<メンバー>
A班:たばっち、たろー、めぐち、りこ、やはてぃー、すみすみ、体験Miさん、Kさん、Sさん
B班:いさお、つよっさん、こうじ、キヨ、ヒガシ、おすぎ、山さん、なっぴー
C班:なべちゃん、ふみふみ、ジュリ、リー、おりえ、さやか、りなこっぷ、体験Moさん
<コース>
朝明P(8:20)~中峠・通報訓練、セルフレスキュー訓練(9:45~10:30)~金山
~ハト峰・搬送訓練、ツエルト設営(11:15~13:15)~朝明P(14:20)
<A班、たばっちの報告>
要救助者(めぐち)が、滑落して腕に裂傷と足の骨折という設定。
①めぐちを寝かせて(今回は自分で寝てくれたけど)ザックを枕にする。
②風が吹いていて寒かなると思いめぐちにサバイバルシートを巻きつける。
③腕の傷にハイドレーションの水をかけて洗い流す。が、ここで手袋をつけ忘れていたことに気づく。手袋を着用して傷口洗浄。
③清浄綿(ノンアルコール)を取り出して傷口を拭く。(めぐちより濡れていないガーゼの方が良いと指摘あり)
④傷口にガーゼを強く押し当てて5分間圧迫して止血する。(自分が思っていたより強い力が必要だった。少し痛いくらい。
出血部が静脈が動脈か、場所によって押さえる場所も違う。)
⑤血が止まったのでガーゼをテープで張って腕の処置は完了。
⑥足も骨折しているようなので処置開始、骨が見えている開放骨折だと出血が激しくてショック状態になっている可能性が高い。
意識を失っているかもしれない。傷を洗浄したら清潔なガーゼを一枚被せて、その上にありったけの布
(仲間が持ってる手拭いやタオルなど)で押さえ込んで止血する。靴は脱がさず紐を少し緩める程度。
⑦副木(サムスプリント)で足が曲がらないように固定する。固定の方法例はサムスプリントを開けたら中に使用方法が書いてありました。固定の際に三角巾は大きいのでぐるぐる巻きに出来ましたが、手拭いだと一巻きで結ぶのが精一杯でした。
⑧じっとしていたのでめぐちが寒くなってきたと訴える。メンバーの防寒着をかけて風が入らないようにサバイバルシートを再び巻き直し救助が来るのを待つ。
と、ここで終了にしました。
時間の関係から搬送訓練とツエルト設営はハト峰についてから行いましたが、次回は連動させても良いかと思いました。
<B班、いさおさんの報告>
今回の講習会は、①「ケガの応急処置」 ②「救助要請」 ③「負傷者の搬送」について行いました。私はどの内容も初めての体験で、たいへん有意義な講習になったと感じています。こういった講習をクラブで行って頂けることを有り難いと思いました。
山行中の事故に対するセルフレスキューは、所持できる装備も乏しく、また地形も険しい場合が多いため大変難しいことを実感できました。現地で我々が出来ることは限られるということも認識出来ました。ただ、出来る処置は限られますが、その処置が出来るかが要救護者の生還確率を少しでも上げられる可能性につながるのなら、しっかりと出来るようになっておくべきだと思いました。もちろん、以前からそういった意識はありましたが、講習会を経験することで、より意識が高まったと感じています。
今回、3班に分かれて講習を行いましたが、会長にご指摘頂いたように各班で行う講習内容を事前に摺り合わせておけば、班による内容の違いを小さく出来たかなと思います。私の班では、①「ケガの応急処置」を担当頂いた方が専門知識のある方でしたので、非常に参考になりました。他の班の方にも共有した方が良いと思うことを下記します。
応急処置に関して、まずは、命に関わる内容の確認及び回復を行う。
① 意識および呼吸があるか?
《無い場合の処置》
「救急のABC」
A air way(エアウェイ) 気道確保
B breathing(ブリーシング) 人工呼吸
C circulation(サーキュレーション) 心臓マッサージ等による心拍と血圧の維持
② 出血を止める(大量の出血は生命に関わる)
(ⅰ) まず出血部をガーゼなどで強く押さえる。
(ⅱ) 動脈からの損傷時には、(ⅰ)では出血が止まらない場合が多い。そのときに は、出血部より心臓に近い部分を強く縛り出血を止める。なお長時間血流を止めると壊死が起こるため、一時間に一度縛った箇所を緩めて血を通わす。
また、転落や滑落の事故では、頸椎の損傷の可能性を疑うこと。損傷がある場合、不用意に動かすとダメージが大きくなるため、なるべく頸部を動かさないようにする。
最後になりましたが、各講習の講師役、救助要請の警察役を引き受けて頂いた方にはお世話になりました。有り難う御座いました。また、今回、幹事役をさせて頂きましたが、他の幹事の方にほとんどの部分をやって頂き申し訳ありませんでした。感謝いたします。
<なべちゃんの感想>
今回の講習会について、多くの参加者になり、真剣に取り組んでおられて良かったかなと思いました。
訓練は、毎年コツコツ積み重ねて経験を積まなければ、とっさには手順が行えないと思います。
応急手当ては、初めての方も多かったので、水を持ち歩く、牛乳パックが副え木になるなどメモを取っている方もおり、参考になったかなと思います。
救助要請では、シナリオを事前に連絡していなかったので、通報者の方は、四苦八苦したかと思います。搬送訓練では、予習と場所があまり適切ではなかったかと反省しております。
全体を通して、多くの方々に参加して頂き、普段、あまり山行しない人と歩く機会になり良かったかなと思いました。
講習に関しては、事前に救助要請のシナリオや応急手当てで持ってくる物を公表しても良かったかなと思いました。
訓練の時間も少なかったかなと思いました。登山をしながら、訓練を入れるか?訓練重視で広場でがっちり行うか?検討すべきかなと思いました。
<写真>
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