<メンバー>
たろー、まる、なお、たばっち、Kさん(体験)
michi君、シュークリームさん(一般)
<コース>
林道(8:20)~入渓(8:35)~二俣(9:15)~左俣~15m滝(9:45)~Ca400二俣(10:30)~20m滝(11:05)
~昼食~P732鞍部(12:55)~右股下降(13:10)~導水管の滝(15:45)~駐車地(16:40)
「2017年の沢納めは暖かい南紀で」と盛大に呼びかけたが皆の反応は少なく、何時まで経っても申し込みはまるちゃんのみ・・。4月からスタートした沢登りのフィナーレがそれではあまりにも悲しいので、各方面に声をかけmichi君、シュークリームさん、そして体験参加のKさんの参加を取り付けます。
これで何とか賑やかに行けるなあと思っていたら、なおちゃん、たばっちも前日の熊野古道ウォークから参加してくれる事になり、一気に7人のでワイワイ遡行になってしまった。うーん、うれしい誤算です。
熊野川沿いの道の駅に前夜泊し、翌朝michi君、シュークリームさんと合流しました。天瀬谷川は立間戸谷の1本上流で道の駅からは近いのですが、林道はダートで運転にはとても気を遣いました。
ガタガタの林道を進み、もう走れませんってところで車を停めます。林道を少し歩いて谷に入ると、最初は大岩がゴロゴロする平流になります。
辺りは導水管(ホース)や足場であちこちにあり雑然とした雰囲気。濡れるのは嫌な季節なので使える物は何でも使って進んで行く。
やがて、大岩が出てきて沢登りらしい雰囲気に。まるちゃんは今日も積極的でガンガン登って行きます。
二俣を左に進めばすぐに第1関門の15m滝が現れます。南紀らしいのっぺりとした1枚岩の滝です。左岸の支流を登って巻きますが結構な大巻きになってしまいました。
巻き上がった先は本格的なナメゾーンが始まる。フリクションがいいのでグイグイと登って行けます。
Ca400mの二俣を右に進むと二つ目の大滝(20m)です。今回は右岸から簡単に巻けました。
滝の上から再びナメゾーン。水温が低いせいか苔も少なく、ラバーソールの沢靴ペタペタと簡単に登って行けます。唯一フェルトのKさんが苦労しているのでロープを出す場面も。
お昼になったので谷の中でランチ。まるちゃんが温かいスープを作ってくれた。いつもありがとう。
昼食の後も更にナメゾーンが続きます。岩盤の上をほぼ一直線のナメ滝がずっと続いている様子は本当に圧巻。
ナメ動画でどうぞ
主稜線に出る手前でP732の西側鞍部を超え、杣道をトラバースして右俣の下降路を探します。時々出て来る炭焼き窯の跡は鈴鹿で見る物よりも大きく立派でした。(備長炭の窯?)
適当に下降路を見つけて谷を下ります。登りと同じようなナメ滝ですが下りは少し慎重にいかなくてはいけません。先が切れ落ちているなあと思ったら滝が現れました。
ここで下降方法を相談です。シュークリームさんとなおちゃんはクライムダウンして行きましたが、他のメンバーは懸垂下降を選びます。みんな久しぶりで戸惑いましたが何とかクリア。
再び大きな滝が現れたのでもう一度懸垂下降。ここでまるちゃんが指を切って出血したので応急処置。見た目よりひどく無くて良かった~。
後は黙々と谷を下降します。導水管の通っている滝が出てきたらもうすぐです。パイプを握って滝を降り二俣まで戻ります。行きのルートに合流してからは巡視路を使って楽に車に戻る事が出来ました。
谷中で集合写真を撮り忘れたので駐車地で記念撮影。沢ではよくやってしまいましが、最後の最後でやってしまいました。
南紀ではマイナーな部類に入る天瀬谷川は想像以上に楽しい谷でした。この時期に遊ぶのにも程よい規模でいい遡行になりました。
2017年の沢登り。天気に負けて思うような遡行が出来なかったけど。最後の最後に思わぬ谷との出合、そして思わぬメンバーの参加でとても楽しい遡行になりました。
終わり良ければすべて良し、持つべき物は沢友、来シーズンもよろしくお願いします。ありがとうございました。
記) たろー
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