メンバー:やまさん、ちっぷる、まゆ、てる、キャシー、なお、たばっち、たろー
コース :河内谷林道ゲート(9:55)~大御影山(12:10~13:00)
~近江坂~河内谷林道ゲート(17:00)
滋賀県の某山域にてキノコ狩り。事前にリーダーよりナイフとジップロックを持ってくるよう通達が下った。双眼鏡もあるとなお良しとのこと。
ほぉ。。
キノコ狩りなんて初めてだ。ついにワタシも松茸なんてものを食べられるときがやってきたか。楽しみだなー。と、早速近所のスーパーの食器売り場に向かい、土瓶蒸しセットを品定め。土瓶蒸しがどんな料理かもよくわかっていないが、きっとかなり美味いものに違いない。
とはいえ、まだ収穫してないうちから先走ってはいけないと心を落ち着かせながら買わずに帰宅。
そして悪天にもかかわらず、先行して下見に行ってもらったリーダーの報告をホームページでチェックすると、バッチリ収穫できたとのこと。
『冷たい雨の降りしきる中、やっさんの鋭い嗅覚で見事ナ○コをゲット』
…あれ?松茸じゃない ︎、おさわり探偵でしたか!!
下見に行ってくださった皆さん、ありがとうございます☆
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そんなワクワクの日々を過ごし、ついに狩りに向かう日がやってきた。三重組は6時半に関ドライブインに集合し、目的地近くのインターで名古屋組、岐阜組と合流。8時半ごろ道の駅でトイレを済ませて、リーダーのたろーさんの車に先導されて林道を奥へ奥へと進む。
この先にまるくてぷるぷるしたヤツらが待ち構えているのか。ドキドキしながら狭い林道を物ともせずにぶっ飛ばすたろーさんを必死に追いかける。
林道最終地点に着くと、すでに他の登山者がたくさんいた。車を停めて準備し、リーダーから地図のコピーをもらい今日のコースを説明してもらった。以前下見に行ってもらったコースは沢のぼりだったので今日の行き先は少し違うようだ。
車止めゲートを抜けてしばらくは林道の続きを歩く。
この日のメンバー構成は、達人3名、中堅2名、新人2名、アスリート1名。みんな歩くのが早い。これがハイキング倶楽部のスピードか。
林道のうちは何とかついて行くことができたが、本格的な登り口に入るといきなりの急登。…というか、かなりの勾配の斜面をよじ登りますが、本当に登山道ですか??気を抜くと土と一緒にズルズル落ちてしまうヨ。
達人のなおさん、やまさんがどんどん上へ上がって行くのをヒーコラ言いながらついて行く。小柄なチップルちゃんも元アスリートのまゆちゃんも余裕だ。てるさんが遅れる私を後ろから優しく見守ってくれる。
たろーさんは前にいたかと思えば突然横から現れたり、素人の私の面倒をみながら、きのこも探す超人的な動きをみせつつ、やがて森の中へと姿を消した。
やがてようやく尾根道が見えてきた。伸びてしまった隊列がそろうのをなおさんは涼しい顔で待っている。私はもう汗だくのヘトヘトだ。
そこに下のほうからオーイと叫ぶ声がする。
この前読んだ書物(黒部の山賊)で『山でオーイと呼ばれても返事をしてはいけない。登山者ならヤッホーと言うはず。うっかり返事をしたら山のバケモノに呼ばれて行方不明になってしまう』というのがあったが、明らかにたろーさんなので、みんなでどこ〜?とか大丈夫〜?とか叫び返す。
見つけたぞー!キノコあったどー!
の声に上にいた仲間が一斉に斜面を下る。またしても遅れをとり一番下にいたのに一番上にいる私。そして感歎の悲鳴が森に響いた。
たろーさんの横には、”なめこの木”があった。正確には枯れてしまった木にビッシリとなめこが生えているのだ!
どよめきの中、キャシーさんが素早くナイフを取り出し刈取りにかかる。が、手の届く範囲には残り少なく、上のほうに固まっている。膨大な数が目の前に見えているのに、すんでの所で届かない…。
(私は木の枝に引っかかって中々現場にたどり着けないので遠くから見守る)
少しの量ではあるが、お昼の味噌汁に入れられるくらい確保できた。
でも、ちゃんと生えていることはわかった。他にも探せばあるはず!
