台高 古川・岩屋谷 沢登り 春の大滝めぐり 2024.04.13

銚子滝をバックに

<メンバー>
たろー、ふみふみ、なべちゃん、けい、てつや、ヒロ

<コース>
不動橋(8:15)~不動滝上(8:40)~銚子滝下(10:10)~40m滝下(11:50~12:15)~左岸ルンゼ~杣道(13:50)~谷に戻る(14:15)~V字8m(14:20)~杣道(15:30)~不動橋(16:15)


 ちょうど1年前、コースアウトを繰り返し時間切れで途中敗退となった台高の古川・岩屋谷にリベンジしてきました。

 1年前の記録

 クネクネのR425を超えて坂本ダム湖畔の不動橋からスタート。橋から眺める不動滝は去年より若干水量多め。

不動橋からスタート
不動滝

 まずは入渓までが最初の難関。前回は登り過ぎてずいぶんとロスしたけど今回はすんなりと右岸の支流に降り立ちました。最初の滝を右岸から巻き気味に登ると不動滝の落ち口へドンピシャ。

この後、左側を巻き気味に登っていく
不動滝落ち口、不動橋は目の前

 不動滝の上は堰堤や取水施設があって驚きます。ナメ滝をいくつか超えるとかっこいい滝を落とす二俣。本流は右俣ですが左俣の滝の左側を登ります。前回は滝の右から際どいトラバースをしましたが、こっちのほうが怖くないかも。ヒロさんも今年から沢を始めたとは思えない位スムーズに登ってきます。

滝の上にこんな人工物が
ナメもある
本流の右俣の滝
左俣の滝の左側から攻める
ヒロさんもスムーズに登ってくる

 滝を越えたら中間尾根を乗越して右俣の本流へ。前回はここから更に巻き上がってしまいましたが、懸垂下降で谷へ降り、前衛の滝を右から巻いて銚子滝の下へ降り立ちます。前回はこの時点でお昼近くになっていましたが、今日はまだ10時過ぎ、順調。

銚子滝はすぐ上
懸垂下降で谷に降りる

 銚子滝(70m)の下で休憩しながらのんびりと写真撮影大会。今日も日が当たってキラキラ輝いています。やっぱり何回見てもかっこいい。

銚子滝
記念撮影
虹がかかっている

 銚子滝の巻きは左岸から。ガレガレの斜面を登り岩壁にぶち当たったところで落ち口の方にトラバース。ダイレクトで落ち口に乗り込めそうだけどあえてギャンブルはせずにそのまま左岸を詰め上がります。
 銚子滝の上はゴルジュ状になっており下りられそうになかったので、その上の小滝も一緒に巻いてしまいました。リッジ状で高度感があるので念のためロープを出します。

巻きの途中
その上の小滝(ゴルジュ)
リッジ状

 谷への復帰はすんなりクライムダウン。谷中を進むと40m滝が目の前に立ちはだかります。他の谷なら名前がついてそうな立派な滝が隠れているなんてすごい。

谷に降り立つ(奥に何か見えている)
両岸は切り立っているけど谷の中は穏やか
40m滝バーン

 滝の前で昼食を摂ったらいよいよ今回の核心、ルンゼの巻き。下の方が立って見えたけど登ってみるとそれほどでもないかな。
 でも角度もあり、浮石も多いのでロープを出しました。前の人が落とす石に注意しながら慎重に登っていきます。

左岸(右側)のルンゼから登る
ロープを出して慎重に
浮石に注意

 間隔を空けて登っていきますが、カラカラと落ちてくる石に何度も「ラクッ」の声が響きます。途中、ひやっとする場面もありましたが、何とか突破。6人で1時間半以上かかってしまいました。
 傾斜が緩くなった所で左岸の斜面を登ると杣道に突き当たります(前回の引き返し地点)。杣道を少しだけ進み、谷に降りていくとV字8m滝が現れました。

V字8m

 ここがこの谷の最後の見せ場。なべちゃんが左岸のリッジをフリーで登りますが、上部が少しいやらしかったので後続のためにロープを出しました。
 V字滝の上も小滝がいくつか出てきますがすぐに平凡になってきたので、左岸の斜面を杣道まで登り、あとは杣道を辿って不動橋まで。

左岸のリッジを登る
小滝をいくつか超えると谷は平凡に

 杣道に出てから不動橋まではなんと45分で到着。色んなことがありましたが歩いた距離は3kmほど。濃い谷でした。

不動橋に戻ってきた

 2回目の岩屋谷。短い中にも見どころが詰まった良い谷でした。これで関西100沢の一つをまたクリア。この調子で今年は大き目の谷にどんどん行きたいなあ。

 参加の皆さん、ありがとうございました。

記)たろー

 

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