<メンバー>ふみふみ、くろ、パロ
<コースタイム>
1日目 5:07 大貝戸登山口- 7:10 藤原山荘 – 7:40 藤原岳 – 8:51 治田峠 – 10:12 セキオノコバ – 10:56 竜ヶ岳 – 11:37 石槫峠 – 13:49 三池岳 – 15:23 釈迦ヶ岳 – 16:43 ハト峰(泊)
2日目 5:07 ハト峰 – 6:17 根の平峠 – 7:01 コクイ谷出合 – 8:15 杉峠 – 8:48 雨乞岳 – 10:24 沢谷峠 – 11:30 御在所山 – 12:30 武平峠 – 13:22 鎌ヶ岳 – 15:18 水沢岳 – 16;06 イワクラ尾根分岐 – 17:24 入道ヶ岳 – 18:41 椿大神社
※このコースのルート定数は102です(距離45.54km、累積登り3749m、同下り3742m、歩行時間26.7h)。
今回の山行では歩行時間が21.42hだったので、コースタイムの0.8倍で歩きました。休憩時間は含んでいません。
★1日目
『一歩を出せば前に進む。』
いつの間にか さっきまでいたピークは小さくなっている。
私にとって念願のチャレンジ企画でした。
しかも、今回はサポートなし、テン泊装備を担いでという趣旨での企画で、この一年間テント泊もほとんどしていなかったので正直不安だらけでした。
くろリーダーは夏のアルプス縦走に向けての確認とのことで、私はテン泊装備で果たしてこの縦走路を歩き切れるのか?というところが、テーマでした。
そんな中、ふみふみさんが、応援したいから参加するよ!とサポーター役も兼ねて参加して頂きました!(スタート前テントをわたしが持つ!と言ってしまったのでふみふみさん荷物が軽くなってしまいさみしそうでした、、、笑)
大貝戸登山口より5時すぎに藤原岳に向けてスタート。
まだ夜明け前ヘッデンスタート。
なにやら山の主的な獣?聞いたことのない鳥?の鳴き声で出迎えてくれました。
朝日で紅く染まる中、くろさん出だしはゆっくりめに良いペースで歩いて頂きましたが、想定時間より早く避難小屋に着きました。
一座目の山頂【藤原岳】7時40分到着
山頂では雲ひとつない青空と目指すゴールまでの稜線がしっかり見渡せました!
御在所岳の観測所がかなり小さい!雨乞岳なんて遠いんだ〜!
でも気持ちの良い天気。
さぁ頑張るぞ!!
藤原岳からの激下りや治田峠から静ケ岳への登りがしんどかったです。
ふみふみさんとトレーニングで縦走しに行っていたので、しんどいのは織り込み済み。
セキオノコバあたりでくろさんスイッチオン!
くろさんのスピードにはついていけませんが、ふみふみさんに後ろで見守ってもらいながらペースを崩さず歩きました。
2座目の【竜ケ岳】10時56分到着
人気の竜ケ岳山頂は沢山の人で賑わっていました。山頂ではいつもの強風はさほどなく、本当に気候気温ベストコンディションでしま。しばらく見晴らしの良い稜線を歩き、石榑峠へ。
しっかり標高下げます!
下りは得意な方なので、登りが遅い分を巻き返します。
石榑峠の水場スポットで昼休憩。
ふみふみさんテント装備ないので水をがっつり担いでくれることになりました!(なんだか嬉しそう笑)
石榑峠からは未踏のルート!くろさん曰く縦走でしか通らないよね!とのこと。
三池岳までが地味ーに長い…
2、3回 方角を変えながら進みます。あのピークが三池だったらなー、なんて思うこと数回。ようやく着きました。
あのーここのピークを7座のうちの1座でいいんじゃ?
頑張ったので記念撮影。あっ3座目ではありません!三池岳の3です。(3にちなんでいっそ3座目にしてよ)
釈迦ケ岳へも長い道のり…
登りで足を何度も止めそうになり、
『脚を止めたら心も止まる!』と自分に言い聞かせながら必死に登り返していると、ふみふみさんはそれを聞いて『パロちゃん前向きになったね!』と。
3座目【釈迦ケ岳】15時23分到着
くろさんからもいいペースだよーと励まして頂きました。
釈迦ケ岳で下界の景色に癒されながら休憩をし、テン場予定地へ。
16時43分羽鳥峰手前の落ち葉フカフカな樹林帯のテン泊地到着。
風が凌げて静かで良いテン場でした。
くろさんツェルト、私たちは2テンを設営中に
『くろさーん』
ん?誰か呼んだ?気のせい?
そんな声を聞いてほどなく、なおさん、たばっち登場!
何とサプライズ応援に駆けつけてくれました!しかも、たばっちのウクレレとなおさんの歌で応援してくれましたーカンドー!涙
草もちや飲み物、パンや水など明日への活力になる差し入れまで!なおさんはくろさんとビールで一杯やってから、明るいうちにと、お二人は颯爽と下山されていきました。元気でるなー!これぞ鈴ハイ!
