<メンバー>
たろー、なべちゃん、いさお、ふみふみ、miu、みか、けい
<コース>
駐車地(8:15)~天瀬谷川~二俣(9:05)~左俣~Ca585m・昼食~乗越(12:25)~右俣下降~二俣(15:30)~駐車地(16:00)
2021年沢納めはやっぱり温暖な南紀へ。去年は立間戸谷で時間切れだったので今回は一つ上流の支流の天瀬谷川へ行くことに。ここは2017年に遡行して印象が良かった記憶があります。
ダートの林道が舗装路に変わりU字にカーブしているところの手前の空き地で沢装束に着替えていると地元の猟師のおっちゃんの車が通りかかります。
おっちゃん:「何してんの?」
我々 :「山(沢)登りです」
おっちゃん:「ここ、険しいで、変わった人らもおるもんやなあ~、気を付けて」
なんかあきれられたようです。
鬱蒼とした植林斜面を下って入渓。川面には紅葉の落葉が浮かび風情があります。
ゴーロの平流を進んでいくと送水パイプや足場のあとが現れます。この辺りの沢は人の生活の跡がたくさんあっていつも驚かされます。
やがてゴーロは終わり、ナメ状の岩盤が現れその上には岩間滝が。なべちゃんは迷わず水線を突破します。
左手に嵓を見上げながら進むとすぐに二俣。傾斜のあるゴーロの右俣を登っていきます。ここまでなんだか雑然とした感じ。前回はもう少しきれいと思ったんだけどなあ・・。
ゴーロをヒイヒイ言いながら登っていくと唐突に1枚岩を流れる直瀑が現れました。水量が少ないので少し迫力に欠けます。右のルンゼから大巻して滝上に降りました。滝の上からはきれいなナメゾーンが始まります。
植生は植林と自然林が混じっていて時々、炭焼き窯の跡も見られます。鈴鹿で見るものよりも大きく、石組みも立派です。この違いは時代によるものか地方によるものか、なんか興味深いなあ。
岩盤の上をヒタヒタと流れるナメを詰めていくと20m滝が現れます。ここも水量不足で迫力不足。左から簡単に巻くことが出来ます。
20m滝の上で昼食休憩。そういえば前回もここでお昼を食べたかなあ。昼食の後は本格的なナメが現れます。まるで道路のようにまっすぐに続くナメは圧巻。
ナメはどこまでも続いていくようですが、右俣へ乗り移らないといけないのでP732の上の鞍部を乗越し適当に下っていきます。最初は傾斜が強く少し怖いです。
途中、ケイ君が蜂に刺されるというトラブルもありましたが(11月でも油断してはいけません)何とか見覚えのある滝の落ち口に。ここはせっかくなので全員懸垂下降。
すぐその下にも大きな滝があるので懸垂下降。懸垂下降が苦手だったみかさんもとてもスムーズに下っていました。うーん、成長したなあ。
滝下で集合写真を撮ったら紅葉が見事な右俣を下っていきます。左俣との出会いの上にあるナメ滝は送水パイプを持ちながら下りました。夏ならスライダー出来たかも。
もういい時間になっていたので、出合(二俣)からは杣道を歩いて下山。前回よりもかなり荒れた印象ですが、何とか明るいうちに駐車場に到着。お疲れ様でした。
これで(個人的には)3月から始まった2021年の沢登りは終了。
日帰り×23回、
1泊2日×9回
2泊3日×1回
計 33回 沢に行くことが出来ました。
ヒヤリとした事もありましたが、すべての沢で無事全員下山する事が出来てほっとしています。新しく、若いメンバーも増えたので、来年は置いて行かれないように頑張らなければと思います。
同行いただいた皆さん、ありがとうございました。来シーズンもよろしくお願いします。
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