大日三山&立山三山縦走 2015.08.01~02 

20150802大日縦走15


メンバー:toriya・次郎・ゴッチ・チョケ・イッチー・ちゅうた

コース:
(1日目)称名滝P~牛首~大日平山荘~大日小屋~大日岳ピストン
(2日目)大日小屋~奥大日~別山~真砂岳~立山三山~室堂


1日目:コースタイム 
称名滝バス停8:56-称名滝9:15~9:25-称名坂登山口9:35
-牛首10:45-大日平11:30-大日平山荘12:05~12:35
-大日山荘15:25~15:45-大日岳16:05~16:30-大日小屋16:45


本日は天気予報どうり晴天。

 今回の山行は大日三山と立山三山縦走と行動時間が長いのが特徴です。
立山駅でちゅうたさんと合流。8時30分発の称名滝行きバスに乗り込みます。

 30分ほどバスにゆられ、称名滝Pに着きました。せっかく来たのだからと登山口からちょっと寄り道して称名滝を見に行きます。
350mという日本一の落差から出る水しぶきは迫力満点。マイナスイオンをたっぷり浴びてから登り始めます。

20150802 大日追加2
迫力の称名滝

 一番最初の大日坂からキツイ急登が続きます。天気がこれ以上ないくらいの晴れなのはいいですが、非常に暑くすぐに汗びっしょりになります。
3000m級の山へ登りに来て暑さで汗びっしょりになるとは思ってもいなかったです。
8月の鈴鹿の山は暑いから、北アルプスの山に登って、涼しい登山を楽しもうと目論んでいた私の甘い考えは早くも打ち砕かれました(>_<) 20150802 大日追加3
暑い・・・

 ロープがある急坂を登りしばらく進んでから下山中の登山者に牛ノ首の場所を尋ねると、まだたどり着いてないと言われます。
どうやら急坂を登った所が牛ノ首だったようです。暑さで標識を見落として素道りしてしまったようです。

 しばらく進むと笹で解りにくいですが、両側が切れ落ちた木道に出ます。
先頭のちゅうたさんが足を踏み外し、悲鳴とともに滑落しかけ、登山道にしがみついてます。それを見た後方のとりやさんは、
「どうしたん?雷鳥みつけたの?」と言われました。
どうやら勘違いしているようです。

 なだらかな木道が現れ歩きやすくなりました。大日平からの景観を楽しみながら、順調に進みます。大日平山荘に到着。外の休憩所でお昼を食べます。
結婚したあとについて楽しい(残念な?)トークで盛り上がります。

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地獄の登りを突破!歩きやすい木道

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大日平山荘が見えてきた

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気持ちの良い大日平

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ワタスゲに癒やされる。。の図

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ワタスゲ(じろーさん撮影)

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ニッコウキスゲも

 その後もなだらかなハイキングコースが続き景観を楽しみまた急登になります。
お昼すぎ、気温はぐんぐん上昇。この日、岐阜県多治見市では39.9℃を記録。
こんな暑い日に山に登ってはいけません(+_+)
みんな汗だくで、暑い暑いと言いながら登ります。
ジローさんは熱中症寸前。イッチーは日焼けがえらいことになってます。

 水場に到着。火照った身体を冷やし、水分補給と塩分補給で英気をやしないます。
その後も何度か水場があり、登りと水場の休憩を繰り返します。水場がなかったら、きっとみんな熱中症で倒れていたことでしょう。

 とりやさんが最終水場を発見。ここが沢の源泉らしく雪解け水はとても冷たかったです。
タオルを濡らして身体にかける。帽子で水を汲んでそのままかぶる等して身体を冷やします。シャツは勿論パンツまでびたびた。
どこまでが汗でどこまでが沢の水かわからないくらいびたびたです。

 最終水場から1時間ほどで大日小屋に到着。
剱岳の雄姿がはっきり見えます。

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剱をバックに記念撮影

 到着がやや遅かったせいで、広い部屋に泊まれました。
ザックをおろし、大日岳へ向かいます。

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大日岳への登りから、立山バックにこの日の宿大日山荘

 15分ほどで山頂に到着。記念撮影と登頂記念おやつを食べました。
ゴッチは家から持ってきたビールを雪渓で冷やして飲んでいました。

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大日岳から定番の剣

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次第に雲海が広がりはじめる

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雲海に浮かぶ剱岳

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大日山荘の夕食

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大日山荘夕食。よく働くちゅーた

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夕食後大日岳再び。ベストな画角の追求に余念のない巨匠。

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夕照に浮かび上がる剣

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この日の夕日 その1

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この日の夕日その2

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日没後マジックタイムの剣

 1日目は予想外の暑さで体力をかなり消耗しましたが、明日は無事大日三山、立山三山縦走出来るのか?
2日目に続く。

記 チョケ

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20150802大日縦走08

2日目コースタイム:4:00起床
大日小屋4:30-中大日4:40-ご来光休憩4:45-5:10-奥大日6:35~7:00
-ライチョウ遭遇8:20~8:30-別山10:20~10:30-真砂岳11:15~11:45
-富士の折立12:30-大汝山13:10-雄山13:30-一ノ越14:30-室堂15:10


