愛知川遡行 2015.08.02

20150802愛知川06
愛知川でワイワイ


メンバー:やっさん、ふみふみ、たばっち、ちっぷる、ナオト、やまさん、サブロー、
     キャシー、まっちゃん、にょろ、たろー、Iさん(一般)

コース :神崎川林道ゲート(8:15)~取水堰堤下(9:25)~白滝谷出合(12:00~14:10)
    ~天狗滝(14:50)~スライダーの滝(15:35)~登山道(17:35)
    ~神崎川林道ゲート(19:00)


<Aチーム:ちっぷる>

 今年の鈴ハイの沢は熱い!

 毎週のように沢企画があり、天候にも恵まれ、毎週開催されている。今年は沢登りしてみたい!と思いつつ、なかなか都合が合わず、気がつくと7月末。そんな時、真夏の沢遊び大会の詳細メールが届いた。
 たろーさん曰く、ナガシマジャンボプールより楽しいよ!という誘い文句に、わたしもとうとう沢デビューすることにした!

 当日は晴天に恵まれ、35℃の猛暑のなか、神崎川の目的地まで汗だくになりながら車道を歩く。だいぶ歩くと、林道を下って、やっと目的の神崎川へ。まずはザブンと川に入って、汗だくのカラダをクールダウン。

 川の水温は冷たく、はじめは寒いと思っていたが、この猛暑には気持ちがいい!今回は12人と大所帯のため、チームを2つに分けることになった。わたしは全くの初心者のため、沢名人のたろーさんがいるAチームに配属された。

 他のメンバーは、やまさん、ふみふみさん、サブローさん、ナオトさんのアダルトAチーム。川を登るってどんなのか?不安と川泳ぎに期待しながら、いよいよスタートする!

<Bチーム:キャシー>

  最近の鈴ハイは参加者10人越えもそれほど珍しくなくなってきました。8月2日の愛知川山行は総勢12名となったため、全員が必ず誰かの目に触れているように6名ずつのAチーム、Bチームにグループ分けすることになりました。

 やっさんリーダーが率いるのがBチーム。メンバーは、たばっち、まっさん、ニョロくん、一般参加のIさん、そしてわたくしキャシー。

 まず駐車場で車から降りると昔はかなり奥まで車で入れたが今は車が侵入禁止となってしまった林道を足で歩く。暑い!夏の低山は歩くもんじゃございません。この林道だけで帰りたくなりました。

 なので入渓した時はテンションあがります。水が冷たい! 気持ちいい!

 ここで本日の自己紹介タイムと山行の説明。でも足元の綺麗な川には小さな魚がいっぱい! しかも人間の怖さを知らないのか、手の届く距離ですいすい泳いでいる!

 昼にはたき火をすると聞いていたので、捕まえたら炙り火にして食えるんじゃないかと魚に夢中になっていたら、たろーリーダーに話を聞きなさいと窘められました。

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夏の林道は暑い・・

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クールダウン

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遡行スタート

<Aチーム:ちっぷる>

 神崎川は、川底まで見える透き通った綺麗な川で、花崗岩の白い岩に囲まれた美しい渓谷。はじめはまわりの大自然を満喫していたが、次第にみんなについていくのに精一杯になり、いつしか足元の岩場ばかり見ていた。

 わたしは岩場が苦手で、次の足場を考えるのが遅いため、他のメンバーより歩くのが遅い。 そんな初心者のわたしを、メンバーのお姉さん、お兄さんたちは足場のアドバイスをくれたり、手を差し伸べてくれたり、サブローさんが「ナイス」と言ってほめてくれたり、ちょいちょいナオトさんがオヤジギャクでリラックスさせてくれたりと、全員でサポートしてくれました。

 沢登りといっても普段の山登りの服装でOKとのことで、ほぼいつもどおりの格好で参加。ハーネス、ヘルメットは会の物をレンタル、泳ぎに自信がないためライフジャケットもレンタルしました。

 靴はたろーさんオススメの、ムーンスターのジャガーΣ04という、全く普通の真っ白スニーカーを沢用に購入。みんなは、キャラバンやら、ファイブテンやら、モンベルやら、ガッツリ本格アウトドアメーカーの靴なのに、わたしは中坊が履くようなスニーカーで参加。ほんとにこんな靴で川登りできるの?と不安に思いながら歩いたが、ほとんどすべることなく歩けたので沢登りには適しているようです。

 「これで今後、沢登りをしてみたい人にオススメできるなー」と、どうやらたろーさんは、このスニーカーが本当に沢で使用できるかわたしを実験台にしたようだ。まあ3千円なので、沢をやってみたいけど靴を買うのにちょっと・・・と躊躇しているかたにはオススメです。

