<メンバー>
たろー、ふみふみ、なべちゃん、いさお、miu、しま
<コース>
千石林道ゲート(7:25)~魚止め滝(8:50)~仙人滝(10:20)~ホラ貝の滝(10:40)~昼食~鎌滝(12:25)~サスケ滝前(14:20~14:45)~飯場跡(15:35~16:10)~摂津道~千石林道ゲート(17:50)
今回は、2021ラストゴルジュと銘打って 奥ノ平谷 で 沢泊予定でしたが
天候が怪しいため1Dayで佐助滝まで
広い河原を歩いて千石谷との出会いへ、ここから左の奥ノ平谷へ
少し歩くと顔を真上に見上げるほど高く、両岸が立っている。
正にラストゴルジュに相応しい渓相
すっかり北アルプスの青空にボケていた私ですが、一瞬で心引き戻されます。
光の届かぬ谷底へと足を踏み入れると否が上にもワクワクします。
待ち受けるのは4m戻滝。
ナベちゃんが嬉しそうにロープを引いて闇の中へと泳いでいきます。
滝に取付きもそれほど苦労もせずに上がりました。
後続は体力体温温存のためロープをたぐり取り付きます。
ちょっと滑ってますがカチがあり手に足で上がれました。
奥へ足を踏み入れると直瀑5m、魚止めの滝。
ここも窯が大きくナベちゃんが泳いでいきますが流れがある様子。
岩壁までたどり着き探っていますが厳しそうです。
珍しくナベちゃんが首を振って取っ掛かりさえ見つけられず戻ってきました。
じゃぁとタローさんが相変わらずの速さで真っ直ぐに滝へ近づいていきます。
滝身の真下から手を伸ばしグッと身体が持ち上がったかと思うと…アレ?
戻ってきました。○十肩が… って、マジ行けるかと思ったのに
誰か行く?と、フラれますが、10月半ば あそこまで泳いで滝に打たれたい立候補者は出ません。
次回のお楽しみです☆
四方を岩壁に囲まれたゴルジュ、巻くために戻ります。
東北では積雪の観測もあろうかというのに戻滝を飛び込み闇の中へ
何気に陸までが遠い(苦笑
巻道はコチラです。とばかりに残置ロープが有りますがコレが渋い。
私は、ほとんど腕力勝負で なんとか棚の上へ
と、ビレイしてくれてたナベちゃんが上の工作をしに上がり交代。
え!?「ナベちゃん行っちゃうの??」と、私とタローさん…
仕方有りません、タローさんには心を決めて私のビレーで上がって頂きます!
手がかりも足がかりも無い滑り落ちそうな斜面に身を置き、ムンターを抑えられる位置を探る。
タ「いや、それ止まらんやろー」
私「いや、コレいけます」
不思議なもので、機能する位置関係にさえなれば不安は消えるのですね。
(けど、ムンターは重かった。次回はオートブロックで)
タローさんが上がってビレイを交代
一段上がって既にナベちゃんがトラバースルートを開拓中。
いさおさんがビレイしてますが、セルフは貧弱な枝レベルの木を束ねてます。
私は木の根の塊を見つけてセルフを取り、次ぎの段取り。
…んー なんかメッチャ渋いぞ。
ロープ残2mでナベちゃんから笛の合図、後続も続いて行きます。
復帰は懸垂。
全員揃って、釜の奥に2段8m。右側をヘツリ気味に上がりました。
続く谷底。せり出す岩壁の隙間から微かに光がもれ奥に白泡が僅かに見える。
暗く狭く底の見えぬ淵に身を沈め、進み出会える。 2段10m仙人滝。
トラバースが確信らしいが、水量少なめで皆楽勝で上がります。
次に現れるのは法螺貝のゴルジュ。と言って良いだろう景観、その奥に法螺貝の滝。
笛吹川の法螺貝とは全く異なり、岩壁の闇の中で滝の流れだけに光が帯びている。
そして圧巻の鎌滝
まるで神が鎌滝の為に作ったかのような
巨大なドーム型の部屋の奥に鎮座、何人も寄せ付けぬような大きな釜へ轟々と30m。
名もなき20mにちょっと寄ってから、本日の大トリ 佐助滝。
この滝は逆くの字の右の流れが本流らしく正面より流れが強い。
よく見ると上段の中程は階段状にも見えます。登れるらしい。
本日はここ迄。下山は摂津道(最近は佐助道とも呼ばれるらしい)
が、これがちょっと分かりにくく標高上げすぎてしまいトロッコ跡へ戻って仕切り直し。
ビッシリ実ってるサルナシに後ろ髪惹かれつつ尾根を下ります。
何時の間にか日が落ちるのが早くなってるんですね。
久々のヘッデン下山となりました。
今回は沢一年生の中で唯一の参加だったシマ君。勇気あるなぁ☆
突然、懸垂のセットをフラれて戸惑ったかもしれませんが、本チャンでも経験や気づきをくれるのが、タローさん始め鈴ハイの仲間です。
私自身、何も知らなかった去年とは別人レベルで成長することが出来ており感謝の一言に尽きます。
沢の面白さは、経験と成長で別次元フェーズに入る。
流石のチョイス「2021,ラストゴルジュ」の名に相応しい ゴルジュ オブ ゴルジュ!
闇と光の 台高 奥ノ平谷でした。
記)miu
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