<メンバー>
たろー、ふみふみ、なお、くろ、たばっち、なべちゃん、いさお、おりえ、さやか、miu
<コース>
三重県民の森 東屋
今回はベテラン先輩方の沢泊予定が天候のため中止。そこでたろーさんが開催してくれた沢用のロープワーク講習会。
私にも参加が許される沢への転進を願ってたところへ真逆のロープワーク講習会で、これは私には有難すぎる転進への参加となりました。
プログラムはロープの扱い束ね方と解き方や最低限必要な結び方等、私以外の方はすでにご存知な事から始めて頂き感謝です。
ダガシカシ…たろーさんの説明に一人だけツイテイケズ終始?時折?フリーズ状態。
もう、ホント申し訳なく。いやいや、そんな間々ではもったいないおばけが出ちゃうのでこの場を借りて整理しようと思います。
一番の核となる確保システムの理解を
トップの確保はビレイ機でセカンドの確保は沢の場合は宙吊りになった時に滝の中で水に打たれて溺れる可能性を考え、落ちる(落とす?)ことの出来るようムンターヒッチでのビレイを前提にシュミレーションを行いました。
以下手順-沢での確保システムの理解 として
トップ、セカンド共にエイトノットでカラビナを介してハーネスに着ける。
セカンドはビレイシステム構築
1、支点構築:木、若しくは岩( 熊より大きなサイズ)岩にスリングを通しカラビナを着ける
2、メインロープでセルフを取る:ハーネスにつけた側ロープを支点にクローブヒッチで結ぶ
3、トップをビレイする為のビレイ器をセット:トップ側のロープでビレイシステムの構築
トップは登攀準備
登攀途中でのランニングや上りきった所での支点構築の為の道具確認と準備
・ランニング用:スリング60とカラビナのセットを3セット程度(登攀の規模に合わせて)
・支点構築とビレイシステム用:スリング120-150程度を2本と安カンビナ2枚
準備が整えば合図し、互いの準備確認を必ず行う。
*セカンド:OKです。
*トップ:登ります。
トップはランニングを取りながら登るが
落ちたときにフォール(下まで落ちる)しないよう考えてランニングを取る事
セカンドはトップの登攀やランニングを取る動きに合わせロープを操る事
※トップは安全な所まで登りきったらセルフを取りセカンドのビレイシステム構築
1、支点構築:木、若しくは岩( 熊より大きなサイズ)にスリングを通しカラビナを着ける
2、メインロープでセルフを取る:ビレイされてるロープを支点にクローブヒッチで結ぶ
(支点にロープをかけ登ってくる人が見える位置までさがる事でそのロープ幅を確保可能)
トップはセルフが取れたら
*トップ:ビレイ解除。 ( もう一つ支点を作りロープを掛けロープアップの準備)
*セカンド:解除します。(ビレイ解除と共に安全確保しつつセルフと支点回収し登攀準備)
3、ロープアップ:作った支点にロープをかけ引く動作でロープを引き上げる
(自己確保しているロープに振り分けながらロープアップする)
セカンドはロープの余りが無くなるまでロープが上ったところでコール
*セカンド:ロープいっぱい。
トップはコールが聞こえたら
3、セカンドをビレイするシステム構築:ロープアップの為に掛けていた支点にムンターヒッチ
テンションを感じるまでロープを引きビレイ準備完了
ビレイの準備が整ったら
*トップ:登ってください。
セカンドは問題なければ
*セカンド:登ります。
セカンドはランニングを回収しながら登る
若しくは、次の人用のロープを引いてランニングのロープを掛けかえながら登る
次の人が居る場合でも、ロープのラインが真っ直ぐなところのランニングは回収する
ロープ(登攀コース)が方向転換するランニングは残す
(回収したスリング類は体に斜めがけすることで時間の短縮をはかる)
登りきったら安全な位置まで上がるか、セルフを取る。
*セカンド:ビレイ解除
トップはビレイを解除する
セカンドが次の人をビレイする場合は※からの繰り返しとなる。
以上手順-
実際、文章にしていると抜けてしまう手順や記憶から薄れている部分などあって、これは何度も何度もシュミレーション有るのみです!
直近の沢山行等から疑問ディスカッションや実践は初心者の私にも想定しやすく、スリングで支点が取れない場合のロープでの構築方法や結び目の強度の弱さを回避する知識等は海仕事と共通な部分もあり目からウロコでした。
渋川で実践した仲間の引き上げシステム再現ではではリーダーたろーさんが本気で引っ張っても若きアイドルさやかちゃんに引きずられる場面も、ロープワークって凄いです。
終盤は、みんなロープを登ってる尺取虫御一行様みたいになってて(笑)…でもその光景、今思いだすと皆さんの身体能力どうなってるんですか!?
今回のロープワーク講習会、嬉しすぎて直ぐ飛びついたけど…気がつけば参加者はベテラン先輩が勢揃い… 気づいて焦って怯んで止めようと思ったけれど勇気出して参加して良かったですっ。
さぁ、これから梅雨が終わり夏本番がやってくる。
夏がやって来れば先輩方は私の手の届かない沢に行ってしまいます。
少し寂しくも有るけれど時間が出来たと思えば、いつかご一緒出来るよう練習有るのみです!
記)miu
<写真>
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