鈴鹿セブンマウンテン縦走(縦走組 編) 2015.04.10~12

20150412鈴鹿7縦走0707
鈴鹿セブンマウンテン制覇です!!


縦走組メンバー:ふみふみ、たろー、ゴッチ、次郎、くろ、なお、やっさん(三池岳まで)


初日 2015.4月10日(金)


【1座目】2015.4.10~
4/10(金):大貝戸登山口(22:00)~藤原山荘(24:00)

1座目:藤原岳 大貝戸 登山口〜藤原岳 記) なお


いよいよ鈴鹿7縦走の始まりです。

キツい山行になるのは間違いなしですが、鈴鹿をホームとする我が会なら一度はやっとかなきゃねっっ!的な企画です。
金曜日夜、9時過ぎくらいから大貝戸登山口にメンバーが集まり始めました。
何故かこんな時間でも電気がついているセンターの中で準備。
そして縦走組全員揃って出発。

20150410鈴鹿7縦走01
いよいよ出発です。期待と不安で一杯ですが、皆楽しそうです^^

雨です…(^_^;) 真っ暗闇の中、ヘッデン点けて黙々と登ります。
雨なので休憩もできずホントにただ黙々と…。
「何のためにこんなコトしてんだろ?」なーんて思いが浮かんできますが、もちろん明日から縦走の為ですね…笑

20150410鈴鹿7縦走02
外は生憎の雨。頑張ります e(^。^)g_ファイト!!

山荘到着後、誕生日だったゴッチにクロさんが用意してくれたケーキを囲んでハッピーバースデーを合唱。

20150410鈴鹿7縦走03
小屋へ到着。ゴッチの誕生日会開催です。(くろさんケーキご馳走さまです^^)

そして明日からのために即就寝…のはずが、雨と汗で濡れたままシュラフに入ってしまったので寒くて寝れない…(T_T)
震えて座りこんでたら、たろーさんがシャツを貸してくれてやっと少し眠れました。
あのままだったらきっと藤原山荘でリタイアだったな…(-_-;)

20150410鈴鹿7縦走04
汗と雨で濡れた服での就寝です{{ (>_<) }} 翌朝は雨も上がってまずは1座目藤原岳をクリア。先は長いのでとっとと次の竜ヶ岳に向けて出発です。 20150410鈴鹿7縦走05
1座目 藤原岳制覇!!

20150410鈴鹿7縦走06
これからの縦走路。長い~~(^_^;)



2日目 2015.4月11日(土)


【2座目】
藤原山荘(5:30)~藤原岳(5:45)~(迷い尾根ロス 15分)~治田峠(7:30~7:45)~
静ヶ岳分岐(8:50~9:00)~竜ヶ岳(9:50~10:05)

2座目:藤原岳〜竜ケ岳 記) やっさん


藤原岳でようやく一つ目のセブンマウンテンを制覇。これから行く竜ケ岳までのコースは、全体を通しても難所の1つ。
距離が長いだけでなく、アップダウンも激しい。

ただ、縦走メンバー全員が過去にこのコースを歩いたことがあり、また最近では先日のプチ縦走でも歩いています。何とかなります。
が、分かっていてもやはり長く辛いのがこのコースです^_^;

特に辛いのが、銚子岳までの道程。藤原岳から八田峠までは300m下降し、銚子岳までは200m登り返す。
こういうアップダウンを数回繰り返します。

まだまだ道程は長いので八田峠で一旦休憩し栄養補給をします。
たろーさんは愛妻のおにぎり、くろさんもおにぎり(愛妻の?)。どちらにしても美味しそうです^_^
私はパンを持参でしましたが、やはり時間のない時の手軽で美味しい食べ物は、おにぎりかな〜。
(先日のプチ縦走時の私は、この食べる栄養補給ができておらず、エラい目に合いました^_^;)。
この休憩の時は皆さんの顔からも緊張は緩み和やかな会話で笑顔もでており、心も栄養補給できます^_^
ここから次の竜ヶ岳までの道程も結構ありますが、気合いで乗り切ります^_^

