絶好日和にハプニング?西穂高岳 2026.2.21-22

初めての雪山テント泊

<メンバー>

いさお(L)、おりえ、ジョー、まる、かなやん(記)

<コース>

【1日目】新穂高温泉駅9:00~西穂高口駅9:25~西穂山荘10:35(テント設営)~西穂山荘11:30~西穂丸山11:50~西穂独標12:50~ピラミッドピーク13:40~チャンピョンビーク14:10~西穂高岳14:35~西穂独標16:05~西穂丸山16:40~西穂山荘16:50

【2日目】

西穂山荘5:55~西穂丸山6:05~西穂山荘6:50(テント撤収)7:40~西穂高口駅8:45~新穂高温泉駅9:30


新穂高ロープウェイで楽々雲上の絶景へ。雪山テント泊初体験の山行記です。

メンバーはベテランいさおさんとおりえちゃん、久しぶりに押入からライペンのザックを引っ張り出したというジョーさん、雪山テント泊が初めてのまるちゃんと私かなやんの5人で朝4時に出発。

土日両日とも天気は良いが初日の方が風もなく気温も良好なのでアタック出来たら西穂まで行きたいねということになって、気になるのは始発ロープウェイに乗れるかです。

最近の情報では9時に行ったら乗れたのは10:30だったとか混雑が予想され心配しましたが、新穂高7時着、第二駐車場(有料1日1200円)で大人の選択をして8時にきっぷ売場に向かうと先客35人でした。無料Pから歩いて15分だと負け組だったと思います。

8時半に窓口が開くまで待っていると、ジョーさんがナイナイとザックの中身を広げて店開き。どうやらオーバーパンツを忘れたと。「すみません。モンベルがありますから、買って来ます!」とお店にダッシュして高価なパンツを無事ゲット。新穂高名物2階建てキャビンの始発に乗り込むと目の前に神々しいほどの真っ白な穂高連峰、雲一つない青空が視界いっぱいに広がりどんどん標高を上げて行きます。

見よ!この青空を!
チケット売場オープンまでの待ち時間
売ってました〜!とジョーさん
今日は西穂高まで行ける✨と確信

観光客の多い西穂高口駅近くはカチカチに踏み固められて、私やジョーさんはすってんころりんしましたが、この先は雪も柔らかいのでツボ足で行きましょうとリーダー。山荘までの樹林帯は結構急登で、荷物重くてフーフー。ペース早いんでないの?これが鈴ハイペース?山荘まで1時間半だけど、これもっとロングだったら耐えられるのかな?と益々不安に。

アイゼンないから足が軽くていいのだけど、ツボ足は踏ん張りがいまいち。おりえちゃんが「キックステップで前爪蹴り込むと急登は滑らないよ」とか、「しんどいけど上半身は足の上にまっすぐ立つ、身体が前に傾くと回転軸の力が生まれるからもっと重くなる」とストックを掲げていさおさんが説明してくれてなるほど〜と納得。勉強になります。

山荘までは写真撮る余裕 全くなし(笑)

 西穂山荘に到着したら、もうそれだけで達成感。ふぅ~やれやれです。山荘前のテン場は風もなく陽射したっぷりで暖かく、大きな雪だるま「まもちゃん」がお出迎えです。居抜き物件に5テンとソロテンを張ったらさあ出発。

無理せず自分のレベルに合わせて、丸山、独標、めざせ西穂高、行けるとこまで行こう!と歩き始めましたが、丸山手前でいさおリーダーが、まさかの靴底ハガレでアイゼンがパッカーン!えっ!マジですかっ?! オールワンタッチなので靴底ベロ~ンだともう装着出来ません。もはやここまで?丸山で終わり??そんなのあり?このお天気に??

とショックで絶望の海に突き落とされたのだけど、「困ったときはおりえに頼め」ということわざがなかったですか?女神おりえちゃんが「私のセミワンタッチと交換しましょか?」と。

良かった、先へ進めると胸をなでおろし独標へ向かいます。左手に白山、純白に輝く笠ヶ岳、右に霞沢岳や富士山も、向かう先には西穂高や吊り尾根、前穂とオールスター勢ぞろい。風は穏やかですが、ウールの手袋だけでは風が抜けて冷たくて、やはり高山は風が一番怖いのだと肌で感じオーバーグローブも着けました。

そうこうしていると今度はジョーさんが「すみません。足が攣りました」と。ジョーさんはせっかく大人買いしたモンベルのオーバーパンツを履いてこなかったのです。きっと風で腿が冷えたのでしょう。テン場は暖かかったので着ると暑いと思ったのかな?

