≪メンバー≫
たばっち、toriya
≪コース≫
深見(8:39)―欣求峠(10:18)―猿山(10:30)―娑婆捨峠(11:17~11:43)―猿山岬灯台(11:52)―欣求峠(12:35)―深見(14:20)
雪割草(ミスミソウ)で有名な猿山に行ってきました。
能登半島なので三重県からは移動に6時間近くかかるのですが、どうしても見たい!!ということで募集をかけたところそんな企画に乗っかってくれるのは鳥を愛し花を愛するtoriyaさんお一人。予想通りですが。
集合について相談したところ、氷見の海岸から裏劔の朝焼けを見たいというリクエストが入ったので集合時間は2時に。運転交代しながら一路富山へ向かいました。
私は氷見海岸の事は良く知らなかったのですが、写真好きな人の間では有名なスポットのようで、5時過ぎに現地の雨晴海岸(誰かのブログに似てる?)に着いた時には道の駅の駐車場はほぼ満車。多くのカメラマンが既に良い場所を陣取ってスタンバイしていました。
私達も海岸の岩の上を(クロックス)で滑らないように移動して何とか剱岳が見えるであろう方向を向いて三脚を設置。日の出を迎えてとてもきれいな海岸の画が撮れましたが、剱岳がかすんでしまってどうやら本日は見えない日だったようです。
寄り道を終えて登山口の深見へ。駐車場は地元の漁港の一角に工夫して止めるようなスタイルでしたが、ボランティアの方が誘導してくれたのでよい場所に停めさせてもらいました。
登山口の案内所で環境協力金(300円)を支払って案内地図を頂きます。雪割草の苗も売っていました。
さあ出発しようとしたところ、パネルを持ったおじさんがやってきて「昨日までに咲いてたの、こんなに咲いてたよ~」とたくさんの雪割草の写真が貼ってあるのを見せてくれました。と、その中に、花ではない写真が?「鳥もいたよ~」と映っている写真をよく見ると、去年舳倉島にて3日間張り込みして見つけられなかった幻の珍鳥‟ヤツガシラ”ではないですか!!!しかも日付は昨日(゚Д゚;)
私たちは大興奮しますが、おじさんは知らなかったようです。
いよいよ歩き始めますが、いつヤツガシラが現れるか、すぐそばのどこかで私達を見下ろしてるかもしれないと思うと気が気でなく、きょろきょろしながら登ります。
登山道は思ったより急登でした。ハイキングの遊歩道と思ってなめていました。toriya名人は写真に本気なのでカメラを2台、レンズも何本か持ってきていたので大変重そうです。
途中でニンニクのにおいがする!!と思ったら、上から地元のお母さんたちが下りてくるところでした。山菜のようなものを持っています。こんにちは、と挨拶を交わすと、ご夫婦で登山ですか?いいわねと言われました。え?どういうこと??toriyaさんが若く見えるの?私が年に見えるの?
即座に違います!と答えてお母さんの顔をじっと見ます。よく見て、私、若いの。かつては(5年前)女子大生にも間違われたの。
お母さんは戸惑いながら、あら…(・。・;と声をあげて、お気をつけて~と別れました。りーちゃんを見習って女子力を上げなければと思った瞬間でした。
気を取り直して先に進むとイカリソウ、オウレンが次々と咲いていて、写真を撮りながらゆっくりと進みます。そのうち登山道脇の斜面にちらほら小さな雪割草が見え始めました!やった~(^^)v
でもよく見るとまだ開いていません。寒いからかな?
登山道にはキクザキイチゲの青色もありました。開けた場所からは日本海も見られました。
そうこうしているうちに猿山山頂へ。展望があるわけでもなく花も無いですが木の根っこが立派な場所でした。
そこから下る途中の道は次から次へと雪割草が出てきます。斜面一面に遠くまで広がっておりまさに群生地。すごいすごい!!
ただ、開きかけのものが多くてもう少し気温が上がってほしい~。下りていく人も登ってくる人も写真撮りまくりで、すれ違いに気を使いながら進んでいくと、娑婆捨峠に到着しました。
舗装路で、ここまで車で入れるようで、トイレや休憩所が設置してくれてあります。休憩所の中にはストーブとその上にやかんが湯を沸かしてくれてあり、カップラーメンを食べる人ように提供してくれているという素晴らしいおもてなし。ここでも環境整備ボランティアの方が沢山見えました。
ここから折り返しになるので、来た道とは違う海側のルートで帰ります。登山道脇には水仙が綺麗に咲いていましたが、これは植えられたものかな?まもなく猿山岬灯台へ。多くの人でにぎわっていましたが、風が強く寒いので長居はしません。
その先がまたまたすごい群生地が広がっていました。カラフルで小さなお花は、同じような色でもそれぞれ花弁の形や花芯の色が違っていておもしろいと思いました。
このあたりからはお互い花に夢中になって暴走。全く前に進まなくなりました。
この花の群生をどうやったら切り取って表現できるのか?バランスが難しいです。
なんとか魔の花花ゾーンを脱出して先に進みますが、しばらく行くとまた・・・
時間も時間なので、そろそろ下山にします。お花たちに名残惜しくお別れして深見に帰ってくると、まだまだこれからのぼってくる人たちが絶えないようでした。登山ではない格好の人たちもたくさんいます。
駐車場に着くと、満車で路肩駐車になった車が沢山ありました。
帰りも雨晴海岸に寄り道して裏劔を再度確認してから帰りました。
素晴らしい雪割草の世界!お付き合い頂いたtoriya名人、ありがとうございました。
記:たばっち
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