いつも大胆な なおさんでもこの縦走の時は無口な慎重モードです。
それに反して、この縦走中も始終元気だったのが、ふみふみさんと次郎さんとゴッチくん。
足取りだけでなく、口元も軽やかです^_^

治田峠での休憩後、更に先へ進み銚子岳分岐を越え、静ヶ岳分岐までの緩やかなアップダウンも越え、
竜ケ岳直下の急登を登りきり、ようやく2座目(竜ケ岳)を制覇です^_^

20150411鈴鹿7縦走0201
治田峠で一息。周囲はガスガスです(^_^;)

20150411鈴鹿7縦走0202
静ヶ岳の分岐を超えた辺りでは晴れ間が^^

この2座目より、山頂での撮影ポーツが制覇した山の数字になっています。(写真見た方、気付かれました?^^)
竜ヶ岳でしばし休憩。ここから三池岳までは、私自身 未知の山域です。 ワクワクします^_^
(しかしまさか、あんなことになるとは…^_^;)

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竜ヶ岳山頂の青空と稜線を歩く縦走メンバー、絵になります^^

20150411鈴鹿7縦走0204
2座目 竜ヶ岳制覇!!


【3座目】
竜ヶ岳(9:50~10:05)~槫峠(10:50~11:10)~P946・昼食(12:35~13:40)~三池岳(13:45)~釈迦ヶ岳(15:10)

3座目:竜ケ岳〜釈迦ケ岳 記) ふみふみ



前夜の雨天から始まり1日めの天候は幽玄の世界。
パッと晴れることなく先は長い道のりをモクモクと歩く縦走メンバー7名。
体力の不安とコース到着時間に遅れている焦りもあって、みんながどんよりしていました。
そこにまたちょっとしたトラブルも(!?)ありで、会話もプッツリと切れ険悪ムードに。

20150411鈴鹿7縦走0301
石槫峠から三池岳への急登。ジワリジワリ足腰に来てます(^_^;)

20150411鈴鹿7縦走0302
三池岳でやまさんとずみさんが待ってる。頑張らねば^^
でもキツイ(^_^;)

このムードを切り替えてくれたのは・・・
今回の鈴鹿セブンマウンテン縦走の達成に欠かせない第1段のお出迎え、大感動涙チョチョギレ!?の三池岳サポート隊でした!

幽玄の世界の中でポッと明るく暖かな光が見えた瞬間、それはそれは優しい微笑みのお釈迦様のように後光が差して見えた2人が。
やまさん、ずみさんでした!

黄色いレジャーシートがまるで後光のように山の中を照らし、暖かな湯気が出ているコーヒーの芳ばしい香り♪
2人の手から手渡されるずみさん手作りの大きなサンドイッチ♪
新鮮野菜のサンドイッチ、ほんのり優しい甘さの玉子サンド、そして大興奮で頂いたフルーツサンド!!!

「あ~美味しい♪、あ~美味しい♪」

20150411鈴鹿7縦走0303
美味しいサンドイッチ&暖かい飲み物。(あったかいんだから~♪)

それまでの険悪ムードがあっという間にいつもの和やかな鈴ハイメンバー達に戻りました!

ありがとうございます!やまさん、ずみさん!
私はずみさんに抱きつきながら食べました。2時間も待っていてくれた2人の身体は冷え切っているはず・・。
それなのに、何て優しい笑顔とおもてなし(サポート)。

私は今回、サポート隊のみんなの協力が無かったら縦走達成は無理だったと思っています。
サポート隊が待っていてくれる場所まで本当に楽しみで楽しみで頑張ることができました。

そう、そしてもうひとつ。
この三池岳で縦走を断念する事になってしまった企画者・総合リーダーやっさんの存在です。

スタートの冷たい雨と汗っかきで寒がり屋のやっさんの体調は低下してしまい、今回はみんなに迷惑を掛けまいと三池岳で下山する事を決めた潔い・男らしいやっさん。悔しかっただろうな・・。

