参加メンバー:えだちゃん、ずみさん、ひでさん、もっちゃん、ふみふみさん、たろーさん、次郎さん、itaさん、つよっさん、なおさん、Pさん(一般)、toriyaさん、やっさん
コース:7:17 中尾温泉P~ 11:05 中尾峠~ 13:00 焼岳山頂~ 14:44 中尾峠~ 17:00 中尾温泉P
百名山で活火山の焼岳へ行って来ました。
噴火の歴史は長く、いくつか爆発した中には大正池が出来たり、小屋の建て替えや展望台の移動、登山道も変更等・・・その影響の大きさには驚くばかりの山です。
今も噴煙をあげ、山頂への登山は禁止区域があります。
南峰(2455m)へは登山禁止なので、北峰(2444m)を目指しました。
雪山に参加メンバー13名という大所帯。
車3台での移動で中尾温泉Pより登山スタート。
濃厚な温泉の硫黄の匂いに包まれながらの出発です。
大きな大~きなブナの原生林の中を登リ、途中白水の滝展望所から凍らない滝(温泉色)の爆流を眺め、雨量観測所まではメンバー全員何とか順調に歩きました。
急斜面で「久しぶりにふくらはぎに来るね~。」と声を出すと、さすがリーダーやっさんから「たまらんね~」と返答が。
やっさんの厳し系登山好きを改めて確信した私でした。(これからもお供したい)
会員となって初参加のPさん。
久しぶりの登山で足が吊ってしまい中尾峠で1人待つことになりました。
雪山で1人で待つなんて・・大丈夫かな~、でも自国での登山歴も豊富でワイルダーなPさんと聞いていたので大丈夫かなと判断し、12名で山頂を目指しました。
さあ、ここからが予想以上の雪山の試練が待ってました。
ここまでに雪崩跡を見て来ていたし、森林限界以上の高度でのピッケル&アイゼン使用も必要となり緊張感Max。
転落・滑落・道迷いに注意しながらの登リでした。
雪山経験が少ないメンバーも多く、確実な歩行技術、ピッケル・アイゼンワーク、雪上確保の技術等を充分に身につけて臨む必要があったと後からみんなで反省しました。
私自身も、今年は雪が少なくて技術面の確認も出来ていない状況だったので不安もいっぱいでした。
みんなの事も心配だけど、自分の技術面の状況確認に必死になりながら緊張した一歩一歩でした。
(ここ、降りれるかな~という不安な気持ちは押し込めていました)
そして、リーダーやっさんや氷壁に強いitaさん、なおちゃん(イキイキしてたね~)のルートファイティングで新メンバー達も快調な登リを見せてくれました?本当にみんな凄いです?
火口湖を覗き込み、焼岳頂上(北峰)に到着?
到着したはずです・・・きっと・・・
その頃からドンドン周囲は真っ白になって来て、ホワイトアウト状況に近づきつつありました。
記念撮影後早々に下山開始。
バックキックステップもしながら足場の確保。
私は無口でした・・・(沢登り時と同じ緊迫感)。
そんな時、なおちゃんと次郎さんのいつもと変わらない会話が聞こえました。
あっ、いつもと同じ、いつもと同じ・・(安心安心)。
沢登りでは滝の爆音でみんなの声が聞こえなくなると怖くなってしまう私です。
今回の下山時も同じような心境になっていました。
そんな私を「いつもと変わらない」気持ちに戻してくれたメンバー達のありがたさに感謝していました??
本当にありがとう
誰も滑落することなくPさんの待つ場所まで帰ってきました。
ホワイトアウト状態になってしまい、Pさんは大丈夫かな?不安がっていないかな?と思っていたら・・・なんと、1人で滑落停止訓練中。
Pさんは大物です?
そして、みんなが揃ったので記念撮影をしようと声をかけ合っていると、・・「あれっ?たろーさんは?」
「トイレじゃない?」、「でも、ザックないよね?」・・・
「たろーさ~ん??」と大きな声で叫ぶと、まだ下山途中の方向から返事が聞こえます。
どうやらアイゼンが外れてつけ直していたそうで、到着したみんなの笑い声を1人で聞きながら、寂しい思いをしていたそうです。
「水くさいな~」、「辛いとき、アクシデントの時は声かけてくださいね?」と会長に一喝?したのでした。
そして、緊迫感はどこへやら・・わいわいと下山。
無事に登山口へ定刻通りに到着です。
(やっぱり緻密計画のリーダーやっさんです)
冷えた身体は温泉でじわーっと温まり、いつもの「○将」でガッツリお腹を満たしました。
緊張感たっぷりでしたが、チームで登れるありがたさを感じ、雪山の技術を学べた盛りだくさんな山行でした。勉強になりました?
リーダーやっさん、本当にありがとうございます。
メンバーの皆さん、心強かったです。ありがとうございました。
記). ふみふみ
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