二日目担当イッチーです。

 初アルプス、初小屋泊と初めてだらけの二日目、両サイドの人達から、イビキ&寝息の嵐、この状態で寝られるか不安でしたが…、見事に爆睡しました^^いい夢が見られました。

 予定通りの午前4時ちょっと前の、3時50分に目が冷め、皆のヘッデンの明かりがチラチラと見えます。せっせと準備を済ませ、小屋の外に出ます。
あー、なんとも素敵な、このぼんやりとした明るい空と山々、泊まりの山行だから見られる景色に感動。剱岳も素敵。

 前日の疲れも殆ど無く、これなら二日目も行けそうだなと感じました^^
唯一の不安が、天気が微妙…。前日からtoriyaさんが天気サイトを確認して今日の行動を考えていました。次郎さんは、行けるでしょ!との判断。

 朝食は、各自適当に済ませ、予定より少し早めの4時30分に奥大日岳に向かいます。普段こんな早くから体動かさないですよね…(=_=)

 朝の気持ちいい空気の中、中大日岳に向かいます。サクサクとあっという間に到着。まだ日の登っていないピークからの景色もまた素敵です。中大日をそこそこに、次は奥大日岳に向けて出発です^^

 途中、御来光を見るために、休憩タイムです。ガスが掛かっては、晴れ、を繰り返し、果たして御来光は拝めるのか??
剱岳の向こうの明るさが徐々に増してきて、それに合わせて、ガスも無くなって来ました。

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黎明の剣

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もうすぐご来光

 見事としか言えない御来光!幸先のいい二日目スタートになる予感です♪
この予感は見事に当たり過ぎました…

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別山尾根からおはようございます!

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朝日がまぶしい

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奥大日への:気持ちの良い縦走路

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景色は最高

 綺麗な山を見ながら岩の道を進んでいると、トラブル発生!

 なんと、チュウタさんのザックからペットボトルが、岩場の隙間をコロコロと落ちていき、救出不可能に、貴重な水分が帰らぬペットボトルとなりました(;_;)

 ハシゴを登り(露で濡れてる…)、次郎さんサクサク登っていました^^;流石です。
チュウタさんがハシゴでえらいえらい言っていました(これはきっと、ハシゴを掛けてくれた人に偉いと言っているんだな…)、そういえば、toriyaさんも1日目の登りで言ってました。お、褒められてる(^^ゞと思っていましたが。

※えらいの意味
苦しい。「病気でえらい」(長野・岐阜・愛知・近畿・中国・四国地方)
\(◎o◎)/!

 ハシゴや、岩が苦手な自分でもなんとか登りきり、奥大日岳に到着です!
山頂で集合写真を撮り、しばしまったり^^

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奥大日で記念撮影(まぶしい・・・)

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今日歩いてきた稜線

 1人まったりしていると、恐ろしい会話が聞こえて来ました…。
「次は300降りて400登り返すんだよなー」
「1番キツイ所ですね」
んん??どういうことだ。良くわからないがキツイのだけは覚悟しておこうと思いました^^;達人達がキツイ言うということは相当か…。

 奥大日岳山頂と別れ(サヨウナラ〜〜)、別山に向かいます^^
途中の右手の雷鳥沢には、カラフルなテントが虫のようにポツポツと張っていて、実に鮮やかです。いつか自分のテントで、山で過ごすのが夢です。

 登り返し前の、乗越辺りで一旦休憩。どこを見ても綺麗な山々、剱岳ばかりに目が行っていましたが、雪の残るゼブラ模様もまた素敵♪

 メンバーの雷鳥がいる!の声に、周りを見回すと、なんと、道と同化して分かりづらいですが、確かに雷鳥がいるではないですか!しかも親子連れで、計6羽。

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うれしいライチョウ遭遇

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ライチョウ親子

 toriyaさんが、その名に恥じぬ、カメラ超連射です。どんだけ撮るんだ、というぐらい撮ってました。アマツバメが撮れなかった反動か…。キツイ登りの前の、貴重な出会いに感謝です♪

 400の登り返しを1ピッチで登ります。
上を見ると心折れるので、ひたすら無心で…………………………………………
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 ちゅうたさんの、「toriyaさん休憩とりますかー?」も、toriyaさん「登りきっちゃおう!」とのお答え。おお、なんということでしょう(;_;)

 無心の効果か、意外とあっさりと剣御前小屋に到着♪次郎さんの炭酸補給の時間です^^

 補給を済ませて行動開始です。次の別山までは、あっさりさっくりと到着です。広い山頂に気分が良いです♪この天気なら立山三山も行けそうとのことで、テンション上がります。

