2024.8.17-18 南紀 黒蔵谷 沢登り

”アンダーガバの滝”

〈コース〉

1日め:ホイホイ坂林道P264付近突合(8:20)~鮎返滝(9:10)~出谷出合(11:10)~高山谷出合(14:00)~八丁涸鹿付近泊地(14:50)

2日め:泊地(7:10)~高山谷出合(7:50)~出谷出合(10:50)~鮎返滝(12:10)~駐車地点(13:00)

〈メンバー〉たろー、ふみふみ、ゆう、たまちゃん、てつや(記)


水が透き通っていました。

お盆やすみ、夏真っ盛りの後半は、南紀の沢、黒蔵谷でのんびり沢泊を楽しもう、とたろーさんが企画くださいました。

朝早くから紀勢自動車道はなんだか車が多いめ。
お盆休みだからなー、と思っていたらそうではなく、この日17日は熊野花火の日なのです。
朝7時前なのに、海岸沿いの道路は軽く渋滞しています。
会場にほど近い駐車場は、1日5,000円となっていました。すでにそこそこ入っていました。

来年はきっと見にくるぞ!
なんて思うこともなく、ホイホイ坂をサッサと走り抜け、予定よりやや遅れて入渓です。

この日も外気温は40℃に迫る猛暑日。まとまった雨もないので沢の水は少なく、冷たくもありません。

そのせいか、足元のぬめりがとんでもないです。
砂利以外のすべてがぬめっています。
癒しのユルユル山行のつもりだったのですが、
ぬめりのヌルヌル山行と化しました。

30分も歩くと鮎返滝。
減水とはいえ壮観です。


泳いで右岸のルンゼに取り付きます。
上部は立っているのでロープを出します。
たまちゃんのナイスリードで突破。

ここからは下の廊下。
両岸を嵓に囲まれていて
長淵、小滝、廊下、が代わる代わる連続します。

事前に遡行記録で予習したときに、
”歩いているよりも泳いでいる時間のほうが長い”とありましたが、
そんなわけないやん、、、、、。

ホンマや!
ずっと泳ぎっぱなしやん!

出谷出合からは、中の廊下。
瀞場が続きやはり泳ぎの連続です。

たろーさんは先頭でスイスイ進んで行きます。
同じところをついて行くのですが、なかなか進みません。
3倍くらい体力を使っている気がします。
たろーさんのサメ肌伝説を垣間見ました。

ほどなくして、”アンダーガバの滝”です。

水量が少ないので取り付きはできるのですが、
少ない分登りが多くなりかえって難易度が上がっている気がします。

みんなでトライしますがあと一歩のところでドボン。

たまちゃん、あと一手。

”今日はこれくらいにしといたるわ”と言って右岸から巻くことにします。

高山谷に入ってからは巨岩帯。
泳ぎ疲れた体にはこたえます。

なんとかやり過ごすと河原が見えてきました。

ここをビバーク地とします。

整地、設営、薪集め、流れるようなルーティン。

火が熾ると落ち着きます。

ゆうさんがウェルカムフルーツポンチを振舞っていただきました。

甘さがしみわたる!

持ち寄った沢山の食材とともに乾杯です!

今回も沢のエンゲル係数、高めのメニューの数々です。

宴は数時間続き、気が付けばみんな焚き火の横で寝落ちするという至福の時を過ごせました。

翌朝、早々に目を覚まします。
そういえば、出発時間の打ち合わせもしていませんでしたが、今回はまあいいでしょう。

朝食を済ませて出発。
7時10分。
早い!

昨日の道のりを下るのでずいぶんお気楽です。

流れに身を任せて、、、
と思っていたら、水流が少ないので流れません。
行きと同じく、帰りも頑張って泳ぐことになりました。

まだ8時まえですよ。

アンダーガバの滝はスライダーで滑り降りました。
これは楽ちん。
(ちょっとコワい)

せっかくなので、登りにトライ。
たまちゃんが一撃で突破しました!

クリア!

少し降ると大きな釜のある4m滝。
行きは巻きましたが、キャニオニングの手順で下降します。
後続はスリリングなジャンプ&スライダーでクリア。

その後も泳ぎと小滝が続きます。

最後は鮎返滝。
左岸から沢ヤ懸垂15mほど。


空中鑑賞しながら釜に降り立ちます。

ここまでくればあとは歩いてすぐ。
林道の駐車地に無事到着しました。
沢の中と違って暑い!

日陰で着替えて車に乗り込み、フラットダートを戻ります。

まだ13時をすぎたばかりです。
わたらせ温泉に立ち寄り、夏休みの最後を締めくくりました。

高速のPAではふみふみさんに鯖寿司をごちそうしていただきました!

リーダーたろーさん、メンバーのみなさん、
いい沢になりました。
ありがとうございます。

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