「あの潔さ・みんなを想ってくれた優しさ」は果たして自分達はそう判断できただろうか?と先に進む6名はこのあと話しました。

やっさんが抜けることになった寂しさは今回の縦走には大きな穴がポッカリ開いてしまった気持ちでした。

20150411鈴鹿7縦走0304
皆での記念撮影。笑顔がこぼれます^^ やっさんは残念ながらここまでです(^_^;)

やっさんの熱い想いを胸に刻み、6名となった縦走組はやっさん、やまさん、ずみさんに背を向け進みました。見えなくなるまで手を振って「頑張って!」と言ってくれる3人の応援に私は涙ぐみました(みんなには見せなかったけど)。
そして、やっさんとサポート隊の為にも絶対に縦走を達成したいと勇気と力を貰って頑張りました。

最後に感じたことは、縦走の達成感よりも、鈴ハイのメンバー達との団結力で実施する事ができた企画に参加できた事と、この鈴ハイのメンバーでいられる誇りを持っている私を強く感じられた事です。
これからもみんなといっぱい冒険と感動をしていきたいと思います。
本当にありがとうございました!
これからも宜しくお願いします。
やっさんの縦走リベンジ企画には、またきっと鈴ハイメンバーみんなで参加できたらと思っています(*^-^*)

20150411鈴鹿7縦走0305
八風峠で一息。まだまだあります(^_^;)

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3座目 釈迦ヶ岳制覇!!


【4座目】
釈迦ヶ岳(15:10)~ハ ト峰(16:30~16:40)~中峠(17:20)~根の平峠(18:00)~宿泊地(18:10)
宿泊地(5:55)~鉱山跡(7:30~7:45)~杉峠(8:10)~雨乞岳(8:40~8:55)

4座目:釈迦ケ岳〜雨乞岳 記) ゴッチ



釈迦ヶ岳から猫岳を越え、ハト峰へ。ゴールも近づきペースアップ。強風も落ち着き、歩きやすくなってきたこともあり、遅れたタイムをだいぶ取り戻す。
中峠で小休止。ここで、別のパーティーのたてているテントを、根の平組と一瞬、勘違い(笑)そう思いたい気持ちもわかるが…だいぶ疲れてます。

20150411鈴鹿7縦走0401
道中 残雪があります。まだまだ寒いです(^_^;)

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あれ?テントがある。 もう根の平? いえいえ他の方達です(^_^;)

最後の力をくいしばり、根の平峠へ。

20150411鈴鹿7縦走0403
中峠まで来ました。もう一息です^^

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根の平峠です。たばっち、えだちゃん、たけやんさん、ちっぷるちゃん、まゆさんが待っているテント場まで気力を絞って歩きます^^

根の平峠からテン場までの道のりの中、根の平組がどんな状態なのか考えながら歩いていくと、ほんのり煙の臭いが…焚き火だ!

テント、夕食、焚き火…全て完璧な状態で、待っていてくれた!

20150411鈴鹿7縦走0405
ようやくテント場に到着。皆の笑顔&焚き火でのお出迎え。
疲れきった身体が温まります。(ありがとうございます^^)

当初の遅れより早く到着(18:10着)した縦走組を、皆さんは大歓声で迎えてくれました(すれ違いにならず、本当によかった)。

前夜に寒い夜を経験してた分、めちゃくちゃありがたかった焚き火、
たろーさんがうまいと連呼していた夕食の鍋、
行動食(おやつ)の差し入れ、水の確保までしてくれ、至れり尽くせりでした。
たけやんさん
たばっち隊長
えだこさん
ちっぷるさん
まゆさん
本当にありがとうございました(^^)

20150411鈴鹿7縦走0406
美味しい鍋も準備も完了。(あったかいんだから~♪ 2回目(^_^;))