諦めない心!
夢はきっと叶う ︎
山頂を目指しながら、枯れ木の裏を念入りにチェックして進む、進む。。。
ない〜ないよ〜?
ああ、お腹が空いてきた。。。
その後の収穫はないまま山頂に到達。お昼御飯の時間だ。各自が持参した昼食を用意するなか、たろーさんとなおさんが、味噌汁を作ってくれた。味噌も水も8人分重たいのに運んでくれたのだ。キャシーさんがなめこを食べやすくカットして汁の中に投入してくれた。
ぐつぐつ。
いい感じにとろみもついて完成!たろーさんが順番によそってくれた。各自持参した器を差し出す。(中でもキャシーさんの汁椀は洋風?でハイセンスなものだった)
めっちゃおいしい!なめこの軸もそんなに硬くない!スーパーで売ってるやつより大きい ︎
初めての山の恵みに感動し、心も胃袋も満たされる。ホントにおいしかった。
味噌を用意してくださったたろーさんの奥様、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
ありがとうございました ︎
そして山頂で記念撮影のち、さらに奥へと分入ってきのこを探す。
勾配のきつい斜面を、雪の重みでねじ曲がった木を避けながら、ずんずん進む。足首がどうにかなりそうだ。と思っていたら、チップルちゃんの足首がどうにかなってしまったようで動きが鈍くなる。
もう、いいんじゃない?
味噌汁飲んだし。
美味しかったし。
ヘタレ思考がリーダーに伝わったのかどうか集合がかかり、これより下山を開始しします。とのこと。
帰りは尾根道の歩きやすい登山道で、右に若狭湾、左に琵琶湖が見える贅沢なコースだった。
行きは下(枯れた木)ばかり見ていて気づかなかったなぁ〜。
ムーミンにでてくるニョロニョロのような草が生えている。
風が気持ちいい〜
そして帰りもなおさんは速い!
どんどん先に行っては途中で待ってくれる。
試しについていけるか、まゆちゃんと二人で追いかけてみたら、トレイルラン状態になった。なおさんは歩いているのに私たちは走っている。
忍者だ。
そうこうしながら登山道を抜け、林道に出ると、後は1時間くらい車止めゲートまで歩くだけだが、そこで事件は起こった。
やまさんがついにヤツを見つけたのだ。
林道脇の木が1本だけなめこの木になっている!!!
我先にと斜面を降りてみるとやっぱりちょっと手の届かない高さ。動物に食べられたのか、ライバルに先を越されたのか?
根元の方にわずかに残っていたのでナイフで収穫しようとするが、…アレ?どこから切ったらよいのだ?
大丈夫?と降りてきてくれたたろーさんにお願いします!とナイフを渡し、袋を広げて待つ。
まんまとやまさんの獲物を横取りした。
なんかスンマセン。
その後ちょっと歩くと今度は道の脇に転がっている木の裏に次々と発見。
かりとりかりとり。
何とか独り占めの汚名はそそがれた。
全員のお土産分を確保し、辺りが薄暗くなってきたので歩きのスピードアップ。
5時ごろ車に戻る頃にはトイレに行きたくてたまらなくなっていた。
みんなは山の中で素早く済ませていたようだが、自分は我慢できる方なので道の駅まで…とついつい先延ばしにしてしまい、ちょっと後悔。
我慢は危険。
道の駅で全員がトイレに猛ダッシュし、缶コーヒーを飲みながら解散。
おつかれさまでした ︎
その後1時間半かけて関ドラにもどり三重組解散。帰りの道中もてるさんとまゆちゃんの楽しいおしゃべりであっとゆう間だった。
時刻は8時10分。
もう味噌汁は今日の夕飯には遅いので、明日に持ち越し。
翌日戴くとやっぱり美味しかった。
ハライタも無し!
健康快調 ︎
計画・統率してくださったたろーさん、同行の皆さん本当にありがとうございましたヽ(^◇^*)/
次の山遊びが楽しみです☆
たばっち
終わり
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