≪メンバー≫
とりや、たばっち
≪コース≫
鳥羽出港時間:7時40分、神島着:8時20分―帰り神島発:15時50分、鳥羽着:16時30分。
10月の三連休、本来ならば標高3000m級の紅葉がクライマックスを迎えるベストシーズンですが、私は先月までに全ての財とワンシーズンの限界となる走行距離を遠征に捧げてしまったので、とりやさんが設定してくれた県内の日帰り企画に飛びつきました。
この時期は伊良湖岬からのタカの渡りが見られるということで、鳥羽の神島に行ってきました。三島由紀夫の潮騒の舞台です。
しかし私は三島由紀夫のことも潮騒のこともよく知りませんでした。
鳥羽駅までは近鉄電車で移動し、連絡船乗り場までテクテク歩きます。商店街みたいなところや土産物屋さん、真珠のお店もあります。
乗り場には結構人が集まっていて、神島以外にも菅島や答志島などにも行けます。何だか美味しいものにありつけそうな予感。下山後のタコ飯あるかなー?
船の上からはカモメや黒い群れが飛んで行くのが見えました。専門用語でウミネコやオオミズナギドリ…です。
神島に降り立つと散策路を確認。島を一周するコースがあるようです。蛸壺が並ぶ広場の前を通り、古めかしい建物が緑に飲み込まれた景色を眺めながら海岸を見渡せる絶景ポイントへ。浜辺には大きな岩がそびえています。海の青さと岩の上に茂る緑のコントラストが素晴らしい〜!これはもっとのんびり眺めていたい、今度は来るときはスケッチブックと絵の具を持って来よう。
白い岩が目を惹くカルスト地形を過ぎると山っぽい道になってきました。少し急坂です。道には大きなナメクジが沢山いるので踏まないように気をつけながら歩きます。
今日は荷物が重いので坂道はこたえます。フーフー言いながらも展望台のようなコンクリートの建物に辿り着きました。
ここは監的哨跡といって旧陸軍の施設で、潮騒のクライマックスシーンでヒロインの山口百恵が裸になった場所らしいです。映画の説明の看板がありましたが、オトコが火を飛び越えて百恵ちゃんへの愛を誓う的な感じらしいです。
ここに来て、あまちゃんの挿入歌で小泉今日子が歌っていた『潮騒のメモリー』の歌詞の意味がわかりました。
さて建物を後にして、次の名所にして今回の最大の目的地の神島灯台にやってきました。ここで伊良湖から来る鷹を見るために張り込みです。灯台にはすでにその筋の人たちがスタンバっていました。詳しそうです。
私たちも持参した折りたたみ椅子を広げて三脚と望遠レンズをセットします。
特にとりやさんの三脚もレンズも、尋常ではない超重量…ごっついごっつい!
しばらく様子を見ていましたが、渡り鳥は来ません。食べていた甘いお菓子に蟻が入ってきたので慌てて払いながらしまい、塩味のあられにチェンジです。
またしばらく様子を見ていましたが。やはり渡り鳥は現れません。伊勢湾を行くタンカーが、ゆっくりと移動していく様子を眺めながら、日向は暑いので日陰に避難。塩味のあられにも蟻が入ってきて、とりやさんのザックもありんこまみれになってしまいました。
島に住んでいるトンビやハヤブサは上のほうに飛んでいるのですが、渡り鳥がやってこない。もう飛んでしまったのかなー?ととりやさんは海の向こうの伊良湖岬で張り込む鳥仲間に情報を聞いています。
私もスマホで鷹の渡り情報サイトを見つけて、最新情報をチェック。てか、こんなに鷹の渡りウォッチングが難しいとは…飛んできたとしても高いところを飛んでいくので小さくて見つけるのが難しく、すぐに飛んでいってしまうのでよそ見できません。ずっと空を見張っていなくてはならないので過酷なものです。
隣で見張っていた達人さんが来たーと騒ぎ出し、私たちもチェック。1羽だけ、ハチクマという鳥が飛んでいきました。もうピントが合っているのかどうかも分からずとにかくシャッター切りまくります。
2時まで粘りましたが、結局この日確認できたのは2羽のみでした。
灯台の横の看板には「ここには沢山のタカが渡ってくる、サシバがよく見られる」と書いてあります。ハチクマもサシバも、初めて聞く名前です。そして飛んでる鳥の見分けがつきません(^_^;)
勉強とともに動体視力も必要です(汗)
今回は残念でしたが、またチャレンジしましょうというのとで、アサギマダラ舞う遊歩道を歩いて立派な神社を越えて船着場の近く市街地?まで戻ってきました。タコ飯は時間がずれてしまったのでカフェでカレーです。
味のある時計の路地を通り抜けて神島巡り完了です。
今度は泊まり込みで、タコ飯も!
とりやさん、来年もよろしくお願いします( ^∀^)
たばっち
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