっちりでスノーシューこそ不要ですが、アイゼンを履いて足取り重く、黙々と雪の急斜面を登っていきます。
けっこうきつい💦
そうだ、私、高所に弱いんだった。
気づいた時にはすでに遅し、ハァハァ。
肩の小屋を過ぎだんだん遅れがちになってきて、先行の2人と距離が離れてきたころ、あっ、白いものがハイマツに。
探し求めたライチョウがいるではありませんか。




遠目にも、とりやさんが嬉々としてレンズを向けているのが見えます。
近い!近すぎる!このまま逃げないで!

しかし、いつものパターンだと私が到着したころに飛んじゃうんだよなぁ。
と思ったらやっぱり飛ばれました(涙)
予想を裏切らない展開でした。

気を取り直して頂上を目指します。
何しろ天気がすごく良い。
機嫌が直るのも早いが依然として足取りは重い。
スキーヤーの皆さんが下りの支度をしている鞍部に到着したころには、かなり時間が押していました。
稜線では強風に見舞われる予想でしたが、幸い剣が峰頂上はさほどでもなく、ゆっくりと360度の眺めを楽しむことができました。
さすが、どこに登っても見はるかすことができる乗鞍、逆に乗鞍からも御嶽や北アルプスの絶景が望めます。



すっかり満足して下山しますが、あれだけいたBCスキーヤーのみなさんは潮が引いたようにシュプールを残してスキー場のゲレンデに滑り去っていました。
三本滝レストハウスのリフト下まで1時間強くらいなのかな?
登山者もほぼ残ってないやん。





こちらは何しろ泊まりなので、さほど慌てる必要はありません。
来た道を戻り、宿で炬燵に入り読書したりおしゃべりしたり。
とりやさんとすみすみさんはきたるべき夏山に向け打ち合わせに余念がなく、私は談話室の図書コレクションで面白そうな本を見つけてパラパラ読んでみたり。
ジビエ(鹿)鍋や鶏のホイル焼きをおかずに晩ご飯をいただき、ふかふか布団でぐっすり。


小屋の楽さを覚えてしまうといつも思うことですが、テント泊なんて好き好んでやるより、できれば小屋に泊まりたい!

翌朝は午後から雨予報ということで、朝ごはんの後も早朝から行動してまたまたライチョウ探し。
コースを少し変えて、エコーラインを越え大黒岳のほうへ往復してみましたが、ライチョウの影もなく声も聞かれずでした。

昼前のバスで下山して乗鞍高原の温泉へ。
温泉に着いた頃に本格的に雨になり、早めの下山が正解でした。
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