≪メンバー≫
たばっち、たけやん、はる、パロ
≪コース≫
白倉林道(8:21)-中電第二発電所(9:00)―堰堤渡渉(9:39)―飯場跡・隧道(10:34)―行き止まり(11:06)-清五郎滝(11:23~12:00)―堰堤(12:42)―滝(13:21)―壊れた橋(13:38)―堰堤(14:44)-第二発電所-駐車地(16:08)
銚子川の深い谷沿いに木材運搬の為の鉄道が走っていたとのことで、今はなき鉄道跡を巡る〜大人の遠足〜
橋梁の石積みは崩れ本来あるべるき存在としてはもうなく、時を止めている。
しかし、松などの草木生い茂り新しい命を宿して佇んでいる。
時が経ちレールはもうないが、、、
車輪だけが残されていたり。
水平道を作るために岩壁を削り出した痕跡。
硬そうな岩盤をゴツゴツと削ったそのままの形で穴が通っていて、苦労がよくわかる隧道。
滝をも横切る水平道らしき跡。
断崖絶壁なところにどうやって積んだんだろうという石積みなど、
人々の手によって作り出された風景が自然の中に溶け込むように残っている。
生活の営みの痕跡も至る所に残っていた。
竈門、竈門の中にはオタマまであった。
さらに、お椀、弁当箱、懐中電灯、電器の傘などなど、そして作業の終わりに一杯やって疲れを癒したのであろう、酒瓶のガラスが無数に割れて落ちていた。
形をそのままに留めた瓶もあり、ラベルが瓶自体に刻印されたかっこいいウイスキー瓶など、いつの時代のものなんだろう。
当時に思いを馳せ、勝手にタイムスリップ。
こんな谷の深いところに鉄道をよく作ったものです。滝など自然の力に圧倒されるけど、人間の力もすごいもんやなー。とつくづく思う。。。
ちょっと柄にもないテイストで書いてみましたが、銚子川鉄道跡を巡る山旅は、ノスタルジックと銚子川の自然美に感動する景色ばかりでした。
しかし、一応テープや沢に降りる入口を知らせる案内がありましたが、自分で言っておきながら”遠足”ではなくバリエーションです!笑
橋梁跡では縦に2本渡してある土台のコンクリートは、1本が両足ちょっと分の幅しかなく、ちょっと太めの平均台!そんな危険な橋渡りが何度かあります。
さらに杭が出ていたり、草木が邪魔をしていたりるする箇所もあり慎重に。
高いところが苦手な人には少々ハードルが高い様子。
たばっち最初は橋の手前で固まっていて、最初は一緒に手を繋いで渡りましたが、最後のほうは1人で渡れていました。頑張りました!たけやんさんも”全集中”で、威風堂々といった姿勢で渡られていたのが印象的でした。
私にとってはザレや急斜面下りが本当に嫌で、清五郎滝を観に行くときに、浮石だらけの激斜面をみなさんはスイスイ下っていく。
『こんな急斜面下るくらいなら上で待ってます』絶景見たさよりも過去にこんな斜面で少し滑落したトラウマで足がすくんでしまい、、、。
しかし、しばらくするとたばっちが違う場所から歩いてきて、『パロちゃんいい道あったよ!』
とのことで、作業用に歩かれていた道があり、無事ハイライトのひとつ、大迫力の清五郎滝を間近に観ることができました。凄い‼︎
取水施設のレトロな建物もあり、ヘルメットなんかも落ちていた。
そしてもう一つのハイライト、崩れた橋梁を観る為に、沢に降りてからのスタート地点より下流にまあまあな距離をピストンします。
これが結構荒れていて、、、水平道やから歩きやすいと思ったら大間違い!です。汗。
あれ?沢登りにでも来た?
でも苦労して辿り着いた先には、、、冒頭に述べた素敵な風景が目の前に広がります。
まるで宮崎駿作品に出てきそうな風景。
なんとも味わい深い風景を堪能できました。
たばっちのリサーチ力によりマニアックかつ極上の”大人の遠足”ができて良かったです◎◎◎
ただし、山を普段やってない人が、映え目的で安易に入るのは危険だと感じました。(ソロも極力避けたいところ)
またまだ大台ヶ原エリアには鉄道跡が至る所に残っているんだとか?まだまだ奥が深そうだね!
バリエーションルートを上手く歩けるテクニックをもっと磨かなくちゃ!!
<おまけの話>
最初の渡渉時についたのか、私の靴に○ルが!2度出没。(デコピン一撃で未だ実害はなし)
はるさんは、ヒ○がお嫌いなので『三重の山は終わった、、、』とテンション下がり気味
また、たけやんさんはなんと!背中に潜んでいたそうで、車のシートが血まみれに‼︎だったとのこと。
みなさん、ヤツらもシーズンインしてしまいましたので、気をつけて素敵な山ライフ過ごしましょう。
記:パロ
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