 ザックも普段山登り用のザックで、なかのものは濡れないように厳重にビニール袋を2重にして輪ゴムで留める。携帯や貴重品はさらにジップロックで防水対策するようにとのことだったので、携帯は防水カバーに入れてからジップロックに入れました。でも、全身水につかって泳ぐなど、予想以上にガッツリ水に入ることもあったので、次第に持ってきた携帯が気になりだしてしまった。わたしの携帯防水対応じゃないので大丈夫なの?一応、厳重に防水対策をしたので大丈夫でしたが、こんなに心配になるなら持ってくるんじゃなかったなーと思いました。

<Bチーム:キャシー>

 始めは浅く岩の多い沢ですが、徐々にエメラルドグリーンの神秘的な深い渓谷が出没してきます。こんなに綺麗な沢を当たり前のように満喫できる日本人は恵まれているんじゃないかと本気で思います。

 本日は水量が少なめとのことですが、深さのない場所でも水流の強さで足がまったく前に出せないことも多々ありました。その度にチームでロープやハーネスを使って全員でいくつも難所を超えました。足が傷だらけになりましたが、それはそれ。

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最初の難関?

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全開で泳ぐ!

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ワイワイと遊ぶ

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みんなで力をあわせて

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泳ぐの疲れる~

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エメラルドグリーンの淵

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時には河原も

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漂うのもいい

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親子?

<Aチーム:ちっぷる>

 大小の岩場を歩き、ときに足が着かないような深い天然プールみたいなところを泳いだりして、上流に向かっていくと、やっとランチ場所に到着。今回のランチはそうめんと、プチトマトのチーズホイル焼き、玉ねぎ丸ごとホイル焼き、焼おにぎり、チーズハンバーグと盛りだくさん。

 あと、マシュマロや、ウインナーやフランクフルトもどんどん焼かれて食べ放題状態。そして、デザートはたばっち特製の杏仁豆腐と、もうおなかいっぱいです!

 これでお昼寝したら極楽だわーと思っていたら、まだまだ上流に向かうとのこと。えー、まだ歩くのですか?と、十分沢登りを堪能した気分だったが、本当の沢の醍醐味をこのあと味わうことになるとは思っていなかった。

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焚火料理に挑戦

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みんなでかぶりつく!

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ハンバーグ

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ソーメン

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フルーツポンチ

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ここで終われば極楽だったのに・・

<Bチーム:キャシー>

 今回の沢の山場は天狗滝ですが、遠目に見ると圧倒されるほどの大きさはありません。側面の岩場から滝壺に向かって泳ぎ、岩を登って滝の裏側に入り、滝裏の岩場を登って滝の上に出るとのこと。

 が、いざ泳いで滝に近づこうとしても全く前に進まない!
 
 それほど大きい滝には見えないのに自然の力は圧倒的でした。やっさんが自力で滝まで泳ぎついてくれて、他の人はやっさんが伸ばしてくれたロープに捕まって滝に近づきます。あとはたろーさんが滝裏からロープに捕まった仲間を一人一人引き上げてくれるのですが、降り注ぐ激しい水で前なんか何も見えない! 水中メガネを持ってこなかったのを悔みましたが、水中メガネしていたって絶え間なく降り注ぐ水でたいして見えないとのこと。もうほぼたろーさんの腕力頼みで滝裏に入り込めました。

これ、初級者は絶対誰かの助けがなくては登れません。沢素人のキャシーが滝を登るなんて体験ができるのは、鈴ハイにいればこそです。

<Aチーム:ちっぷる>

 岩場を歩き、泳ぎ、どんどん上流にむかうと、大きな滝が見えてきた。どうやらこれが天狗滝といって、今回の沢登りのメインイベントの1つらしい。

 これからどうするの?と思っていると、たろーさんとやっさんが滝に向かって泳いでいく。すごい滝の水量のなか、滝壺にあがる2人。ロープを渡してきて、たろーさんが手招きしている。

 はあ!?マジで?この滝登るんですか?こんなのナガシマジャンボプールのアトラクションにありましたっけ? マジで滝に登るなんて無理です!無理だって!予想外のアトラクション登場でパニック状態のわたし以外の鈴ハイメンバーは、ひとりひとり順番にロープをつたって滝に向かって泳いでいく。

 滝壺でたろーさんからスリングを渡され、自分のハーネスに付け、引き上げてもらって登るらしい。頭のなかで何度もシミュレーションをするが、あの滝の下でできる自信が全くないまま、とうとう自分の番になってしまった!

