福地山 2017.2.4

20170204福地山08_420
快晴・無風・絶景!!!


○メンバー
CL:toriya SL:ふみふみ
やっさん、toyoちゃん、もっちゃん、しろー、シズ、さなっち、はる

○コースタイム
8:25 福地温泉
10:45 1381ピーク
12:35~13:35 福地山昼食
15:10 福地温泉3


 「福地山」ってドコッ。???
 山と高原地図の槍ヶ岳・穂高岳の奥飛騨温泉郷の福地温泉辺りを探したが福地温泉が枠外。
 そんなベタなトコないかとググってみると、福地温泉西側にあった。
 標高1672m・標高差721mとあり、2月上旬。
 自分標準では決死の覚悟で挑む油断の出来ない真剣勝負なのですが、世間様では体力・技術共に初級なんですね。

 toriyaR様に頂いたコースタイム:
福地温泉登山者駐車場8:30-無然平10:50-福地山12:50~13:35
-無然平14:15-福地温泉登山者駐車場15:10

 登山者駐車場へ9名が2台に分乗して到着し、本日初の雪を踏みしめながら靴を履き替える。
 朝市前で出発前の時間調整。

麗らかな春の到来を彷彿させる日差し。

快晴。

無風。

 きっと、尾根に出たら風が強く寒いんだろうなと思いながらサングラスを準備した。
 ふみふみさんを先頭に出発。
 登山口脇の「青だる」を正面から眺めた後、その裏を通る登山道へ入ると、沢の水を木に噴霧していて、それが自然凍結して出来るだって事が分かる。

 最初は植林された杉林をしばらく歩く。
 すでに上半身はカットソー1枚になってはいたが暑い。
 サングラスが曇るどころか、汗がレンズにポトポト落ちる。
 先頭でペースメイクして頂いてるふみふみさんは、「汗ばまない程度」と言っておられた様な気がするが、デブとはこんなに違う事を痛感する。

 杉林を抜けると所々から、僕にも分かる、尖った積雪の無いお姿の槍様が見える。
 雲ひとつ無い。
 麗らかとか悠長な表現は間違いだった。

 とにかく暑い。

 早朝の車移動で登山口までの途中、高山市街を過ぎた辺りの路肩気温表示の最低はマイナス12度だったのに、風が無いと体感はこうも違うものか。

 途中、尾根コースへの分岐がありそこにはトレースが無く、通常コースをチョイスした。
 案内看板が雪に埋もれて明確な表示は確認出来ないが、無然平付近で休憩して、その辺りでワカンを装着した。
 唯一、獣出没注意の案内が印象に残った。

 無然平を過ぎてもうひとつ尾根コース分岐があり、こちらもトレースなさげで通常コースをチョイス。
汗だくで、もがき苦しみながら山頂に到着。
 ふみふみさんはじめ、先人方が踏み固めて頂いた足跡をたどり、何とか福地山に僕の足跡も残す事が出来た。

 ゴーグル・バラクラバ・10分じっとしてると危険な状態を想像してたが、登山口同様の快晴無風。
 おまけに、眺望は前述の槍様と左に雪化粧の笠ヶ岳(達人方のお話しでは、見る角度によって形が違うらしい)、槍様の左側の山々は何だろう。分からないので、ここは雪化粧した穂高レンポウで逃げておこう。眼下には、この辺りに端を発する蒲田川。

 山頂からこの風景を視界に入れた時、現実である事を理解するのに時間を費やした。
 やがて、事実・現実として受け入れた時、49才と11ヵ月での人生初の経験で強い衝撃を受けてしまった。不覚にもその美しさに魅了されてしまったって事なのでしょうか。認めたくないですが・・・。

「絶景」‼

 この言葉を発するのは、この時に使う事が最も相応しく、今まで容易く使っていたことを深く反省致します。
 画像をスマホに残した後に、記憶にも残そうと深く脳裏に焼き付ける為にしばらく目を閉じた。
 特筆に値せず、参加メンバーの誰もが昼食後この場を離れる事に後ろ髪引かれる思いではなかったかと。

 下山は、登って来た登山道を少し外れ、トレースなしの部分をワカン・ストックで膝まではまりながら歩き、トッテモ楽しい。
 そこから暴走が始まった。

 雪面に、ふわりふわりと浮かんでる様な感覚で、膝関節にかかる負担が少なく、ステップ動作に両手の動きを複合したトレーニン グジムのクロストレーナーってマシンに似てて、大幅に下山に所要する時間を短縮した。

 シリセードとか、グリセードとかは聞いた事はあるが、これもひとつの下山方法で、細分化すれば、新たな歩行技術か。?
 「トレース無きは踏み入らず」を頑なに守てたが、大きく覆された。
 これからは、ソロの時だけにしようかなー。

 今回の山行だけでは無くほぼ何時もソーなのですが、楽しく幸せな時間を過ごす中で新たな経験を積む事が出来ました。
 企画して頂きましたtoriyaRをはじめ、参加されました皆様、クラブメンバー様に深く感謝致します。

記:しろー

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