
<メンバー>
ふみふみ、ゆう、けい、たまちゃん、タンジ、とも、てつや(L、記)
<コース>
表道P(8:30)~表道co1080付近入渓、三滝川下降(9:30)~百間滝上(12:00)~百間滝下・下降終了(14:00)~表道P(14:30)
ここ最近、平日が晴れ、週末には雨、のパターンが続いています。
仕事が遊びで遊びが仕事、の我々にはモヤモヤする週末です。
今回も雨予報です。
当初の目的地の山行は断念しました。
でもどこかに行かないと仕事になりません。
それなら転進!しようということで。
近場で鈴鹿、御在所。
悪天候の御在所といえば”ボンバイエ”スタイル。
雨という悪条件を逆手にとる、”風車の理論”を発動です。
東多古知谷キャニオニングとしました。
表道駐車場はガラ空き。
われわれメンバーのみで誰もいません。
まあまあ雨が降っていますがいつも沢では水に浸かっているので、いつもの服装で出発です。

表道はなかなかの急登で100mロープ入りのザックだと歩荷訓練のようです。
それとなくバテてる雰囲気を出すのですが、若手メンバーは気づかないフリをしているようです??
そう、出世よりも大事なものがあるのが令和スタイル。
ここは黙々と自分の仕事に集中して1時間ほどで登山道と沢とが交差する入渓地点に到着です。

雨なので当然増水していますが、予報の雨量と東多古知の集水域を考えると、入渓しても大丈夫と予想していました。
実際、水量は多いものの問題なく歩けるレベルです。
大岩をやり過ごしながらしばらくすると連瀑が現れます。

この日最初の懸垂下降。
ゆうさんにロワーダウンしてもらい、連瀑の最下部まで降りました。ロープはちょうど50m。

小さくうねる滝の中、一直線にロープが延びるのは気持ちのよいものです。



続いて斜瀑10+10m。
落ち口の右岸のエッジ部分でハンギングビレイなのですが、たまちゃんはスムーズに仕事をこなしてくれました。


すぐに10m直瀑。
すでに下降慣れ感がでてきてささっとクリア。

そしていよいよ百聞滝です。
70mと言われています。
下を覗き込むとガスっていて見えません。

リギングを済ませて一番手でたまちゃんが行きます。
降り始めは緩い傾斜ですが途中から立っているので、その下の様子は分かりません。
ロワーダウンでどんどん降ろして行きます。

長い長い。
ロープのテンションとレングスに注意しながら一定のペースで降ろします。
ようやくテンションが緩み、到着したことを察します。
程なくトランシーバーからコール。ひと安心です。

他のメンバーも続々と下降。
水量が多いのでシャワー下降です。


ハングした箇所もあるので空中懸垂を入れながらの長ーーいラペルを楽しみます。

大滝下降の醍醐味を感じる瞬間です。

僕が最後に降りると、みんなで喜びのハイタッチ!

みんなハイテンションで何を言ってるのかよくわからないのですが、とにかく楽しい!
ボンバイエ!!

集合写真を撮りましたが、見上げた百間滝は
水量豊富で見事な姿を見せてくれました。
まさに”風車の理論”の証明です。

ここからはトラバースルートを通って、最後に10mほどのラペルで堰堤上に着地。
数分で駐車場に無事に帰着しました。

雨は依然と降り続いていますが、みんなのおしゃべりも止むことがありません。
大滝は人をハイにさせるものなのです。
そして渓谷は、
楽しく、クールに、セクシーに取り組むべきなのです。
参加いただいたメンバーのみなさん、雨の転進にもかかわらずキャンセルもなく、
ご一緒できてよかったです。
今回もまた、新しい景色を見ることができました。
ありがとうございました。
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