<メンバー>
たろー、ふみふみ、なべちゃん、こうじ、しま、てつや、ゆう
<コース>
宇賀渓(8:00)~金山尾根分岐(8:25)~蛇谷Ca650m・入渓(9:15)~ロープワーク確認~下降開始(10:55)~五階滝(14:00)~蛇谷出合(14:40)~魚止め滝(15:00~16:00)~宇賀渓(16:25)
新たなジャンルとして最近脚光を浴びているキャニオニング。興味のある方初めてみませんか?と声を上げてみると、経験のあるてつやさんがアドバイザーとしてスタートアップ講座を開いてくれるとの事。練習の場として何処がいいかな~といろいろ考え、勝手知ったる鈴鹿の蛇谷に出かける事にしました。
宇賀渓からテクテク歩いて金山尾根に取り付き、蛇谷沿いについている地理院地図の登山道を辿ります(いきなりの登りは堪える・・)。標高650m辺りの河原から入渓。
まずは基本的なキャニオニング用のロープワークの説明がありました。通常の懸垂下降との違いは、滝壺(足がつかない)に降りた時に如何にスムーズにロープを解除して泳ぎに切り替えるかという点です。
他には懸垂下降も数をこなさないといけないので、如何にスムーズに行うかがポイントになります。
装備の面では、下降器は基本エイト環を使うという事、ロープはスタティックロープを用いる点、レスキュー(ロープ切断)用のナイフは折り畳み不可等を教わりました。
解説が終わったら実際に谷を下っていきます。最初に出て来たのは2条の7mほどの滝、さっそく実践します。トップはビレイヤーにローワダウンで降ろされる為、二人の連携がとても重要になります。
トップは水面とロープ末端が同じになったら離脱しますが、ここがなかなか難しい。おまけにダイナミックロープを使った場合は自分が思った以上に伸びるので驚きました。後続は普通に懸垂下降です。人数が多いので二手に分かれてどんどん下ります。
蛇谷は滝がたくさんあるので練習もたくさんできます。登れないような滝も下るのは問題ありません。何度遡行した蛇谷ですが、登りと下りでは受ける印象が全く違うのに驚きました。
ゴルジュの入口(下から見て)にある滝も流木を支点に懸垂下降。この辺りまでくるとホイッスルでの意思疎通も様になってきました。
クライムダウンを交えながら五階滝も通過し、蛇谷出合いにかかる30m滝を1ピッチで下ります。ちょっと水流を浴びる所もありましたが、全員スムーズに下降。この滝を全員登るのは難しいけど下るのは(ロープワークさえしっかりしていれば)誰でも出来るなあ。
あとは宇賀川本流を下って行くだけ、と思っていたら魚止め滝でガイデットラペル(いわゆる実父ライン)を実演してもらいました。これなら水流に入るのはトップだけでいいし、負傷者の搬出にも使えます。そして何よりアトラクションとして楽しかった。これはマスターしよう。
クライミング力や体力的に大きな滝や困難なゴルジュに立ち向かうのは厳しいなあと思い始めていましたが、キャニオニングなら遡行困難なエリアにも入っていける可能性が広がりそうです。何だかワクワクしてきました。
来シーズンは本格的に装備をそろえて色んな所へチャレンジしたいと思います。てつやさん、講師役ありがとうございました。参加の皆さんお疲れ様でした。
記)たろー
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