第三回雪山研修会 2021.02.07

20210207_伊吹雪山研修10


<メンバー>くろ、こうじ、パロ、あゆ
<コースタイム>7:40 上平寺登山口 – 8:52 上平寺城跡 – 9:34 弥高尾根・上平寺尾根分岐 – 10:00 弥高山 – 12:16 伊吹山頂 – 14:00 弥高山 – 14:16 弥高尾根・上平寺尾根分岐 – 14:46 上平寺城跡 – 16:00 上平寺登山口


くろさんによる定期企画。雪山訓練山行に参加させていただきました!
積雪量なども考慮して、今回は伊吹山です。
強風になるべくさらされないルートということで、若干マイナーな上平寺ルートでピストンです。
私もこちらははじめてのルートです。
まず、雪のない林道では、疲れない歩き方のコツを復習しながら歩きます。重心移動を意識して足を運びます。
あと、ストックを前に突きすぎて前傾しすぎないようにね!前回指摘を受けました。

上平寺城址付近は雪が増えてきました。
ペースも意識して歩きます。おしゃべりができるくらいのペースを保ってね!
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 <少し雪が出てきました>

先頭も交代しながら行きます。
雪もあるので敢えて巻道を使わず急斜面を直登するあゆさん。
くろさんの訓練など雪山山行に積極的に参加されていて、急斜度のラッセルももろともせずスイスイ登っていきます!
温度上昇した後の雪質に時々踏み抜きあります。
弥高山の手前のひらけたところから見えた伊吹山は、まだまだ遠い。
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 <スカイラインが見えます。山さんたちはどの辺を歩いているのかなぁ?>

ガスガスで山頂も見えなくなっていました。
程なくして左斜面は樹林帯、右斜面は雪庇もできる程の斜面。
右の雪庇は踏み抜かないように気を付けながら尾根歩きします。
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 <雪庇に気を付けて!>

メジャールートには、生憎の気象条件にもかかわらず沢山の人が登ってきているようでした。
こちらのルートは、2名のパーティーと7.8名ほどのパーティーと我々だけでした。

ピッケルワークレッスン。
まずはピッケルでのセルフビレイ。
ピッケルの刺す向き、角度など意識して、しっかり刺さっているか確認。

次に冬限定の直登ルートで山頂まで目指しますが、ここでアイゼンも使います。
12本爪アイゼンは私も約1年ぶりです。

斜度がきつくなってきたのでアイゼンワークレッスンです。
ピッケルとアイゼンを使って尾根を外れて急斜面で練習もします。
アイゼンの重みを活かして蹴りこもう!いかに疲れないようにするかがポイント。
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 <急斜面でアイゼンワークの練習中>

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 <なかなかの傾斜だけど、ちゃんとできてるかな?>

急斜面での練習中に雪面の割れ目(クラック)を発見。
雪崩の危険性があるサインだとのこと。
目で見て学習!
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 <バームクーヘンもたくさんありました! 雪まくりって言うそうです>

山頂目前でホワイトアウトも体験。
さらに山頂付近は爆風!
直立不動の日本武尊さまの前で耐風姿勢。
また、雪の小さな壁(段差)でピッケルと前爪だけで登る練習もし、山頂小屋の風の当たりが少ないところに逃げ込み軽く昼食。
これまた厳しい条件を体験できてある意味良かったです。
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 <山頂の手前からガスが出始めた>

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 <垂壁に近い雪壁も体験>

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 <日本武尊も寒そう>

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 <耐風姿勢も練習しとこう>

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 <小屋裏へ逃げ込んでお昼にします>

帰りも同じルートを下ります。岩が露出していて雪とのミックスで足の向きなど意識して下ります。
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 <山頂直下はホワイトアウト。コンパスで方向を確認しながら進みましょう>

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 <下りは慎重にね>

下りの後半、別ルートを責めていた山さんチームと合流!
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 <山さんチームと合流。一気に賑やかになりました>

終盤は雨にもうたれ、色んな条件で沢山の経験ができました。
くろさんありがとうございました。
まだまだ雪山経験は浅いし、夏山以上にリスクも高まる雪山、基本をしっかりと!頑張っていきいたいとおもいます!

パロ(記)

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