三嶺剣山&うどん旅🎶 2025.4.19-20

四国に来たぞ!

<メンバー>こうじ(L)、toyoちゃん、みきてぃ、まる、パロ、かなやん(記)

<コース>名頃登山口6:10ー三嶺10:00ー白髪避難小屋11:30ー高ノ瀬14:00ー丸石避難小屋14:45ー次郎笈16:15剣山17:20ー見ノ越P18:50


昨秋からのリベンジ案件、四国の三嶺から剣山の絶景稜線を歩いてきました。

三嶺は高知県の最高峰、剣山は百名山、それを繋げて歩くのですからワクワクです。🎶

 当初はテン泊で天狗塚からの縦走予定でしたが、ここは稜線美が売りなので、スカッと晴れた青空の下で歩きたい。雲多そうな2日目はやめにして、観光グルメの旅に即決チェンジで皆の意見が合致。こうじさんが巧みにAIを使いこなし、お宿手配やベストな観光ルート、うどん県・香川を満喫するべく食い倒れ企画を考えてくれて、歩いてハッピー、お腹もハッピー(食べ過ぎで苦しい)な遠征となりました。急な仕事で行けなかったマッキー、ごめんね~。

今回の旅で特筆すべきはアクセスの悪さでしょう。前夜10時に車2台で亀山出発、淡路島を抜け四国に入ると、藍住~美馬IC間が工事で夜間通行止めで、下道を延々と走る羽目に。これがもう、凄い道。路面は舗装路で綺麗なのですが、脳みそか、ちぢれ麺か?見た目3kmが実質は10km、ウネウネ道は鹿やウサギが飛び出る夜間動物園と化し、後部座席に座っていた私は車酔いして苦しくて苦しくて、ここがこの旅の最難関でした。因みに見ノ越Pに至る道はどこを通っても同じような酷道です。

そして見ノ越に車をデポして名頃からスタートするのに、こうじさんがジャンボタクシーを手配してくれたのですが、タクシーは台数が少ない上に、何度電話しても繋がらない、繋がってもこんな酷道なので嫌がられる、と予約するのも大変だったそうです。

 4時半前に見ノ越第一Pに到着。5:30に予約したタクシーが来るまでに小一時間あったけど、結局一睡も出来ないまま朝を迎えました。20kmを歩き通せるのだろうか??

タクシーは早く来た。スマホ忘れそうになって焦る。

タクシーに乗り込み運転手のおじさんのお国訛りを聞きながら、ウネウネの道を下り名頃Pへ。まだ桜が満開の登山口に着くと、既に10台ぐらいの車がありました。

三嶺登山口 さあ、がんばるぞ〜。

身支度を整え出発。最初は緩く登って行きますが、ダケモミの丘を過ぎると徐々に斜度が上がってきました。景色はブナやモミの樹林帯からやがて笹やコメツツジの低木になり巻くように進むと、三嶺ヒュッテ分岐手前で急斜面のガレ場が出てきました。「よ~こんなとこ登ったなぁ~!」と思わずパロちゃんの口から漏れるほどで、ちょっと危ない。水場の案内板がありましたが、ここで汲むのは大変そうです。

背の高い木立にはヤドリギが沢山
ガレた斜面。石落としそうだよ〜。
大岩を見上げながらトラバース

避難小屋のヒュッテに着くと、まだ雪の残ったお池の周りは笹原でとても雰囲気が良く、小屋の中も窓が多く明るくてとても綺麗。この後にも2箇所避難小屋がありましたが、ここが一番良かったです。

朝から胃腸の調子が悪いパロちゃんと、丈の短い靴下を履いてきて踵が靴擦れしてしまったみきてぃは辛そうでしたが、薬を飲んだり、手当をしたりして騙し騙し頑張って歩いています。

三嶺ヒュッテの景色
パロちゃん 大丈夫かぁ〜?
中は凄く綺麗!泊まってみたい。

三嶺山頂に着くと、このコースの二大ハイライトと言ってもいいでしょう、西に伸びる天狗塚への稜線は、天空の縦走路。こっちより、あっちの道の方が良かったんちがう?と思うほど美しくて、心はロックオン!次は絶対行く!と心に誓い次の山カヤハゲに向かいます。

三嶺山頂へ、あと少し!
踵 痛いよ〜。あれこれアドバイスもらうみきてぃ。
うぉ!ここが四国一の稜線かぁ〜!行ってみたい💕
こっちの道も気持ちいいよん。🎶

三嶺の南斜面は急峻で天狗岩という大岩があり、鎖場通過でちょっと楽しい。その後は危険個所も全くなく快適な稜線歩きを楽しめました。アップダウンを繰り返しながら、茅野や笹原、白骨樹が立ち並ぶ丘にオオヤマレンゲ保護ネットのある道、広い空に浮かぶ雲、心地よく吹き抜ける風、色んなこと感じながら歩く道。歩くって楽しい!

