<メンバー>
たろー、おけい、おりえ、toyo、まひろ
<コース>
滑川温泉(7:30)~前川大滝沢~滑川大滝下(8:20)~Ca1330二俣(11:35)~登山道(11:40)~滑川温泉(13:00)
安達太良高原のキャンプ場を出発する時には霧雨が降っていました。今日(遠征二日目)は天気も良くなる予報だったけどおかしいなあ・・。まあ、沢なので少々濡れても問題無し。集合場所の滑川温泉まではクネクネの道を走って行く。途中、峠駅のすぐ横を通ったが、こんな山奥に駅があるなんて、そして(山形)新幹線が通っているなんて信じられなかった。
福島屋でまひろ君と再会。社会人になったまひろ君は何だか大人びて精悍な感じになっていました。福島にも仕事にも慣れ、地元のバリバリの山岳会で活動しているようで、おじさんは何だかうれしくなりました。
再会を祝した後は沢装束に着替えて出発。少し道を下った橋の袂には明瞭な踏み跡があります。さすが全国区の名渓。谷に降りてすぐに立派な滝がお出迎え。温泉が近いせいか岩が鉄分で茶色になっています。おかげでぬめりも少なくフリクションを効かせながら快適に登っていけます。
滝をいくつか超えて視界が広がると目の前にナメ滝がバーン!!!これはすごい。火山地帯特有の一枚岩の上を幅広いナメが滔々と流れています。感覚的には沢上谷と前鬼川と米子沢を全部足したような(3では割らない)スケールと美しさ。空は曇天で紅葉にはまだ早いけど、700km走って来た甲斐がありました。みんなありがとう!
と、感激するのはまだ早かった。小一時間遡行すると何やら白い壁状のものが見えてきた。滑川大滝(東北最大)だっ!!!
谷の幅いっぱいに白い布が空から降ってくるような巨大ナメ滝。これまでたくさんの滝を見て来ましたが、これほどのスケール、美しさの滝はめったにありません。言葉で表現できないのがもどかしい・・・
滝の下で記念撮影をしたあと、右岸の巻道(明瞭)を使って巻き上がります。一部、高度感のあるトラバースがありますが、沢慣れた人ならそれほど問題にはならないでしょう。
大滝の上も5mから10mの滝が次々現れますが、どれも楽しく登っていけます。難しい所には明瞭な巻きルートがちゃんとあります。
ただ、最難関とされているY字の滝はへ吊って取り付くのが難しかったので一瞬ですが釜を泳ぎました。10月の東北で泳ぐとは思いませんでしたが、大丈夫でした。
標高1300メートルを過ぎるとゴーロ(巨岩)が増えて、平凡になってきたので右岸から入る支流を辿って登山道へエスケープします。
登山道は昔、鉱山で利用されていたのかトロッコやレールや何だか良くわからない遺構もあってたばっち好み。不明瞭という記録もありましたが、そんな事は無く普通にスタスタと歩いて滑川温泉まで戻れました。
下山後は秘湯マニア垂涎の福島屋でお風呂を頂き、大きな道の駅で早めの夕食を摂り、土産物を買い込みます。
まひろ君とは「また沢に行こうね」と約束をして解散。再び、安達太良高原のキャンプ場に戻ります。
金曜日とは打って変わってキャンパーでにぎわうキャンプ場で軽く飲んで就寝。せっかく猫のおやつを買ったのに昨日の親子は現れませんでした。
記)たろー
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