<メンバー>
たろー、こうじ、なべちゃん、いさお、まさ
<コース>
大君ヶ畑墓地(7:00)~滝洞谷(7:10)~洞窟ゴルジュ下(8:00)~井戸底ゴルジュ下(10:00)~迷路ゴルジュ下(12:00)~遡行終了点(14:15)~茶野(15:55)~P729(16:15)~大君ヶ畑墓地(17:05)
鈴鹿で1番難しいらしい滝洞谷(タキボラ谷)に行ってきました。
鈴ハイ沢界の泣く子も黙る重鎮、例えるなら御老公様、助さん、角さんに、流星のように現れた上級クライマーに、うっかり参加表明してしまったうっかり八兵衛の5人でチャレンジ(^o^)
この沢は選りすぐりメンバー少人数で行くのが好ましいとされるが、果たしてどうなるか。。。。無事に帰って来れたのでしょうか?
先に結論言うと無事帰って来れました、無事に暗くなる前に〜(*´∇`*)堪能して恍惚とした表情で(o^^o)
自己最険記録を大幅に更新しました😵
普段からツルツルぬるぬるなコースらしいですが前日の雨でほぼ全ての岩がしっとり濡れててさらにslipy度がアップしていました。
出発地点の墓地をスタートしてまもなく開けた土地から狭い谷が始まります。そして正面に人面岩⁉︎こえ〜ぇぇ(//∇//)髑髏が隙間からこっちを覗いてる〜シャイニング〜視線が合ってマジで背中がゾクッとしました。お墓スタートいいドクロといい、death valleyと異名を持つ滝洞谷に相応しい幕開けです。
そんなCSはいきなりお釜から始まるので、各種情報通り左側を巻いて10mほど懸垂下降で4人は進みました。が、まささんは行ってきますと言っていきなりおかまの水に入って登っちゃいました。小汚い冷たい水にいきなり入るのも嫌ですが、真似して登れる気がしないので、王道ルートをば。
懸垂下降で降りてからすぐのつるつるチョックストーンもなかなか難しい(^^)
ちょっと進むと1つ目のメインイベントの洞窟ゴルジュが登場。
ここのために急遽Amazonでポチってギリギリに届いたアブミなるハシゴの出番です。一人で通過するなら2つのアブミをかけバラシしながらつるつる岩カベ岩トラバースしてます。昼間なのに洞窟のように暗いのでヘッデンをつけて照らします。
チームで7つもあるため贅沢にかけてアブミワタリ。アブミの展示場みたい。そしてラストでアブミを回収したいさおさんはカラフルなクリスマスツリーみたくなってました。
アブミ渡りをしてる時に後続3人組がやってきましたこんなレアな場所で人と会うなんてびっくり。(このパーティーは沢登りして下降して帰ったようです。)
そのすぐ上も背面ステミングからぐるりして岩抱え込み。1個1個高さはないが小難しく楽しい^_^
苔むしてぬるぬる峡谷が、どんどこどんどこ続きます。どれもこれも滑り落ちるリスクがあるのでまめにロープやスリングで確保しながら。
※おまけ まささん編集の動画(前編)
しばらく進むと谷の行き止まりが・・・と思いきや2つ目のメインイベント、井戸底ゴルジュが登場。下段と上段の2段構え。下段はほぼ垂直に10mほど切り立つしっとり濡れ、まるで井戸から這い上がる岩場。まささんがトップでいかせてくださいと立候補、どうぞどうぞとぜひお願いします(๑˃̵ᴗ˂̵)
下側には手がかり足がかりが見えるにですが上はどうやって登るの⁉︎みんな上の方がきついと、緊張情報を教えてくれます。結構時間もかかってるし。上の方は長島ジャンボ海水プールのフリーフォールスライダーをステミングで手足背中使って這い上がる感じ。たろうさんが、息が上がったからちょっと待ってと言っていましたが、おいらももれなく登り切った時はゼーハーゼーハー肩で息してました。おいらにとっては、ここが核心部でした。
下段登りきると目の前に最難関と言われる井戸底ゴルジュ上段。これまたしっかり濡れてこれまたつるつるスラブ岩やないかい(°▽°)まささんはリードでフリーで登っていきました。後続は取り付き部でセオリー通りアブミを2箇所セットして登りました。ツルッツルなんで上の方では支点とロープをがっつり掴ませてもらいました。ここはとてもフリーはムリ。ましてやリードなんて。ラストのいさおさんギア回収ありがとうございます。今日1日は3、4番手で楽させていただきました(^^)
3つ目のメインイベントは、迷路ゴルジュ。25m3段スライダー。ここはなべちゃんがリードで行きます。コケ岩だとカムの効きも不安。モスグリーンのガケを登るとつるつるスライダーが。フリクションを信じて手がかりポイント到達までが緊張しました。滑るとスライダー&崖なんで(^。^)
上の方はボブスレーのコースをステミング。股が裂ける〜、足が足らん〜、ロープで確保される安心感がハンパない。
そして次は隠れメインイベント。深いお釜を通るか、落石多い高まきかどちらも行きたくない。お釜チャレンジしたいさおさんも這い上がるのに苦労してる。そんなに長い間水に浸かって寒そ〜、巻も辛そう、激しく葛藤。勇気を出して足の届かないおかまにイン。やっぱり冷た〜い、臭くなくてよかった〜☆自力で這い上がり断念して引っ張り上げてもらいました。ここはプライドよりも早く水から這い出ること優先です。11月に肩まで水に浸かるとは思わなかった(^^)
ここを過ぎて少し行くと、水の流れる普通の沢が。そして茶野への取り付きが急斜面で劇登りで疲れました。ここらで遠足前のワクワクで眠れんかったつけが効いてきた。
沢と言っても水流なく、古〜い山水が所々に溜まってる。クライミング がメインなコースでした。天気は晴れだというのに深い谷なので薄暗くてヘッデンで洞窟チックでした。
また滝洞谷の数少ない投稿で、動物の死骸多数、腐れゴルジュでデスバレーの異名あり。極悪腐敗臭だったらどうしようか、そんな水に入って病気にならないか心配でしたが、死骸なし、チョイ臭程度で、ヒル1匹付着程度でした。酢の匂いがするとか、魚臭いとか、カップラーメンの風味が台無し程度の多少の我慢で済みました。下山後の体調不良もなし。帰ってからの洗濯はいつもより念入りにしました。
次から次へとどれもこれも核心部のような感じが盛り沢山で刺激が強すぎて痺れました。楽しかった〜ドキドキした〜エキサイトした〜沢でした。フォールもなしでした。
手練れメンバーと一緒に行けて楽しく無事にゴールできてよかったです。ありがとうございました☆
記) こうじ
※おまけ まささん編集の動画(後編)
コメント入力