鎖場 出て来た!
降りてみるとこんな大岩だった。
カヤハゲから白鬚山分岐へ 登り返しにヒィハァ
いぇ〜い!笹原は爽快!🎶
白骨樹が立ち並ぶ 大台ヶ原みたいね。

近かった三嶺が遠くなり、仲良く並ぶ次郎笈と剣山が段々近づいてきました。高ノ瀬から丸石へ、次郎笈は目の前に見えているのに結構遠い。みきてぃの足が痛いこともあり、白髭避難小屋から三嶺に引き返そうか?丸石避難小屋からエスケープして谷筋を下ろうか?とか途中リタイアの案も出ましたが、タクシー掴まる確約もなし、谷筋の情報なしで荒廃の可能性大、車のある見ノ越へは上り坂で歩くのも大変、と、結局剣山まで歩いた方が早いということになり頑張って歩きます。

平和丸から高ノ瀬をこなし、さあ丸石避難小屋から先はいよいよクライマックス!なんと稜線の美しいことでしょう!時間も押しているので、次郎笈ピークを踏まずに巻道から行こうか?巻道には水場もあり、冷たい水で喉を潤すことも出来ます。山頂ルートと巻道の時間差は25分だよ、行きたい人はペース巻いてね、と こうじさん。そう聞くや否や、まるちゃんとパロちゃんはあっという間にいなくなり、見ると走っているではありませんか!なんという体力!遅れて後を追うtoyoちゃんと私。しかしダークホースのごとく追い上げるtoyoちゃん。toyoちゃん、待って~とペースの上がらぬ老馬(婆)の私。トップに躍り出たtoyoちゃんは二人を抜き去り安々とピークゲット!私は次郎笈に来るのは2度目でしたが、やはりここの展望は素晴らしい!前回は剣山から次郎笈、今回は裏側から登れたのが凄く嬉しかったです。しかし丸石から次郎笈への登りは中々の登りでしたよ。

toyoちゃん、待ってくれ〜!
稜線 最高!
元気いっぱいのまるちゃん、パロちゃん
風が気持ちいい〜!🎶
やりました!次郎笈 登頂!

巻道で新鮮な冷たい水をお腹いっぱいに満たし全身うるうるになって来たこうじさんとみきてぃと合流し、映えスポットの大岩の上で写真撮り、剣山ピークに着くとだ~れもいない。数日前に雷が落ちて送電線が遮断したとかで、リフトも動いてないし頂上ヒュッテもシャッター降りててお土産買うことも出来ず、風も出てきて肌寒く、記念写真撮って足早に山頂を離れました。

巻道の水場は水量たっぷりで冷え冷え
次郎笈をバックに映えスポット✨
次郎笈と歩いて来た山々を眺めて
剣山 山頂 よく頑張りました!
御神体の大岩と共に はいポーズ!

大劔神社の方に回るとまだ道は雪に覆われていて冬の名残を楽しみながら気を付けて通過。とっぷり日が暮れるのでは?と心配していましたが、ヘッデンなくても見える予定通りの時間に下山出来ました。何といっても皆が無事に歩き通せたことが良かった!

まだこんなに雪が残ってたよ。
ここも次郎笈の見える映えスポット💕
歩いて来た稜線をバックに
大劔神社
御神体である巨大な「御塔石(おとうせき)」が鎮座
夕陽を眺めながらゲザーン!

 下山は19時前でしたが、お宿までがまた遠い!夕食難民にならない為に、うねうね山道をスピード出して走るけど、行けども行けども延々と続くカーブ。(私はもう顔面蒼白でぐったり)漸く町に降りたけど、ナビの示す先に店が無かったり、予約で満席だったりで、ぐるぐる車で回った挙句、やっと行きついた先の店は、味も店主の対応もサイテーで皆の気持ちはドン引き。

しかし、こうじさんが見つけてくれたお宿「寿し六旅館」は18畳の広々としたお部屋で女将さんも良い方で大満足。もうお風呂入ったら、皆すぐに爆睡!みきてぃは携帯持ったまま寝落ちしてました。(笑)

2日目は食べるよ~!!朝ラーならぬ朝うどんを目指し、7:30出発。9時オープンの「三嶋製麺所」はオープン同時に次から次へと人が来る。恐るべし香川!

冷と温、大と小 選択肢はそれだけのシンプルさ
弾力、喉ごし、最高でウマウマ💕

軽くうどんでいなした後は、琴平でこんぴらさん観光し、高松行ったらここは外すな!という骨付鶏の有名店「一鶴」へ。やっぱ山の後は肉だよね~。噛み締めるほどに旨味じゅわ~っとスパイス香る鶏焼きを食べお腹いっぱい!その後「うどんバカ一代」にハシゴして、もう食えん~と思ったけど、美味しすぎてペロッと食べてしまいました。お腹が許すならもう一軒行きたかったわ。

にわかお遍路さん
旅は道連れ?
おみくじ引いて
良いの出たかな?
高松来たら是非!噛み締めるほどにウマい!
お腹も心も幸せいっぱい!💕

 こうじさんの素晴らしいリサーチ力とアレンジ、電話連絡や場所確認などこうじさんの右腕となってきびきびと動いてくれたまるちゃん、仲良くしてくれた皆に感謝の二日間でした。有難うございました。

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