メンバー:メンバー:たばっち、りかさん、なかちゃん、体験さん(=こうせいさん)、さっこ
コース:和佐又ヒュッテ(1150m)から大普賢岳(1780M)のピストン
コースタイム:約6時間、距離:約7km、登り983m、下り983m
6:30和佐又ヒュッテ – 6:55和佐又のコル – 7:28シタンの窟 – 7:32朝日窟 – 7:44笙の窟(小休憩) – 7:59鷲の窟 – 8:29石の鼻 – 9:46大普賢岳(休憩)
10:11大普賢岳 – 10:50小普賢岳 – 11:06石の鼻 – 11:29日本岳(文殊岳、孫普賢岳) – 11:49鷲の窟 – 11:54笙の窟 – 12:00朝日窟 – 12:23和佐又のコル – 12:40和佐又ヒュッテ
国指定天然記念物「オオヤマレンゲ」を求めて、八経ヶ岳に向かうも国道の通行止めで行者環トンネルにも辿り着けず、山変して大普賢岳へ。
和佐又からの周回コースは時間的に厳しく、和佐又から大普賢岳のピストンでコンパクトな日帰り山行となりました。
大普賢岳山頂手前で、まさかの「オオヤマレンゲ」と遭遇!私個人的には世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部を歩けた事や下山後温泉の「山鳩湯」にも入浴できて、内容の充実した山行となりました。(さっこ記)
和佐又ヒュッテ駐車場よりスタート。ここは穏やかだが、上空の雲の流れが速い。強風を覚悟。
植生も豊富ですが生き物もたくさん生息しているようです。
和佐又のコルまでは緩やかなアップダウン。
下の画像は、りかさんによると、熊が削ったものと・・・、比較的、新しい。気を引き締める。
道中のお花達にも癒される。
木の生い茂る登山道を抜けてチャート岩ゾーンに入ってきた。
「シタンの窟」漢字で書くと「指弾の窟」らしい。行場であるため納め札が納められている。
朝日窟に到着
朝日窟からさらに進み、笙の窟(ショウノいわや)に到着。窟の中で群を抜いて大きい。
笙ノ窟を調べてみると、複数のレベルの高いスーパースター僧が(時代はそれぞれ)厳しい修行をされた場と語られている。
大峯山行所・七十五靡(なびき)のうち、「六十二靡」の行場霊地(熊野本宮大社から数えて62番目の靡だそうです)で、
冬籠の行場で千日籠修行が行われていたとされている窟だそうです。(引用:「日本遺産吉野」よりhttp://japan-heritage-yoshino.jp/)
「笙ノ窟にこもりて寂莫の苔の岩戸のしずけきに涙の雨のふらぬ日ぞなき」という日蔵上人の歌碑もあり、相当厳しい修行であった事に思いを馳せます。
日本岳(文殊岳、孫普賢岳とも言うそうです)との分岐
ここから先は梯子が多くなります。
双門の滝山行を彷彿させる梯子の連続。そして酷な激下り😢
岩礁を抜けて草木が多い登山道になりました。ミストが幻想的。大峰らしい!とりかさんが呟く。
大峯奥駈道と合流して少し進んだ山頂手前で、保護ネットが見えた。オオヤマレンゲの保護ネットだった。
見頃を過ぎているかもしれないが、まさかの収穫でテンション瀑あがりです。
オオヤマレンゲ観賞&撮影を終えて山頂へ向かい記念撮影と小休憩。
小休憩をして下山開始。来た道を戻ります。下山時はオプションを盛り込むのが我々のあるある事例。ただのピストンでは終わらせない。
まずは、小普賢岳へ。
そして石ノ鼻へ。大峰の山々。奥深さを感じる。
りかさんが大峰らしいと讃するミストの光景。
もちろん、日本岳(文殊岳、孫普賢岳)にも向かう。岩登りチックなゾーンで私がどこに手をかけて、どこに足を載せようか思案している間になかちゃんとこうせいさんはサクサクと登っていってしまった。2人のわくわく感が伝わってきた。クライミング系が好きなんだな^^;
日本岳を下っていると、オカリナの響きが聞こえてきた♪りかさんのオカリナだ^^
分岐で休憩チームと合流して、往きに通った4つの窟を再度通過して和佐又ヒュッテに戻りました。
たばっちはオオヤマレンゲ情報をすれ違う登山者の皆様にシェア、りかさんは知り合いのガイドに遭遇。
下山後の温泉は、山鳩湯(やまばとゆ)で風情ある源泉かけ流し温泉に入る事が出来ました。
入之波(しおのは)温泉 「山鳩湯(やまばとゆ」
ナトリウム一炭酸水素塩の濃厚な泉質で、時間が経つにつれ無色透明から黄金色に変化
加水なしの源泉100%掛け流し
引用:山鳩湯(やまばとゆ)公式HPよりhttps://yamabatoyu.co.jp/
山鳩湯さんのお食事処で「冷やし山菜そば」をいただきました。みな同じメニュー^^;
名物の釜飯は注文してから40分くらいかかるらしいのでお風呂前に注文しておくのがベストです。(この日、学びました)
大普賢岳は前から登りたかった山だったので私的にラッキーな山変でした。さらにオオヤマレンゲも観賞できて、さらにラッキー。下山後の山鳩湯も風情あり、しかもこの源泉でしか表現できない唯一無二の温泉に入る事が出来ました。
企画実行してくれたたばっちにも感謝です!いつもありがとう。また、登るスタイルの違いやその時々のコンディション等それぞれあるけど、それぞれの個性や体調・体力が集まっても、皆が楽しく登れる山行というのがこの会の良き点だと痛感しました。
(今回も山行記じゃんけんで負けた–;さっこ記)
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