 ロープをつたって、滝壺の岩まで行かなければいけないが、滝の水量に押され、なかなか岩にしがみつけない。なんとか岩にしがみついたが、片手で自分のハーネスのカラビナに、たろーさんに渡されたスリングを付けるという作業にてこずる。

 そしていよいよ滝の下へ!ものすごい水量が頭の上に降りてきて、息ができない! ヘルメットで視界が見えない!なかなかうえに引き上げられずに、岩に当たりながら、息も出来ず、ああ、もう私ダメかも・・・と一瞬死がよぎる。

 そのあとの記憶はあまりなく、悪戦苦闘の末、なんとかたろーさんに引き上げられた。滝壺に引き上げられた放心状態のわたしに、たろーさんが「スリング持っちゃダメだよ」と言われる始末。どうやら、取り付けたスリングを私が引っ張って上にあがろうとして、たろーさんと引っ張り合いとなり、なかなかうえに引き上げできなかったらしい。

 えー、そんなの聞いてないよ、わかんないよ、とすねた状態で、さらに滝を直登することに。滝の上のやっさんからロープを渡され、今度はそれを自分につけて引き上げてもらう。ロープは引っ張ってもらう為なので手には持たず、自分は岩を掴んで登るものだとやっと理解できた。理解するのに遅すぎて滝壺でだいぶ痛い目にあった。正直、あのときはほんとうに死ぬかと思った。

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泳いでさらに遡る

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ご機嫌キャシー

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この向こうに天狗滝

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天狗滝にチャレンジ中のやっさん

<Aチーム:ちっぷる>

 私以外のメンバーは、無難に天狗滝を無事にクリアし、予想していたよりもだいぶ時間が押していたが、あともう1つメインイベントの場所まで向かう。

 さらに進むと、小さい2つの滝がある場所があり、今回はここがゴールのようだ。今回のメインイベントの2つめの天然ウォータースライダーができる滝で、みんなひとりひとり流される。これはそんなに怖くないので、水の流れに身を任せて楽しみました。

 全員楽しんでから、予想以上に時間がオーバーしているため急いで川を下ります。途中、あの悪戦苦闘した天狗滝まで戻ってきたとき、どうやってここから下るのか?と思っていると、キャシーさんが迷わずダイブ!

ええ!?ダイブですか!?

 ダイブしたいのはやまやまですが、次の週末に北アルプスの蝶ヶ岳~常念岳の縦走を控えているわたしは、ここで怪我をしたくないため、今回は回避することに。半分のメンバーは山の巻き道で滝を回避し、半分のメンバーは天狗滝をダイブ。何の躊躇なく次々ダイブしているメンバー。すごいです、わたしなら絶対ためらいます。

 あとは川をどんどん下って、駐車場に戻ったときは19時近くになっていた。なんと川で10時間も遊んでいたようだ。

 岩場が苦手なわたしには、沢登りはハードで、たろーさんの誘い文句に騙されて参加しましたが、無事沢デビューすることができましたのは、みなさんのサポートのおかげです。

 楽しい夏の思い出ができました、ありがとうございました!

<Bチーム:キャシー>

 お昼のふみふみさん特製のたき火で焼くジューシーなハンバーグや夫婦滝の天然ウォータースライダーをたっぷり堪能したせいか、下山時は西日が少し差していました。

 Bチームはリーダーのやっさんはもちろん、一般参加のIさんはたろーさんの沢仲間だけあって、この二人が終始サラっとみんなのサポートに入ってくれました。若いニョロくん、岩経験者のまっちゃんは、さすがの安定感。手長足長族のたばっちもリ‐チが長く岩場をサクサク進めるので、キャシーも必死でついていきました。でもチームワークが良いので基本安心していられました。みなさまありがとう!

 企画のたろーさんも、Aチームのみなさまもありがとうございました。

  余談ですが、天狗滝の上から滝壺に飛び込む際、一瞬でも躊躇したら飛び降りれなくなるので何も考えず、サクッと飛びましたが、何も考えなさすぎて、足からではなく尻から水面に落ちて実は相当痛かったです(悔しいわ恥ずかしいわで平気なフリしていましたが)。

皆さん滝から飛び込むときは、最低限姿勢に気を付けましょう。足からですよ、足から!(; ・`д・´)

キャシー

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スライダーの滝

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ここはそんなに怖くない

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集合写真

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帰りも泳いで

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西日の中、泳ぐキャシー

<Aチーム:ちっぷる>

おまけ

 次の日に、左の二の腕をみたらビックリするくらいの大きな青アザができていました。多分、滝壺で悪戦苦闘しているときに周りの岩にぶつかったためできたアザだと思います。

 周りの人がドン引きするくらいの青アザで、痛くはないが、完全消えるまで3週間もかかりました。
 
 みなさんもケガには気をつけてくださいね。DVだと思われちゃいますよ!

ちっぷる★

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終わり

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