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皆での記念撮影。 楽しいですね^^

根の平組を見送り後、焚き火を囲み、やっさんとじろーさんの梅酒で晩酌タイム。
話題のメインはやっぱり山の話。この頃には、ちらほらと星も見え、素敵な夜でした。
22時頃就寝。



3日目 2015.4月12日(日)



3日目の朝、4時起床。
前日の疲れもあり、皆さん比較的眠れた様子。
朝食、片付け後、たばっち隊長のパッキングを手伝い、ここでしばしのお別れ。
(ソロを心配しつつも、5テンや鍋を担いだ姿が頼もしい)

6時出発。次の雨乞岳は、今回縦走している県境稜線を西へ大きく迂回するルート。なぜ7マウンテンに入ったのか文句を言いつつ、目指す。

20150411鈴鹿7縦走0408
翌朝、出発。 コクイ谷出合いまできました

途中、渡渉が何度かあり、水かさが多めでやや苦戦。
休憩を入れつつ、杉峠まで到着。霧がかった中、最後の急登をレイヤリングに気をつけながら、何とか登頂!

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杉峠です。朝の急登はキツイですね(^_^;)

4座目、雨乞岳。
やっぱりガスガス(笑)
写真撮る時、足が痛くて屈みにくい(笑)
まあでも残り3座、がんばるぞ~。

20150411鈴鹿7縦走0410
4座目 雨乞岳制覇!!

追記
今回の発見の一つとして、じろーさんの疲れがピークを越えると、とても饒舌になるということ。個人的にだいぶ好きです(笑)
そのじろーさんのくだりから、後に2度の奇跡を起こす「炭酸トーク」が生まれるのです。

つづく


【5座目】
雨乞岳(8:40~8:55)~ 東雨乞岳(9:10)~(10:20~10:35)~沢谷峠(10:45)~御在所岳(11:35~12:20)

5座目:雨乞岳〜御在所岳 記) 次郎



ガスって何も見えない雨乞岳の頂上を後にし、5座目の御在所へと足を進めました。東雨乞の頂上もガスっていたため立ち止まりもせずにスルー。クラ谷道で下山します。

朝には大丈夫だと思えた足の状態も確実に疲労は蓄積していた、1座目の下山を開始早々膝が痛み出しました。
残り3座、まだまだ先は長い、無理そうなら御在所で下山か…

いつもなら何とも思わない傾斜でもその心を折るには十分でした。

何度も“ポキッ”と心が折れる音が聞こえた気がしました。

しかし、次の御在所に着けばサポート隊が待っていてくれます。

20150412鈴鹿7縦走0501
七人山との分岐。次は御在所岳です。

昨日もサポート隊の食事や飲み物で体力の回復を実感していたので、御在所の頂上にさえ着ければきっとゴールまでの体力を回復出来るはず、なんと言ってもそこには鈴ハイのシェフ・ド・キュイジーヌ
シャモニーさんが居ます。彼女のホットドックはハイポーション、いやエリクサーなみに精神も体力も回復してくれるに違いない。そう信じ歩き続けました。

