<二人一組でリードのビレイとトップロープのビレイを練習しました>
<メンバー>
ジュリ、ガビ、くろ、こうじ、パロ、みか、おさ
今日はビレイ講習会の予定でしたが、雨天予報のため「不測の事態に備えたロープワーク」講習会へ変更となりました。
内容は
・カラビナのクリップの練習
・ビレイ時のロープ操作
・ビレイヤーの自己脱出
・セカンドクライマーを安全に降ろす方法
・懸垂下降の登り返し
・1/3引き上げシステム
などを教えていただきました。
講習会ではみんなが交代でそれぞれのロープワークを何回か練習しましたが、私は早い段階で頭の中がパンク状態でした。
ロープワークの流れが理解できず、言われたままに手を動かすので精一杯でした。
でも、くろさんからは事前に沢山の資料や画像・動画をメールでいただいていたので、家に帰ってからの復習がわかりやすかったです。
ありがとうございます。
個人的には以前から「懸垂下降の登り返し」の方法を知りたかったので、今回の講習会で教えていただけて良かったです。
本やネットで見てもよくわからず、どう練習していいのかもわからなかったので良い機会をいただきました。
実際やってみるとものすごく腹筋を使うし、キツイ作業でした。鈴ハイに入る前の私だったらできない動作でした。
これを現場でパニックを起こさずスムーズに行えるようになるには、相当な練習が必要だろうなと思いました。
他のロープワークもしかりです。
くろさん、一緒に講習会に参加したみなさん、色々なアドバイスやご指導ありがとうございました。
以下、ロープワークのおさらいです↓
(くろさんの資料・動画からそのまま引用している部分も多々あります。すみません)
≪ビレイヤーの自己脱出≫
~リードクライマーをビレイ中、クライマーに不測の事態が起こり、身動きが取れなくなった場合~
①ビレイデバイスをミュールノットで仮固定。オーバーハンドノットで末端処理⇒両手がフリーになる。
②荷重を移す
・ロープ上部にクレイムハイストを結ぶ
・クレイムハイストと支点をスリングで連結(マリナーズヒッチで)
・クレイムハイストを上にずらして荷重を自分から抜く
③ミュールノットをほどいて仮固定解除
④エイトノットを結び、別の支点に固定してバックアップをとる
≪セカンドクライマーを降ろす方法≫
~セカンドクライマーをビレイ中、クレイマーに不測の事態が起こった時にクライマーを降ろす方法~
〔小さく降ろす場合〕
・ビレイヤー側のロープを持ちながら、確保器のカラビナを上下させてロープを緩める
〔大きく降ろす場合〕
①確保器の小さい穴にガースヒッチでスリングを結ぶ
(ルベルソだと穴が小さくてスリングが入らないので細引きなどを用意しておくと良い)
②支点のカラビナにスリングを通し、末端にカラビナをかける
③ビレイループにカラビナをかけ、ビレイヤー側のロープでムンターヒッチを作る
④ ②のカラビナをビレイループにかける
⑤体重をかけて確保器の向きを変え、荷重をビレイヤー側にうつす。
セカンドクライマーを降ろす速度はムンターで調整。
≪懸垂下降の登り返し≫
~懸垂下降中にロープが下まで届かなかった場合~
・懸垂下降時にマッシャーでバックアップをとっておく(マッシャー①)
・PASを確保器のカラビナにかける(バックアップ操作時にゆとりを持たせる為)
①荷重をうつす
・確保器の上部にマッシャーを結ぶ(マッシャー②)
・マッシャー②のカラビナをPASにかけ、PASがピンと張るまでマッシャーをずらす(PASは短めにした方が後の動作が楽になる)
・確保器を動かしてロープを緩める→PASに荷重が移る→確保器を外す
②足場を作る
・ガースヒッチで足にスリングをまく
・スリングをマッシャー①のカラビナにかける
③登り返し
・足場に立ちこみ、同時にマッシャー②を上へずらす
・しゃがんでマッシャー①を上へずらして足場を上げる
・上記の動作を繰り返して登っていく
≪1/3引き上げシステム≫
~セカンドクライマーが登れない時~
①クライマー側のロープにクレイムハイストをセットし、支点に仮固定する
②荷重を移す
・確保器のカラビナを動かしてロープを緩める→クレイムハイストに荷重が移る
③プーリーにロープをセットし、上の支点に設置
④軽く体重をかけてクレイムハイストから荷重を移動
⑤クレイムハイスト側のカラビナをビレイヤー側へかけなおす
⑥クレイムハイストを限界まで下げ、ロープを引っ張る。これを繰り返す
みか(記)
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