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別山より剣に別れを惜しむ

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別山よりこれから行く立山三山を眺めながら

 真砂岳へは巻かずに、ピークへと向かい、しばし休憩。
今回の山行は休憩が沢山あって助かります。たろーさん山行は休憩が無い、又は少ないそうなので、僕には恐ろしくてきっと参加出来ないでしょう。
ピークからは、登ってきた大日三山がくっきりと見え、あんなに歩いて来たんだなと、感動しました。

 真砂岳で昼食です^^が、トラブル発生!ゴッチさんのカップ麺が紛失!
入れたはずなのに…。無い…。ここで、おやつキング、チョケさんが朝食時に余ったカップ麺のおすそ分けがありました。流石、おやつだけでなく、食事までキングでしたかm(_ _)m
無いと思っていた、ゴッチさんのカップ麺は自分の足元にありましたとさ┐(´д`)┌ヤレヤレ
toriyaさんは、しつこくアマツバメを追いかけていました、撮るまで俺は山を降りん、的な事を言っていたような^^;

 食料をほぼ食べ尽くしていた僕に、ちゅうたさんから、カレーヌードルのおすそ分け、ありがとうございます♪

 三山の写真を撮ったり、ジャンプ写真を撮ったり、お腹も膨れ、大日三山に別れを告げ、立山三山を目指します。

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真砂岳より内蔵助山荘と後立山

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真砂岳ジャンプ

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真砂からいよいよ立山三山へ

 何事も無く、富士ノ折立へ!看板発見、おしい2999m!あと1m頑張れ!
山頂で地元の男性2名と遭遇。いいですね〜、立山が地元なんて。
今日は暇だし天気もいいから、ちょっくらアルプス行ってくるか、が出来るんですね^^引っ越そうかな−。

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看板(かわいい)

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富士の折立から大汝を臨む

 岩の道を降り、次の山、大汝山(3015m)。
おお、ついに3000m超えです!

 看板の上の狭い岩場には、次郎さん、ゴッチさん(ドヤ顔)、チョケさんが登っていました。そんな恐ろしい事は僕には出来ませんでした(;_;)

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大汝山で記念撮影

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最後のピーク雄山へ、名残を惜しみつつ

 大汝山では、恒例の炭酸補給はせずに、最後の山、雄山に向かいます。
雄山には神社があるらしく、500円でお祓いをしてくれるそうな。
へ~、してもらおうかな?と思っていましたが、財布の中身が500円と小銭…。残念。水分にお金は消えましたとさ。

 雄山は流石に沢山の人々がいて、カメラマンに困る事はなかったです^^
toriyaさんとゴッチさんは二人で「炭酸」を半分ずつ飲んでいました。
実に美味しそうでした♪

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雄山で本日最後の記念撮影

 雄山で登りは終わり、後はひたすら下るだけ、少し寂しい気持ちになりますね。

 おっと、結構な下りの道です^^;下山がまだまだな僕、なんとか降りて行きます。
中腹辺りで何事かあったようで、レスキューのヘリがパラパラと飛びながら、足の怪我?をした人をヘリに乗せて救助して行きました。
無事であることを祈っております。

 一の越山荘で最後の休憩を取り、最後はひたすら舗装?(でもボコボコ)の道を下っていきます。途中、まだ雪が残っていたので、日焼けした、顔、腕を冷やしました(気持ちいい〜〜)

 「炭酸」を飲んだ、toriyaさんとゴッチさんはゆっくりのペースで、チュウタさんと次郎さんは、超早く切符の確保に向かい、チョケさん、僕はまったり、自己ペース^^

 室堂バスターミナルに無事到着、立山名物?水汲みへ(^^)
チョケさんペットボトル5本も汲むとは、流石です!

次 郎さん、チュウタさんが切符を確保して下さっていたので、早々とバスに乗車出来ました。ありがとうございます^^
ユラユラと、昨日今日と登った山々を見ながら、降りて行きます。(カーブで酔ったのと冷房の寒さで辛かった…)

 バスの次はロープウェイです、こちらはバスと違い今度は暑い…、う〜ん…。
わずか7分で立山駅まで到着。早い。

 帰りは、温泉に入り(日焼けが痛い、ヤバすぎる)チュウタさんを富山駅まで送り、
男性5名で、名物もつ煮込みうどんを食して帰りました^^

 高速を交互に運転し、23時50分にマックスバリューに着きました。
いやーしんどい^^;でも充実感ある2日間でした。

 初のアルプス、立山でこんなにも天気に恵まれ、雷鳥親子にも出会え、予定の三山に行けたこと、企画して下さったtoriyaさん、思いやりペースのチュウタさん、写真を沢山撮ってくださった次郎さん、車&おやつのチョケさん、行きと帰りの運転のゴッチさん。ありがとうございます!

 今回参加出来なかった皆さんともまた是非一緒に行けたらと思います♪

記:イッチー

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