沢谷峠に着き、御在所の頂上へと登り始めました。
登りになると下りで痛かった膝の痛みが楽になり、普段は辛い登りが楽に感じる。

~~~~~~~~~~~ 回 想 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
4/11竜ヶ岳付近

えー、やまさんの差し入れコーラじゃないんですか?? でも今日は寒いから温かい飲み物がいいかも… でもやっぱり炭酸も飲みたかったな… (炭酸兄弟の会話)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

登り始めると気温が上がってきたこともあり体が熱くなって、また炭酸熱が再燃し始めました。

“御在所の自販機はどこにある? リフト乗り場? 遠いな… 誰か買ってきてくれないかな? みんなでリフトに乗ってコーラ買に行こうか!?
”などと炭酸の話で盛り上がり、セブンマウンテン出発前には二人だった炭酸兄弟が4人に!!(最終的には7人全員が仲間入り^ ^)
ちなみに炭酸兄弟の名づけ親はクロさんです。

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イワカガミです。 縦走組を見守ってくれています^^

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見慣れた岩です。後もう少し^^

そうこうしてる間に頂上が見えてきました、直ぐに三角点かと思いきや、着いた先は御嶽大権現、何度も御在所山頂まで来たことがありますが御嶽大権現に来たのは初めてでした。

三角点に到着するとサポート隊のみんなが笑顔でお出迎え、休憩所を貸切りテーブルには大きなホットドッグがずらり、しかもソーセージは茹でたてのアツアツをのせて頂きました。ホットドッグの詳細は間違った記述をするといけないのであえて書きません。詳細を知りたい方は直接シェフにお尋ね下さい。

20150412鈴鹿7縦走0504
山頂では。toriyaさん、チョケくん、イッチー、シャモニー、たばっち、ジョコちゃん、キャシーがホットドックを作って待っていてくれました^^ ただ、1人 ガマンできなかった人が(^_^;)

ヤバいです。美味しすぎです。縦走組の想像を超えたホットドッグです。でもアゴ外れそう(笑)

もしこれがパンにソーセージを挟んだだけのものであったら、数分後に縦走隊の何名かはロープーウェイの中だったことでしょう…

その他にもチョケさんのお寿司、ジョコちゃんの漬物、贅沢な昼食を頂きました。

ご馳走様でした。

ん?たばっちその目の前のペットボトルは!?
中身入ってるの??となおさん。そしてなおさん、ゴッチくん、私の三人で飲み干してしまいました。根の平で炭酸を飲みたいと言っていた会話を聞いていて買ってきてくれたそうです。
更にもう1本!!

たばっち ありがとう! あとで頂きます!!

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炭酸兄弟がエネルギー補給してます^^

その後、三角点で縦走組、サポート隊みんなで5座目の記念撮影。

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5座目 御在所岳制覇!!

そして鈴ハイの美女たちの笑顔に見送られ、身も心も回復した縦走組はチョケさん、toriyaさんと共に8人で6座目の鎌ヶ岳へと向かいました。

今回サポートして頂いたみなさん、本当にありがとうございました。みなさんのサポートなくして、この縦走制覇は不可能だったと思います。

つづきはクロさんお願いします。


【6座目】
御在所岳(11:35~12:20)~武平峠(13:10)~鎌ヶ岳(14:05~14:15)

6座目:御在所岳〜鎌ケ岳 記) くろ



御在所までの道中、『炭酸飲みたい!』ネタと『今度セブンマウンテン縦走があるなら、俺たちは根の平でこんなサポートをしようね』ネタで盛り上がった縦走隊。御在所で『鈴ハイ最高シェフ』から期待以上のお昼ご飯のおもてなしを戴いた縦走隊は、ジョコちゃん曰く『変なハイテンション』のまま次の鎌ヶ岳を目指す。

ここから縦走隊にはtoriyaさんとチョケの2名が加わり、楽しさ倍増。

