鈴鹿 矢原川 キャニオニング 2024.06.22

鈴鹿最大、下不動滝の下降

<メンバー>
てつや、ふみふみ、たろー、なべちゃん、しま、けい、たまちゃん

<コース>
野登山山頂付近林道(7:55)~仙鶏尾根~鷹巣尾根分岐(8:55)~矢原川中俣下降~上不動滝上(11:35)~下不動滝上(13:30)~登山道(16:05)~坂本棚田P(16:45)


ダイジェスト動画


 蛇谷に続いて2回目のキャニオニングトレーニング。今回は鈴鹿の矢原川(中俣)となりました。鈴鹿最大の下不動滝を初め滝が多い谷なので楽しみです。
 まずは車で野登山を登りアプローチの負荷軽減。この辺りのリサーチはさすがてつやさん。林道に車をデポし仙鶏尾根に取り付きます。仙ヶ岳方面へ向かって少し登り、鷹ノ巣尾根を下って入渓。ここまでは矢原川遡行の下山ルート逆に辿った事になります。

野登山への林道からスタート
遡行とは逆ルートで入渓

 河原で軽くロープワークのおさらい。なべちゃん、たまちゃんはキャニオニング用の高額なディッセンダーを購入していました。(私もハンニバルが欲しい)

手順をチェック
たまちゃん購入のピラナガイド

 谷を少し下るとすぐに5~6m滝が現れます。2チームに分かれ、右岸、左岸の両方から下降開始、着地点が滝壺になっていたりしてより実践に近い練習が出来ました。

少し下って
小滝でまずは懸垂の練習
右岸と左岸に分かれて
釜に降りるシチュエーションも

 そして上不動滝(30m)の下降。右岸から先頭のなべちゃんをローワダウンで下ろし、MMOでロープを固定、ふみふみさんが降りた後、カラビナロックをセットしてシングルロープで懸垂下降、ここまではスムーズです。

行きまーす
上不動滝下降

 滝下に降り立ってロープを回収しようとするとロープがうんともすんとも動きません・・。どこかでスタックしたようです。仕方が無いので巻道を落ち口まで登り返し、確認するとカラビナが岩の間に引っ掛かっていました。カラビナを外し、下からロープを回収してもらいます。

 左岸側のロープもスタックしていたので、しま君も上り返してきました。ロープは特に問題なさそうだったので、動くのを確認して再度懸垂下降します。しま君も続くのかなと思ったら彼はロープを回収し、巻き道で降りてきました。聞くとロープを掛けていたマイロンのゲートが開いていて変形していたとのこと・・。ロープ回収を試みる際に何かしらのアクシデントがあったようです。事前に確認を怠ったのは超反省です・・

 その後も20mほどの滝を二つほど懸垂し、いよいよ下不動滝の下降。右側からてつやさんが降りていきますが、割と近い所にテラスがありピッチを切る事に。傾斜も思ったほど強くなくなんだか拍子抜け。結局3ピッチで下降しました。

シャワー爽快
最初は毎回緊張する
いよいよ下不動滝の下降
最初の1ピッチ目は簡単
最終ピッチ
中々の迫力
計3ピッチで下降しました

 ここでもカラビナロックが引っかかってロープ回収不能→登り返しで回収をやってしまいました。

 天気も怪しくなってきたので下不動滝の前衛滝の下からは道型をたどって坂本集落まで。棚田の駐車場でヒルチェックをして終了しました。

ラスト懸垂
いつもは直登する滝
坂本集落へ

 2回目のキャニオニングトレーニング。今回特に感じたのはロープ回収トラブルを無くす事がとても重要だという事。

 通常の沢登りの下降ではありえない高さを降りる為、ロープの重さ、摩擦も非常に大きくなり、障害物も多くなります。また、登り返しの労力、危険度も比べ物になりません。大滝の途中で回収できなくなった場合には正に進退窮まってしまいます。

 支点の位置、ロープの流れ、回収する場所の足場など色々な事を考慮しなければいけないと思います。せっかく得られた新しいジャンルのアクティビティ。楽しむ為にもっと経験を積みたいと思いました。

 リーダーのてつやさん、参加メンバーのみなさん、貴重な経験を積ませてもらってありがとうございます。また行きましょう。

記)たろー

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