<メンバー>
たろー、こーじ、いさお、おりえ
<コース1日目>
夜叉ヶ池登山口(7:15)~稜線(9:00)~根洞谷下降(9:55)~金ヶ丸谷出合(13:40)~泊地(15:40)
今回、金ヶ丸谷で沢泊デビューを果たしました!
渡渉ギライの私が沢登りを始めた理由、それは沢泊をやってみたいから!でも今年の夏はチャンスを逃し、なんと気温の下がった晩秋にデビューとなってしまいました。
集合場所の夜叉ヶ池登山口に着いた時、なんと外気温は1度・・・。こんな気温の中で沢に入ったら寒すぎて沢泊どころではないのでは・・とかなり不安になりましたが、天気がよかったので日中は案外問題なしでした。
まずは夜叉ヶ池登山口から出発。しばらくして登山道から逸れると劇登りで一気に標高を上げます。そして稜線に出たと思ったら、今度は劇下りで一気に標高を下げて根洞谷の下降ポイントに向かいます。沢に取りつくまでにこんなに激しい標高の上げ下げがあるパターンは初めてなので、びっくりしました。そして沢登りじゃなくて、沢下りから始まるパターンもこれまた初体験です。
基本的には難しいところもなく快適な沢歩きといった感じですが、問題はたまにでてくる沢の淵をへつる箇所。なんせ気温の低い晩秋なので絶対にドボンが許されません・・。
リーダーのたろーさんに、「絶対落ちるなよ~」といわれると、急に難易度が高く感じる小心者の私(笑) かなりドキドキしながら淵を通過していきました。
根洞谷の下降は、素晴らしい紅葉の景色と秋の恵みのなめこ収穫、そしてたまに緊張のへつり・・と変化に富んだ沢歩きだったので、あまり疲れを感じる事なく進むことができました。
根洞谷の下降がおわってようやく金ヶ丸谷との分岐に着いた時にはすでにお昼をすぎてました。メインの遡行開始までこんなに長いアプローチも初体験です(笑)
そこからも快適な沢歩き、でも時々ドボンの許されないへつり・・、を繰り返しているうちに、目的地のテント適地に到着しました。
沢泊の場合、テン場についたら暗くなる前に真っ先にやらなければいけない事、それはたきぎ集め!夜の快適な焚火時間の為に一生懸命集めました。
たきぎ集めがおわったら、たきぎを切ったり、タープやテントを設営したり、鍋の準備をしたりと、まだまだ仕事が続きます。すっかり暗くなったころに無事にたき火の火がともり準備完了。
ここからは、楽しいたき火タイム。鍋できるまで、たき火にベーコンチーズをあぶって食べたり、たろーさんの力作のサバ缶アヒージョを食べたりと、とっても楽しい♪
そしてメインディッシュの鍋には先ほど収穫したなめこがたっぷり入ってて、めっちゃ美味しかったです。夜遅くまでお酒を飲みながら楽しく語らいました。夜は、沢のせせらぎを聞きながら爆睡。心配したほどの寒さもなかったので快適に過ごせました。
つづく
<2日目:コース>
泊地(7:20)~金ヶ丸谷~三周ヶ岳(14:05)~夜叉ヶ池(15:35)~夜叉ヶ池登山口(16:45)
二日目は明るくなってから出発。朝一の沢の水はさすがに冷たかったけど、2日目も長丁場なので、そんな事は言ってられないのでどんどん先に進みます。
途中に現れる滝やゴルジュも、夏ならバシャバシャ行けそうなところを、いかに濡れずに通過するかがポイントになります。そんなに難易度の高い箇所はないはずだけど、初心者の私には緊張する箇所もそれなりにあって、時々みなさんにサポートしてもらいながら通過していきました。
手足を突っ張って登っていくステミングが必要な箇所では、一瞬ズルっと落ちかけて、かなり焦りましたがなんとか無事通過・・。後ろで待機していたたろーさんとこーじさんも、私の危なっかしい通過を息をのんで見守っていたそうです(笑)
金ヶ丸谷の遡行も終了に近づき水量がだいぶ少なくなってきたところで、再び見事な秋の恵みスポットとの遭遇!ライバルの少ない沢なので黄金に輝くなめこを思う存分収穫しました。
水が完全になくなると、あとは藪漕ぎの急登で一気に稜線まで上がります。
稜線からは一般登山道と言われたけど、その登山道もなぜか完全な藪漕ぎルート(笑)
結局、ずっと藪漕ぎをしながら三周ヶ岳の山頂に到着しました。三周ヶ岳からは、さすがに快適な登山道になるのかと思い込んでたら、再び藪漕ぎで、さらに登り返しもあり、なかなかハードでした。
夜叉ヶ池に着いた時には、人気の夜叉ヶ池にも登山者は全くおらず貸し切り状態。そこから一般登山道を下山して、無事に日没前に駐車場に到着することができました!
今回は、初の沢泊体験だけでなく、最盛期の紅葉の絶景や、緊張のへつりポイント、ナメコの収穫、藪漕ぎピークハントと盛りだくさんで本当に楽しかったです!
来年もまた沢泊に行きたいな~♪♪
記)おりえ
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