toriyaさんは、鳥の鳴き声に答えたり、木の芽を確認したり、さすがは鈴ハイきっての自然通。
そうこうしているうちに武平峠に到着。到着するや、『おやつキング』のチョケがさっそくお菓子でおもてなし(^^)
鎌ヶ岳はいままでの中で一番近い『次の山』。すぐ着くだろうと思って歩き出した。最初の急登を『これを登りきったら山頂!』と勝手に思い込むほど実は疲れていた。少しガスが晴れてきて、山頂が見えてきた。振り返るとさっきまで居た御在所も見える。よし、がんばろう!

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武平峠まで来ました。鎌への登り返しが...

20150412鈴鹿7縦走0602
キツイ(^_^;)

御在所の出発時刻が予定より遅かったため、下山時刻が18時を過ぎることは間違いなさそうと分かり、toriyaさんが『選挙間に合うかなぁ?』と言い出した。先ほどまでは『炭酸!』とバカ話ばかりしていた我々とは違う。大人だぁ・・
最後の急登に取り掛かる。『鎌はすぐやろ?』と思っていたが、そんなに簡単にクリアできないのがセブンマウンテン。

そしてガスガスの6座目『鎌ヶ岳』に到着。『6』のポーズで記念撮影。

20150412鈴鹿7縦走0603
6座目 鎌ヶ岳制覇!!

ここでも『おやつキング』のおもてなし(^^)
そして、御在所からもってきた炭酸で『炭酸兄弟』が乾杯。それを見たtoriyaさんが『俺のは?』とボソッとつぶやく。『・・・』もう飲み干した後でした(>_<) 20150412鈴鹿7縦走0604
またまた 炭酸兄弟のエネルギーチャージ。あれ1人増えてる?


【7座目】
鎌ヶ岳(14:05~14:15)~水沢岳(15:55) ~ 水沢峠 (16:10 ~16 :20) ~イワクラ尾根分岐 (16:55) ~入道ヶ岳
(18:10 ~18:30) ~宮妻峡 (20:35)

7座目:鎌ケ岳〜入道ケ岳 記) たろー



御在所のシャモニーシェフ特製ホットドックでたっぷりと充電されたはずのエネルギーは武平峠からの急登ですっかり消費されてしまった。

これまで慣れ親しんできたはずの鈴鹿セブンマウンテンは想像以上に手強く、完走まで後1座にせまった我々に残されたものは満身創痍の体だけ・・・。しかし、無念のリタイアをしたやっさんや三池岳、根ノ平、御在所でサポートしてくれたみんなの為に絶対にゴールまでたどり着かなくてはいけない。

相変わらずガスガスの鎌ヶ岳山頂で記念撮影していると、ちょうど我々と反対コース ( 入道~鎌ヶ岳 )
を登ってきたという若いカップルがいた。話を聞くここまで 7時間半かかったとの事。ここから入道までは下り勝手といいながらこれからの事を考えると気が重くなる。

岳峠を過ぎ、鎌尾根に入ってもガスは一向に晴れる気配は無い。本来ならば展望が素晴らしい鈴鹿随一のハイキングコースも、こうなっては修行のようになって来る。花崗岩のザレ尾根のアップダウンをひたすら繰り返すがペースは一向に上がらず、タイムリミットのある

20150412鈴鹿7縦走0701
入道ヶ岳までの道程。近いようで遠い~(^_^;)

toriya さんやチョケに申し訳無いが出来るのはひたすら足を前に出すだけ。
そんな中、救いなのはまだまだ明るいメンバー達。なかでも次郎さんの「炭酸」ネタは御在所への登りからずーっと続いている。一つのネタでこれだけ長時間盛り上がれるのは、我々も徹夜明けのハイテンションに近い状態になってきたという事か。なんだか私も無性に「炭酸」が飲みたくなって来た。

きのこ岩を登り、水沢岳を経て水沢峠に到着。

ここで toriya さんたちのリミットである 18時下山は完全に無理になったので伴走隊とは別れる事にする。チョケは我々の為におやつをいっぱい配ってくれたが水が乏しかったので食べることが出来なかった(チョケごめん)

20150412鈴鹿7縦走0702
水沢峠。ここで御在所からの併走組とはお別れです。

山頂で完走を祝して食べようと準備してくれたカステラを託され、再び縦走隊 6 人でイワクラ尾根を目指す。
仏岩や重ね岩などのイワクラを眺め、ガレたやせ尾根のアップダウンを繰り返した後、最後の急登。何とか暗くなるまでに入道ヶ岳山頂にと急ぐ。

