<メンバー>
もっちゃん、ずみ、つよっさん、toyoちゃん
<コース>
御座石鉱泉(5:00)~燕頭山(8:00)~鳳凰小屋(11:30)~地蔵岳(13:15)~鳳凰小屋~燕頭山~御座石鉱泉(17:30)
春が来るまでにまだ雪山を楽しまなくちゃ!
というわけで南アルプス地蔵岳に向かいました。
登山登山口付近は新芽がニョキニョキと顔を出し、すっかり春♪
しかし落葉を踏みしめながらどんどん高度を上げると雪が見え始めました。さらに急登を上って体が温まる一方、高度を上げていくとキリリとした冷気が頬をさしネックウォーマーや手袋で体温調整、ホッカイロも使いました。
昨日、下界に雨を降らせた雲はここでは大量の雪を持ってきてくれました。おかげでノートレースのコースはフカフカ。膝上の深い中を先頭交代しながら進みますが体力不足の私は後陣で追います。
トラバースのラインは慎重に選び足元を固めながらゆっくり進みます。思った以上に時間がかかり後ろから他のチームに追い付かれたけれど、「お先に」と名乗り出る人はなく鳳凰小屋までずーとトレース泥棒されました。
ラッセルで体力消耗し、お腹が減ってしまったので小屋の前で昼食。
みんな温かいヌードルを食べてたら、ででーん! つよっさんから「ミスターチーズケーキ♡」 サプライズでホワイトデーだからとお取り寄せの絶品ケーキをプレゼントしてくれました! 超でかく、すごく爽やかな味が口いっぱいに広がるのに口の中で一瞬にして消えてしまう。余韻に浸りながらうっとり美味しさの記憶だけが残る。大きなサイズを4人でペロリと平らげました。
さぁ、まだ上りが残ってます。思いのほかここまで時間がかかってしまい、タイムリミットを決めて再スタート、さらに地蔵岳へ向かいます。
けれどワカンとアイゼンの選択が難しく、急な登りに手間取った私は最後までついて行ける自信がなく途中で登頂を諦め、ワカンに履き替えながら小屋まで下りてのんびり待つことに。
後から来たチームは登頂を諦めて小屋あたりで引き返す人がほとんどでしたが、さすが鈴ハイメンバーはほどなく元気に時間を巻いて余裕で降りてきました。
あとは険しい長い下りが待っています。
朝の道を思い返して難所を覚悟しながら進んでいくと、ラッセルのお礼といわんばかりに朝、後続していたチームが今度はしっかり帰路を固めてくれてました。おかげでかなりの距離と高度を巻き返して思ったより早い時間に駐車場に戻ることができました。私ひとり登頂できませんでしたが雪に埋もれることができて満足の一日でした♪
記)ずみ
リーダー追記
私たちが鳳凰小屋で休憩している間に一人だけ地蔵岳に登っていき、それまでとは逆にトレース泥棒させてもらい少し楽になりました。樹林帯を抜けると雪深さがなくなり、アイゼンでさくさく歩けるようになり、リミット前に登頂!天気がよかったので敗退にならなくてよかった。朝早く出発したのが功を奏しました。ラッセル頑張りすぎて下りは膝が痛くてぐだぐだだったけど…
4人で登頂できなかったのは残念でしたが、たっぷり雪と戯れられてよかったです。12時間以上の長丁場になってしまったけど、やりきった感でいい疲れだったな。
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