<メンバー>
きよ、zenkou、なお、もっちゃん、きよ、次郎、とー、たろー
<コース:1日目>
柏原登山口(5:45)~霊仙山(9:05)~最高点(9:15)~谷山(10:15)~P746(12:30)~五僧峠(14:30)~P700(15:40)
霊仙山と三国岳の間は以前から歩いてみたいなとは思ってはいたものの、ヤマレコとかでもあまり聞いた事が無い所で実際には行けずにいた。そんな折、たろーさんが企画を挙げて下さり、願いは叶うような気分であった。私個人的に、鈴鹿山脈踏破となる記念的な山行でもあった。
参加申込をすると、一日目のコースリーダーを任され、コースタイムの算定が必要となった。普段、旺文社の山と高原地図に頼りっきりで、コースタイムの計算は久しくやっていなかった。谷山から五僧峠を経て三国岳までの県境尾根はバリエーションルートで、コースタイムは書かれておらず、自分で計算する必要があった。
確か、水平距離1㎞=15分、垂直距離 登り100m=10分、下り100m=5分だったような。。。という感じで計算をする。また、谷山から五僧峠まで緩やかな下りで、五僧峠からp803(ダイラの頭)まで緩やかな登りに見えた。これが後々、大変なことになる。
当日朝、6時柏原を出発。30分もヘッデンで歩くと明るくなってきた。風は冷たいが天気も大丈夫そうだ。今回のメンバーは健脚そろいで、谷山への分岐で予定よりも1時間ほど早く着くことが出来たので霊仙山に向かうことに。この日の霊仙山は雪がほんのり有り、粉砂糖でデコレーションをしたところに朝日が当たる感じで本当に綺麗でした。カレンフェルトと雪のコラボレーション。
さて、ここからが本日のメインになります。五僧峠に13時半、遅くても14時を目指します。緩い下りの歩きやすい尾根をイメージしていましたが、歩きにくい。激しい藪ではないものの、踏み跡が薄く、倒木や枝をよけながらなので、快調に進んでいる感じではあるが地図上ではあまり進んでいない状況。紛らわしい支尾根もありルーファイにも時間を取られる。
五僧峠遠いなという気分になって、とどめに、p656手前の劇下りとヌメヌメの激登りで体力と気力と時間を奪われた感じがした。五僧峠に着いたのは15時前であった。
五僧峠の時点でダイラ到着は諦めることになり、コースリーダーとして申し訳なかった。ダイラ方面に進みながらキャンプ適地を探すことになったが、それはp700のところとなった。時刻は15時半であった。そこは、落ち葉でふかふかで寝心地が良く、たき火をするのにちょうど良い窪みがあった。
私は山でのたき火が初めてでしたが、たき火がこんなにいいものだとは思わなかった。たき火を囲んでワイワイお酒を飲んで夕ご飯をたべながら語り合うのが本当に心地よく、今日の疲れが癒されるのを実感した。地図上ではp700はなんでもないピークですが、私にとっては忘れられないところとなりそうである。
一日目の問題点を総括すると、コースタイムの計算が甘かった。全体的になだらかな尾根であっても平均的に計算するのではなく、険しいところは別途詳細に計算する。踏み跡の薄いルートは案外時間を取られるので、計算結果の1.2~1.5倍にしてもいいかもしれない。休憩を取り過ぎた。などなど。。。
幸いにも、参加メンバーと天候に恵まれて良かった。雪山やアルプスだったらと思うとぞっとする。とてもいい経験となった山行でした。皆さん、有難う御座いました。
記)きよ
<メンバー>
zenkou、きよ、なお、もっちゃん、きよ、次郎、とー、たろー
たばっち、めぐち(鈴北から合流)
<コース:2日目>
P700(6:00)~ダイラの頭(7:50)~三国岳(8:40)~鞍掛峠(9:50)~鈴北岳(10:55)~カタクリ峠(12:25)~白船峠(13:15)
~藤原山荘(14:15)~大貝戸(16:00)
ふかふかの落ち葉の上に設営したテントでの寝ごこちは最高で、起きられないかと思うぐらいでした。しかし、午前四時ごろにメンバーみんなが先に出発してしまう悪夢で目を覚ましました。4時半起床の男4人の5テンは静かに動き出しました。
