大峰 上多古川 矢納谷 沢登り 2024.10.20

アカナメクチキの滝

<メンバー>
たろー、けい、ゆう

<コース>
上多古川林道(7:40)~矢納谷出合(8:10)~昇竜ノ滝下(9:15)~昇竜ノ滝上(9:45)~アカナメクチキの滝(10:30)~コウリンの滝下(11:15~11:50)~アカナメクチキの滝(12:30)~矢納谷出合(14:00)~上多古林道駐車地(14:20)


 大峰ゴルジュキャニオニングが中止になったので日帰り沢登りを再度企画。とは言っても10月下旬。思い切り水に入るのも気が引ける季節になってきたので、今まで取り残していた初級沢、上多古川、矢納谷に行く事に。

 いつものようにR169を南下していくと何故か霧雨が降っている。天気予報は晴れのはずなのになあ・・。テンションイマイチのまま上多古集落から林道を進み、道が荒れる前に車を停めて出発準備。林道終点まで少し歩くと矢納谷出合。左から入ってくる支流沿いの杣道を登って行き、際どいトラバースで矢納滝を超えた所で入渓する。

林道終点にある看板
矢納滝
何だか危うい巻き

 谷は大き目の岩の間から水が流れる大峰の沢らしい雰囲気。途中、楽しそうな滝も出てくるが、シャワーや泳ぎをする気分ではないので巻き気味に遡行していく。記録によく出てくる朽ちかけた梯子はアルミの脚立に代わっていた。

遡行開始
岩の間を塗れないように登って行く
夏なら突っ込んだかな
夏なら突っ込んだかな2
ここはちゃんと超えたような・・
脚立、高さが足りん・・

 しばらく進むと前方にとてつもなく高い所から落ちてくる滝が見える。昇竜滝だ。この前の四ノ川もそうだけど、この界隈にはまだまだ見たことのない大滝が潜んでいるんだなあと改めて思う。

巨岩帯
ルーファイが厄介
昇竜ノ滝

 当然登れないので左岸の杣道を大きく巻いて滝上へ。斜面に付けられた道型はところどころ不明瞭でスリップしそうな際どい箇所も・・帰りもここを通るのかと思うと気が重い・・。途中、鉄骨で組まれた架線の架台が出てきてびっくりした。この辺は林業が盛んだったんだろう。

昇竜の滝は大きく巻く
ここルートなのかなあ
電線を通してた跡みたい

 昇竜の滝の上は平流になって癒しの雰囲気。この辺りから日差しも出てきていい感じ。次に現れるゴルジュは泳ぎが要りそうだったので取り付きもせず、左岸の巻き道を選択。

昇竜ノ滝の落ち口を眺めるけい君
日差しも出てきた
いい雰囲気
ゴルジュ入り口の滝、迷わず巻く
ゴルジュを上から眺める、巻いて良かった

 ゴルジュを巻き降りるとアカナメクチキの滝。美しい斜瀑の左岸から15m程の滝が懸かり見事な景観だ。この景色を見るだけでこの谷に入った価値はあるだろう。

懸垂で巻き降りる(クライムダウンできる場所がありました)
アカナメクチキの滝
一見の価値あり!

 アカナメクチキの滝は左岸のルンゼ状を登って越えると斜瀑8m。ここは水際と登って越える(やっと沢登りらしい登り)。

右岸からも行けそうだけど左岸を巻く
やっと沢登りらしく

 その後、傾斜のあるゴーロを登って行くとコウリンの滝。2条に分かれた滝がスゴイ迫力で水を落としている。

コウリンの滝
コウリンの滝、全景
集合写真

 この滝も杣道を使っての巻きとなり、その上は見所も少ないので今日はここまでとする。滝を見ながら昼食を摂って下山開始。杣道は不明瞭で迷った記録がいくつもあるので、基本登って来たルートを辿って林道まで戻る。結果的にほとんど濡れる事はなく、何だかいやらしい巻きの滝見登山に来たような感じだった。

アカナメクチキの滝の下
脚立のところは懸垂下降
矢納滝をのぞき込むけい君

 けい君やゆうさんには物足りなくて申し訳無い感じがしたが、関西起点ルート100の一つをクリアできたので良しとしよう。

 今年の沢登りも最終盤。あと何回沢に行けるかなあ。ゆうさん、けい君ありがとうございました。

記)たろー

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