木曽 樽ヶ沢〜岩倉川 2025.9.21

メンバー:たろー(L)、ふみふみ、たまちゃん(記)


コース:ゲート前(9:30)−樽ヶ沢入渓(9:45)−樽ヶ沢脱渓(13:00)−林道(13:30)−林道下降点(13:45)−岩倉川入渓(14:15)−岩倉川脱渓(15:30)−林道(15:45)−ゲート前(16:15)


山行記:

某ゴルジュ沢に特攻を仕掛けるつもりで死装束…もといウェットスーツを持参してドンパチやるつもりが、なんと現地にて夜中に30mmの雨が降ったことが判明。木曽川本流は茶色く濁って荒れ狂い、河童の川流れ状態。

ん~もうこれ無理じゃね?と意気消沈していたところ、たろーさんが樽ヶ沢行こーぜ?と転進を提案してくれました。そうだ!俺達にはまだ樽ヶ沢があった!と希望を胸に、沢ヤの駆け込み寺…もとい樽ヶ沢へ向けて出発することになったのであります。

この山域を代表する超絶大人気の癒し沢と聞いていたのですが、林道ゲート前に車は皆無。どうやらこんな日に沢に行くのは我々だけのようです。そ、そんな馬鹿な!?

特攻野郎Aチーム、いざ出発!

最初の難所は5〜6mくらいの滝です。水線に突っ込もうかと試みましたが、水圧で足がすくわれて敢え無く断念。右岸の側壁を無理矢理に突破したのですが、右に大きく足を開くワンムーブがポイントでした。

下からだと簡単そうに見えたのですが、朝イチから意外と渋い登攀を強いられました。後続のふみふみさんには目覚めの1発のような登攀ラインだったようで、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです😅💦

何を思ったか水線に突っ込もうとする阿呆🤣
ぬるぬる過ぎて、ふみふみさんメガシャキ!?😎

続く30m滝もなかなか荒ぶっており、まるでダムが放流しているかのように暴れ回っていました。たろーさんが言うには、過去一の水量とのことです。

右岸は階段状に見えたので取り付いてみたものの、中ほどから意外と傾斜が立っており身の危険を感じました。水線はプロテクションが取りづらいのでまたしてもヌメりの酷い側壁ぎりぎりを慎重に登攀。

30m滝。右岸を登る。

あと一息で終わりかな?と思っていたら、30mでは少しだけロープが足りず右往左往。仕方が無いので中途半端なテラスでありったけのカムで終了点構築。無事に後続を引き上げました。なんかアルパイン気分で楽しかったです。

余談となりますが、カムやハーケンのようなプアなプロテクションで終了点を作る場合は3点以上かつ固定分散が原則となります。前尾根などのゲレンデをボルト禁止ルールで登って練習しましょう!

ありったけのカムで作った終了点。飛ばない事を祈る😇
高度感エグいなぁ〜😆

第3の難所は今度こそ本当の本当に階段でした。左岸を適当に登り、中段テラスで後続を肩絡みで引き上げました。

左岸を登る。簡単でした😄

その後はロープを出すような所は無く、激流のアスレチックを楽しみながら遡行していきます。明るい花崗岩と綺麗なエメラルドグリーンの釜に癒されました。本当に良い沢ですね。なんか元越谷の上位互換みたいな感じの沢です。

そう言えば話は変わりますが、7月に友人と元越谷に行った際、初めてアカショウビンの鳴き声を聴きました。鈴鹿にもいるんですね。姿は見えなかったので、いつか絶対に見てみたいです。

釜が綺麗✨️
シャワーのトンネルをくぐったりする🚿
水流に負けそう🥲
美しいゴルジュ地形😍
激流を越えるのだ😤
メタボチェックのチムニーを攀じる😜

いつも緊張してあまり食べられないので、僕は山にあまり食料を持って行きません。みんながお昼ごはんを食べている時にも僕は柿ピーを無理矢理に口に押し込む作業をしているのですが、見兼ねたふみふみさんが“なごやん”と“サンドイッチ”を恵んでくれました。あと写真に撮るのを忘れましたが、キャラメルも貰ったような気がします。ありがとうございました。

有り難く頂戴しました😋

さて、上流部はゴーロ歩きとなり、一度脱渓して林道に上がります。ガレガレのルンゼを下降して次は岩倉川に入渓します。

上流部は平凡。
堰堤。右岸に古い作業道があり、それを辿ると林道に出ます。
林道から岩倉川に向けて下降。

岩倉川は下降に使われるくらいの沢なのでしょうもないだろう?と高を括っていたら、本日は激流過ぎて地味に大変でした。

岩倉川入渓。むむむ、荒ぶっておるな…
この期に及んで泳がされるとは…😅

普段なら歩いて降りられるであろう滝も、全く近付けそうにありません。渡渉を繰り返しながらゴーロ歩き、1回だけ懸垂下降を交えてどんどん下降していきました。

んー、降りられそうにもない…
懸垂下降で逃げよう💨
水線通しは不可能。単なるゴーロ歩き😅

適当なところで脱渓して林道に上がりました。そういえば集合写真を撮っていなかったことに気付き、慌てて入渓点の橋で撮影。最近こんなんばっかりですね。

お疲れ様でした♫

丸一日よう遊びました。このくらいの水量だとピリ辛で楽しく遡行出来ますね。転進を提案してくれたたろーさんに感謝。ここは柿其とセットで遠征しても良さそうですね。癒しの水量の時にまた再訪出来たらいいなと思います。

おしまい。

記)たまちゃん

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