なんとか独標直下に来ると登り下りの人で渋滞していて、暖かいので雪は腐り始めていて帰りのバックステップが心配です。

 やった!独標頂上だ!と歓声を上げ、この先も行けるとこまでと歩き始めたら、ここでいさおさんの最後通告が。「皆さん。誠に申し訳ない。ここまでです。靴下が濡れてきました」と。蹴り込む度につま先に入った雪が体温で溶けて来たのです。もはやこれまで、万事休す。足の攣ったジョーさんに、独標の下りが心配だから降りますというまるちゃん。しかしこの天気、何度も言うようですが、もう二度とないぐらいの最高のコンディションなのです。諦めきれない私に、渡りに舟、いや、山におりえ、神ですか!女神です!「かなやん、行きたいなら私が一緒に行こうか?」(将来語り継がれる神話となるでしょう)おりえちゃんはまだ足が本調子ではないので今回は独標までにしてヒップそりで遊ぶつもりで来たのです。

さあ張り切って行きましょー!
靴底べろ〜ん💦
おりえちゃんの機転で山行再開
くぅ〜!空が碧いぜ!💙
振り返れば焼岳と乗鞍
独標直下の斜面は雪が腐りつつある
やった!西穂独標ゲット!まるちゃん嬉しそう
皆んなで記念撮影
もうちょっと先まで行ってみようか。
笠ヶ岳をバックにいさおさんキマってます👍
足攣りながらも頑張った!

ここから先は二人旅。私は昨夏、西穂に来たので大体の道は分かっていましたが、夏と冬では全く別の話です。おりえちゃんが、「ここに足置いて」「これは浮石」「ここはバックステップで」と細やかにアドバイスしてくれたので安心して進むことが出来ました。本当に大感謝です。

夏に登った時は、西穂ピークから目の前に立ちはだかる岩稜、岩肌が威圧感さえ感じる大迫力で迫ってきましたが、今回はとにかく美しい!そして西穂はいくつもピークがあるのが特徴ですが、とにかくカッコイイ!帰りは下り基調で少し余裕があるのか悦峰が現れる度に「おりえちゃん!映えるぅ~!そこで止まってぇ~」と写真を撮るので、おりえちゃんは「かなやん、すっごい写真撮るね」とあきれていました。だってこんな景色だもん。撮らずにはいられませんよ?

独標の先にいさおさん達。手を振り合って👋
ピラミッドピーク
ピラミッドピークを振り返る
西穂高本峰とったどー!
トラバースがエグかったという西穂西尾根
前穂や吊り尾根が目の前に✨
ジャンから槍も見えてます🎶
帰りも絶景🎶 奥に霞沢岳が美しい。
何度もピークを越えて
エモい!カッコ良すぎる✨
おりえちゃん、そこで止まって!カッコい〜!
バックステップで足の置く位置がよく分からない
独標の下りは慎重に。
前に滑落した人を見たよとおりえちゃん。

テン場に帰ると、いさおさん達がもう飲み水は作ってくれていて、鍋用の氷を溶かしているところでした。皆から登頂おめでとうの祝福を受けてまた幸福感と感謝の気持ちでいっぱいになりました。

さあ、ここからが初めての雪山テント泊。ドキドキの夜です。まずビックリしたのがテント内のわちゃわちゃ感(笑)荷物整理してる側から要る物が、あれ?今あったの、どこ行った?伸ばせない足は攣ってくるし、銀マットの端っこに座ると深々と冷える腰、トイレの時Toyoちゃんお勧めのテントシューズカバーがすごく便利で良かったし、ふわふわの足裏で雪を踏む感覚が新鮮。まるちゃんのお洒落なクリチとドライフルーツのカナッペ、おりえちゃんのふわとろ焼きチーズはんぺん、気を使いすぎるジョーさんからはビールの差し入れ、男料理だね~、白菜、豆腐もドバッと豪快に、いさおさんの鶏肉メインの鳥だし鍋。ごめんね~、重いの無理と乾き物しか持って行かなかった私は反省です。お腹はち切れそうなほど食べて、色んな話をして、冬のテント泊って楽しいね。

 西穂山荘の支配人のお天気アナウンスでは朝の気温は-7℃。靴もテント内に入れた方がいいよ。靴の中が凍るし紐も凍って朝履けなくなる。シュラフに入れないとプラティパスも凍って飲めなくなるよ、とおりえちゃんにアドバイスも沢山いただきました。

何をするにもモタモタとして、一番最後におやすみなさい。でも横になるとシュラフは暖かさ十分なのに下からの冷気で腰だけが冷たくて追いカイロ。水分をあまり取ってなくてお酒も入ってるから夜中脱水で苦しいわ。でも水飲むとトイレ行きたくなるし。・・・眠れない。トイレ行きたくなってきた、と皆を踏まないようにそろりそろりとつま先でまたぐ。外に出ると一つ一つの星の光が大きく見えてとってもきれい!

テント泊って楽しいな🎶
鍋の湯気♨️がいいなぁ。あったまるぅ。💕

翌朝は5時に起きて、ご来光はパスというまるちゃんとおりえちゃんを残し3人で丸山に出掛けました。風が前日より強かったけど、雪面がピンクからオレンジに変化する冬ならではのモルゲンロートに感動。テント撤収し、1時間で下山してひらゆの森♨でひとっ風呂。

ここで東京に行くというジョーさんと別れて4人で下山めしは国八食堂。1時間半以上待ったけど、急ぐ旅でもなし、皆ご飯大盛りでがっつりと満腹太郎で大満足でした。

最高の二日間、ご一緒してくださった皆様、有難うございました!

白く浮かび上がる笠ヶ岳が美しい
前穂の横から朝日
モルゲン!
最高の二日間。やったね!👍
テント⛺️撤収 良いテン場でした。
やっと来れたよ。国八食堂で下山めし