昨日の遅れを取り戻したいが、真っ暗な道では危ないのでぎりぎりの6時には歩き出すという共通認識のもと、それぞれがさっと朝食をとり、トイレを済ませ、必要分のお湯を沸かし、テントを撤収する。見事な連携プレーで6時にはみんな準備万端で歩き始めることができました。
テン場からダイラの頭付近までは、1日目コースリーダーのキヨさんが引き続きひっぱってくれました。当初から2日目のスタートはダイラを6時発予定でしたので、2日目コースリーダーがあたっていた私は頭がすでにパニック状態でした。おまけに1時間少しぐらいと予定されていたテン場からダイラの頭付近までがドロドロや予想以上の急斜面などあり予想以上に時間がかかりました。
ダイラの頭付近を過ぎると休憩もそこそこに三国岳方面へ向かいます。ここからは私がコースリーダーということで先頭を歩きます。私はできるだけゆっくりでも一定のペースを保ち、息切れがしない程度で休憩少なく長く歩くのが自分のペースなので、そのペースで歩かせていただきました。
方角と高度、そして木のピンクテープを探しながらなんとか三国岳へ到着。ダイラの頭付近までの道とはうってかわって歩きやすい。多少足にはきていましたが、人が歩いた跡がある登山道は快適に歩けます。
三国岳を過ぎると次は鞍掛峠。少しずつ高度を下げていきます。登りよりも下りのほうが足にきますが、今回もかなりつらいものがありました。
鞍掛峠になんとか到着。三国からほぼノンストップで来ましたので少し長めに休憩。水分と食べ物をしっかり補給しますが、私の中で一つの事件が発生。ハイドレーションのお茶が突然終わりを告げました。
今まで一泊山行の途中で尽きたことがなかったのでかなり焦りましたが、今から登る鈴北岳の頂上で私たちのために水分や食料を持ったたばっち、めぐちが待っていることが分かっていましたし、500CCほどは別にザックの中にあったので大丈夫だろうと思い、休憩を終了し、鈴北岳の登頂を開始しました。
鈴北岳の登りは斜度も緩やかできつい登りではないのですが雪が解けたばかりのようで終始ドロドロの足元でした。その歩きにくさに加えて、やはり水分がほぼなくなったという精神的なショックが大きかったようでかなりの疲労感を感じ、はじめて登れないかも?という感情が湧いてきました。そのためかなりスピードダウンとなってしまい大変申し訳なく大きな反省点となりました。
なんとか鈴北岳に到着。到着直前から頂上からたばっちとめぐちが声援を送ってくれていましたが、応える余裕がほぼありませんでした。いや情けない。
鈴北岳からは時間があれば荷物をデポして御池岳もよる予定。私自身が当初より寄りたいと希望していましたが、自分の体力切れと時間の関係もあり、御池岳は断念させていてだきました。鈴北岳のわすかなしげみの陰で風をよけながら昼食となりました。
昼食も食べ、飲み物の提供をうけオレンジジュースまで支給してもらえたので精神力も体力もすっかり回復しました。ここからカタクリ峠、白船峠と経て藤原山荘まではラストスパートのつもりで少しペースを上げ猪突猛進のテンションで歩きました。
縦走はゴールが見えてくると今までの疲れはどこに行ったんだろうという気持ちと、もうすぐ終わる(やっと終わるといういやな気持ではない)という何とも言えない高揚感が生まれてきます。私はこの感情が生まれてくる感覚がとても好きで、どうしてもロングコースを歩く方に気持ちが惹かれます。ドMだなあとも思いますがそういう性分ということで仕方ないですね。。。
藤原山荘に到着後、少し休憩を取った後大貝戸登山口へむけて下山を開始しました。もうええちゅうねん!と言いたくなるようなドロドロありでぐるぐるグニャグニャの下山道でしたが、最後までトラブルなく無事下山となりました。
つたないリードにもかかわらず、文句も言わずついてきていただいたメンバーの皆様。ありがとうございました。堂々と胸を張って先導できるようになりたいと改めて思う山行でありました。
記)ぜんこう
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