※ちなみに、なおさんはノンアルです。
< 竜ヶ岳が見えました。切り開かれた一本の道がビクトリーロードのよう?気が早いか >
< 竜ヶ岳にしては珍しく風も穏やかで、多くの登山客で賑わっていました >
< 釈迦ヶ岳に到着です。さっき3だったから4?。いえいえ 3座目です >
★2日目
羽鳥峰峠のテン場を5時スタート。
根の平峠には6時17分に到着した。
穏やかに愛知川沿いに進みますが、距離が長いよー。渡渉もあったり。なかなか雨乞も姿を現してくれません。
鉱山旧跡もある道で、営みの痕跡地は良いテン場だそう。
杉峠からの急登を越え、雨乞岳までは背丈を超える笹藪漕ぎ!
4座目【雨乞岳】8時48分到着
今日は雨乞いません。このまま晴れてくださいね。
いよいよ鈴鹿セブンのボスたちが目前に!
やっぱりかっこいい鎌ヶ岳…
その前に御在所岳です!
沢沿いに歩きます。こちらも雰囲気は良い。
可憐な花々を時々楽しみながら♪
沢谷峠から登ります。こちらも縦走者しか通らないので静かな山中。標高差300m近くを50分程で登って立派な建物の御嶽大権現に到着。久しぶりのアスファルト。そして御在所岳三角点へ。
5座目【御在所岳】11時25分到着
大勢の人で賑わっています。
昼食をとりつつ、靴を脱ぎ足のストレッチをすかさずする先輩お二人。流石です!
鎌ヶ岳にむけて、まずは武平峠へ。
ザレあり、岩(ロープ)ありの激下り。
ここもはじめて通りました。
鎌ヶ岳への登りは、アルプスを彷彿とさせる山容なだけあって登りはなかなかキツい。武平峠からの鎌ルートが一番きついかも?
“イケメン”鎌様は立ちはだかる壁に感じました。
6座目【鎌ヶ岳】13時22分到着
もう、ようやくたどり着いた感のある鎌ヶ岳でお腹一杯状態。
鎌尾根では、入道ヶ岳が背後に見える。入道ヶ岳の背後から回り込むように尾根が続き、いくつものアップダウンを繰り返し、イワクラ尾根分岐からも長ーい道のりとなります。最後の試練です。アップダウンきつい箇所あり。
ちなみに、ふみふみさんはソールが剥がれてビニールテープ巻き巻き状態。ソールが無い状態でもザレザレの急登下も余裕でこなします。くろさんもふみふみさんを気遣いながら引っ張ってくれます。
鎌尾根やイワクラ尾根をコソ練で歩いたときはスイスイ行けたのに、流石に疲れからか、ザレ場に足をとられ尻もちついたりしました。
イワクラ尾根最後の登りは、手も使いながらよじ登るため叫びながら力を振り絞り、、、
山容とは裏腹にラスボス感がある登りでした。
馬酔木ゾーンを抜けると、日に照らされて輝く椿大社大鳥居がみえた瞬間、涙が出ました。
7座目【入道ヶ岳】17時24分到着
セブンマウンテンピークゲット♪
やったー登り切れたー!!
山頂には同じように縦走してきた若者2人もいて、達成感を共有した。
輝く鳥居の先に青空と下界もくっきり。
最後も景色が祝福してくれていました!
まだ沈む前の夕日に見送られて下山開始。
18時36分ギリギリヘッデンなしで舗装路まで下りてこれました。
無事完歩!!
椿大社でお参りしミッションコンプリート
くろさんによる計画、ペース、休憩間隔は全体通して歩きやすく、ふみふみさんは終始励ましてくれて、ニコニコ太陽のように元気をくれて、サポートしてもらい、さらにはなおさん、たばっちの応援、天候、気温、花々、全てが最高でした!そんな全てが私の足を前に進ませてくれました。
休憩もしっかりとりながら終始×0.7〜0.8のペースで歩ききれたとのことで、自信にもなりました。
テン泊装備を30l(スタート時11〜12kgほど)になんとか収めるようにしましたが、”ファストパッキング”する重要性にも気付かされました。今後のテーマになりそう!
全体を通して、鈴鹿のセブンの山はひとつひとつの間隔が長く、しっかり”下山”してまた登ると言った感じのアップダウンを繰り返すためやっぱりしんどい。その分達成感が半端ない!急な下りやザレなどありテクニックも磨けるし、それぞれに個性のある山なので飽きがこない素敵な縦走路です。
チャレンジ企画まだのみなさんも
ぜひチャレンジしてみてください!
長丁場ありがとうございました‼︎
パロ(記)
< 今日のルートが一望できます。この角度からみた鎌ヶ岳はかっこいいねぇ >
< さあ見えてきたぞ。カマ様待ってろよー・・・と言いながら歩いていました >
< 最後の長丁場を見渡す。『直線距離は近いんだけどねぇ』 >
< ビクトリーロードを駆け上がる!もう泣きそうになってます >
< 7座目 入道ヶ岳に到着しました。鳥居がゴールテープの様に見えました >
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