北アルプス 焼岳 雪山始め 2023.12.10


<メンバー>
たろー、こうじ、りー、ぱろちん、しま、つる

<コース>
中尾高原登山者用P(6:20)~中尾峠(10:05~10:35)~焼岳北峰(12:05~13:15)~中尾峠(14:15~14:35)~中尾高原登山者用P(16:40)


雪山はじめに北アルプス焼岳に行ってきましたー

雪山は夏のソロでは味わえない、魅力や緊張感がいっぱい。やはり私にとってはアルプス雪山はチャレンジな山行となる。

たろーリーダー今回の焼岳は、中ノ湯からのメジャーコースからではなく、中尾登山口から登ります。
はて?どこそれ?

直近の山行記録もないルートなので『出たとこ勝負!?』
まっ、、、目的はラッセルトレーニングですから!
経験豊富なメンバーに体力抜群の若手メンバーなので、経験値まだまだな私も一緒に挑戦させてもらいます。

前日夜のうちに新奥飛騨温泉郷中尾♨️のエリアを抜けて登山口に近い駐車場で泊まりました。
テントと車に別れすぐに寝ます。
我々以外の車は無し。
あれ?寒くないぞ、、、

翌朝も他には誰もいない。
6時半スタート。
登山口前には地熱発電所なるものがあった。
現代版”釜爺”?がせっせと
蒸気をボーボー💨出して発電していました。

地熱発電所が出来ていました

さてさて、雪かなり少ないんじゃない?という考えも当初あったが、、、そこは北アルプス!
標高上がるにつれ、樹林帯にはしっかり雪がありました。
しかしトレースもしっかりありました。ちょっと残念そうでもあるメンバー😅

しかし、後から考えると出だしからノートレースラッセルやったら時間厳しかったかも。

登山口ではうっすら
徐々に増えてきた
白水の滝
倒木の下を潜る
モフモフになってきた

森林限界超えるまでの一部区間はモフモフした雪質だったのでトレーニング兼ねてワカン装着!

やっぱりコレコレ!雪の踏みしめる感触はたまりません♪
さっそくワカンも履けたし、雪山慣らしには丁度良かったかな?

分岐あたり
ワカン装着
空が開けてきた

樹林帯を抜けると火山性ガスもそこら辺から出ている活火山のお山・焼岳。
硫黄の匂いもそこかしこからしてきます。

樹林帯を抜け中尾峠に来ると青一色の空に笠ヶ岳や穂高の峰々が見えます。綺麗!
目前の焼岳の火山性ガスの煙も穏やかに上に昇っていた。

稜線出ても無風〜こんな好条件の北アがあっていいのでしょうか?

地熱で雪が解けています
中尾峠

ここからはヘルメット・12本爪アイゼン・ピッケルに換装し、いよいよ岩稜帯の雪山歩きとなります。

出だしは笹ヤブと岩稜帯になり踏み抜きに注意しながら登っていきます。トレースは消えた?か無いみたいで踏み抜きの少なそうな場所を選びながら登って行きます。
まずは若手のしまくん、つるちゃんがガンガン引っ張ってくれます!
こうじさんもラッセルトレインで先頭で踏み抜きドボンを避けながら登って行きます。

アイゼンをつけて出発
シュカブラが美しい

さて、我が鈴ハイ。
“鈴ハイラッセルはジェンダーレス”
名言のような?ルールがあるので、みんなで歩きます🙂
と言いながらも私の番では、雪が薄くなって楽なところから先頭歩かさせていただきました😆
薄氷を踏むとバリバリッと割れた。

ルーファイに注意

調子乗りすぎて歩いていたらルートロスト…
また若者に先頭譲りしばらくすると岩場の露出が少ない雪のついたトラバースエリアが現れた。

つるちゃんが先頭でノートレースのトラバースゾーンにラッセルでステップを作って登って行った。

緊張のトラバース
つるちゃんのトレースについていく

コンディション良く、我々後続もステップにアイゼンをしっかり効かせ、ピッケル刺しながら急斜面をトラバースで登って行きます
が、、、万が一があれば即OUTな高度感のあるトラバース。。。

ここから急斜面に

緊張感がしばらく続きました。
雪山ならではの緊張感です。

身体起こして見上げないと前の人見えないくらいの傾斜だったが、まさしく、天(太陽)に向かって登って行くメンバーが眩しく輝いていた!✨🥹
かっこいい!
雪山の醍醐味!

太陽に向かって登る

しかし、
夏の岩場とか高度感ある場所はけっこう平気なほうですが、雪山となると一歩間違えれば巨大滑り台…手で掴めないので不安が増して怖い。

まぁこれも雪山の醍醐味のひとつなんでしょうけど

難所を超え頂上直下のコルに出れば穂高連峰の絶景と硫黄臭?をおかずにお昼休憩。
いやいや…ちと濃度が濃い気が…

濃厚な温泉臭の中で休憩

後日談ですが、たろーさん火山性ガスのせいで気管支系に症状出ているようですので、皆さんもお気をつけて!たろーさんお大事に…

空身で焼岳北峰に登頂しに行きました。
このピークにはトレースが無かったので、最近登った人はいなかったよう。
中ノ湯からのルートにもトレース無し。
ただし、焼岳南峰には数名の登山者の姿あり。

北峰
穂高
南峰にも人が

なかなかない好天の北アルプス。
目の前に広がる穂高連峰かっこ良すぎる。
貸切の焼岳北峰、無風で寒くもないのでまったりしすぎました😅

快晴無風
最高
槍も見えた

あの難所を今度はトラバースで下ります。
下りはより緊張します。ここからが核心です。

しっかりステップもあるので前向いて歩けましたが、途中からバックステップです。

しかし私はこのバックステップが苦手で、、、😓
しっかりしたステップはあるものの緊張で一歩が思うように出ず、皆のようにスイスイいきません。
つるちゃんは前向いて普通に降りていってるけど、、、早すぎる

下りは緊張
バックステップは苦手

『しっかりしたステップあるんやから、一歩大きく出してみー。体重移動をきちっと意識して丁寧に足動かしたら大丈夫。ピッケルに頼りすぎず、なるべく身体を起こすことやでー。』

などなど、後ろのたろーさんからのアドバイスを意識するとなるほど!と身体で感じました。
仲間を待たせてしまったけど、なんとかトラバースの難所を無事クリア!

まだまだ修正べきところ沢山かもしれませんが、またひとつ経験値がUPしました。

下山が嫌に長く感じたが、暗くなる前に下山できてホッ😌💨
ホテル焼岳でまったりあったまり〜♨️
硫黄三昧でした♪

見納め

冬山でこんな超好天なんて滅多に遭遇できない。また、”雪山はじめ”にして、いきなりの難易度?とも思いましたが、最高のワンデイ雪山アルプスは無事幕を閉じました。

いつもながらこんな素晴らしい冒険ができて、たろーさんはじめメンバーには感謝です。🥹

記)パロ

コメント入力