20150412鈴鹿7縦走0703
イワクラ尾根への分岐。近づいています。

20150412鈴鹿7縦走0704
やせ尾根。このタイミングでのアップダウンはこたえます(^_^;)

アセビの群落を抜け、奥の院の横まで来るとゴールの入道ヶ岳山頂が見えて来た。やったー!!!

20150412鈴鹿7縦走0705
入道の山頂が見えます。最後の力を振り絞り頑張ります^^

鞍部の笹原を抜けると後は一気に山頂の鳥居までラストスパート。

20150412鈴鹿7縦走0706
いよいよです^^

山頂でハイタッチ&ハグで感動を分かち合う。
集合写真は 7座目という事でウルトラセブンの必殺技のポーズ。 2.5 日わたる鈴鹿セブンマウンテン縦走をついに達成した。あーきつかった。

20150412鈴鹿7縦走0707
7座目 入道ヶ岳制覇。 と同時に鈴鹿セブンマウンテン制覇です!!

縦走の間中、稜線を覆っていたガスもいつの間にか晴れ、山頂からはゆっくりと夜景に移り変わる伊勢平野がきれいに見える。振り返れば数時間前にヘロヘロになりながら歩いた鎌尾根も見渡せる。さあ、あとは下山だけだ。

20150412鈴鹿7縦走0708
三角点を触って達成感を体感します^^

本当のゴールである宮妻峡までは宮妻新道で下る事に。入道ヶ岳への最短コースでもあるので、あとは 1
時間位で下れるなと思っていたらこれがまたガレの多い急傾斜。踏ん張りの効かない足にはつらい下りになり、宮妻峡についたのは 20 時を回っていた。

20150412鈴鹿7縦走0709
縦走してきた工程を振り返ります。改めて工程の長さに圧巻です^^

20150412鈴鹿7縦走0710
下山は慎重に。 あともう少し^^

真っ暗なキャンプ場ではやっさんが迎えに来てくれていた。思っていたよりも元気そうでほっとする。

みんなやっさんを気遣いながらどうやってここまで来たのかを話していると、やっさんから差し出されたコカコーラの
1.5 リットルボトルと紙コップ。まさか我々の話を聞いていたのかと思える程の以心伝心ぶり。やっぱり毎週毎週苦楽を共にしていると通じる物があるんだなあ。
そして本当のゴールは最初の 7 人の縦走メンバーによるコーラの乾杯で〆。みなさん本当にお疲れ様でした。

20150412鈴鹿7縦走0711
下山後はコーラで祝杯。結局、全員 炭酸兄弟でした^^

歩行距離 46 km、累積標高差 5600 mを 2.5日で歩き切るハードな山行を達成できたのは綿密な計画を作ったやっさん、明るく困難を乗り越える縦走隊 7人のチームワーク、予想を裏切られる素晴らしいもてなしで我々をサポートしてくれたサポート隊のみんなのお蔭、このうちの一つでも欠けても決して成功しなかった。

今回、改めて鈴ハイは素晴らしいメンバーの集まる素晴らしい会だと確信する事が出来た。この素晴らしい会がこれからもますます発展していくように私もさらに尽力していきます。みなさん、本当にありがとうございました。

たろー

○企画リーダーから鈴ハイメンバーへお礼

最後にこの企画にご賛同頂いた鈴ハイメンバーの皆さま、ご協力ありがとうございました。最初は個人山行で企画していましたが、会の例会で軽いノリで提案したら、そのまま採用。
まさか会として実施することになるとは思っていませんでした。縦走としては上級者向けとなる為、一部の方の参加となってしまう。ただ折角、会としてやるのなら多くの人が関われるやり方がいいと思い縦走組と一部参加組(サポート含む)というスタイルを採りました。企画段階では、『上手くいくかな?』という不安もありましたが、皆さんからの積極的な提案があり、想像以上の盛り上がりで幕を閉じることができました。本当に感謝しております。 企画してよかったです^_^

PS.
ただ、私個人としては、前日の雨と汗で濡れた服でいた事、縦走中の薄着により三池岳で軽い低体温症となり完走できませんでした。(体調管理不足です(^_^;))
私としてはこの状態で終わることは心残りで悔やまれます。既に次回のリベンジ企画を考えています。その際は、今回参加できなかった方、もう一度参加してみたい方も是非、一緒に楽しみましょう^_^

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