大無間山~大根沢山 2020.11.28~29

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<メンバー>
もっちゃん、つよっさん、ふみふみ、ずみ
<コース>
1日目:白樺荘(6:35)~明神橋~小無間山~大無間山(14:35)~三方嶺(16:00)
2日目:三方嶺(6:40)~大根沢山(9:55)~田代沢の頭~白樺荘(15:50)


 下界でぬくぬく過ごしていたら氷点下6度予想の情報がもっちゃんから届き、慌ててザックに冬さながらのシュラフや防寒装備を詰めました。

 静岡への道中はまだ11月の穏やかさがあったものの、雨上がりの早朝の登山口はさすがにピリッとした空気。
車道をしばらく歩いたあと、いきなり金属の垂直梯子を上って垂直に登山道にはいります。
そこからとにかく上る上る~。久しぶりのテント泊で、背中にはたっぷり2日分の水の入ったザックを各自持参しての歩荷トレーニング♪

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車道沿いにある梯子が入口
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しょっぱなから急な急な危険地帯
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斜度がすごかった

 一気にのぼって休憩後また登り、平たい尾根で前進してまた登り。あられが苔に花を咲かせたり、霜柱がにょきにょき伸びて山に冬が訪れていました。
小無間山→中無間山へと雪道に気をとられている道すがら、ふみふみさんが何度も富士山!を発見(?)そのたびに見上げて息を整えます。

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とにかく前半はひたすらな登り
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この先何度も目にする崩壊地
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目指す大無間山
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まさかの雪山になっていた
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富士山、すそ野まできれいに見えた~
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聖岳もしっかり雪がついてます

 まもなく登りきって大無間山に到着。そこからは一気に下ってまた登ってテン泊地に到着。
広いけど平地がなく少し傾いた場所にテントを張っていたら、空も霧氷も夕日で真っ赤に染まっていきました。
少々傾いた床で身体を支えつつバーナーを支えながらごちそうが次々と調理され、美味しい食事と楽しい時間を過ごしました。お腹も満たされたあとは、みんな昨日寝られなかった分もたっぷり休むことができたよう。(斜めのベッドで少々ずれ落ちたりしましたが)

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大・無・間・山 表現してみた。分かるかなぁ
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昨日からの寒さで霧氷がびっしり。この木もそのうち崩落しそう
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美しい夕焼け

 翌朝の登りは疲労の残る脚にこたえ息が切れますが、尾根から眺める景色や広々とした雪道が大根沢山へと続き、変化に富んで飽きない、そして気持ちいい♪

 今回は崩落寸前の登山道を今のうちに歩いておこう!という企画でしたが、まさしく尾根道の半分消えかかっているわずかな尖端を歩きました。
登山道の下が空洞になっているところ、登山道の片側は崩れた斜面、根本から支えなく崩れた斜面に倒れた立木…さまざまな景色が次々と広がります。

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藪をかきわけ岩をよじ登る
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南アルプス深南部の山々。深南部はほんと奥深い
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今にも崩れそう
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転がり落ちないよう慎重に
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あちこちに崩落のあとが
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このルートは踏み跡が薄く、深南部の魅力がたっぷりでした
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天気がよくて気分は⤴⤴
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大根沢山に向かいます
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これ以上崩壊しないでほしい

 細い尾根をたどったかと思えば広い平地が続いたり、気持ちよく距離を稼いで周回コースを進みます。後半は急な斜面を落葉が覆っており、足元を探りながら慎重に踏みしめて下りました。

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大根沢山。だいこんたくさん、ポーズ。おおねさわやまと読みます
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平和な道もあります
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雪の下に落葉がかくれていて滑る滑る
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登りも急なら下りも急
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放置されているショベルカー 

 つよっさんがテープと足跡を探しながら地図を追ってくれましたが、二日間の周回コースで出会ったのは逆コースの一組だけ。雪道には時々足跡が残っておりコース取りで助かったけれど、彼らは新雪と落葉が積もって大変だったろうな。
倒木に積もった雪に残る小動物の足跡♪ 朽ちていく山道の中で息づく命や通り抜ける風を身体いっぱい感じたこの冬初の雪山でした。

 今年初の楽しい冬山だったけど、これからは厳しい寒さとさらに重い荷物をもっての山歩きが始まろうとしています♪

記)ずみ

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