<メンバー>
とー、とよちゃん、もっちゃん
<コース>
7/20 広河原(6:20)~大樺沢二俣(8:45)~八本歯のコル(11:30)~北岳山荘(13:00)
7/21 北岳山荘(3:45)~間ノ岳(5:00)~北岳山荘(6:20-7:20)~北岳(8:35)~
白根御池小屋(11:10)~広河原(13:20)
一日目、雨なら空いてるかも…初北岳のチャレンジャー二人は、天気予報より絶対的な指揮官もっちゃんをたよりに北岳に向かった。
予想どおり、芦安駐車場についてみたらほとんど待つこともなく3台目のタクシーに乗り込み、余裕で6時20分に登山を開始。
南アルプスの新緑が溢れるばかりの中を歩き、飛沫がはじけ飛ぶ川を越えて進むと、長い雪渓が目の前に広がる。
それなりの斜度があり、もっちゃんからアイゼン履いてもいいよとアドバイスをもらいながらチャレンジャー二人はそのまま進む。とよちゃんはコツを掴んで雪と相性よく進む。
一方延々と続く雪渓に足を取られて無駄なエネルギーを費やしてしまった私は、まだ北岳まで3/2の高度を残しながらすっかり脚力を使いつくした。
さらに降り始めた雨の中、次に現れた試練は梯子の連続。
いつまで続くのかなと思いながら手すりを頼りに高度を稼ぐが、もうカッパの中までずぶぬれ。立ち止まると寒いので休憩もそこそこに予定変更して北岳山荘へ向かった。
早い到着だったがちょうど雨が上がったのでテントを設営した。私は耐え切れずにまず濡れたウエアーを脱いで乾いたウエアーを重ねやっと…生き返るー!
そして(テン泊ならまず使えないらしいが)北岳山荘はテン泊者も乾燥室が使えて帽子・手袋・ウエアー一式乾かすことができた。薄手でもいい!アンダーの着替えは今度から絶対持っていくぞ!と心に誓った。今回は乾燥室のおかげで助かったが、時には生死にかかわるであろう寒さと温かさを身をもって学んだ。
さて明日は天候回復を見込んで間ノ岳に加え北岳も登頂しなくてはならない。
明日のために食べるー!飲むー!
テント担いで酒担いでの歩荷は大変だけど女子会楽しいねー♪
そして早めの就寝、明日は3時起き。
女子会楽しすぎて写真撮り忘れ…とーさんお手製の料理は他にもたくさん!美味しすぎ~
二日目:ヘッデンスタートするが、暗闇でのルート探しは難しくもっちゃんリーダーをひたすら追う。
しだいに明るくなってきた空にご来光は雲の中だったが、一面の雲海をたずさえた富士山が常に見守っていてくれた。間ノ岳までの縦走路は歩きやすく、左右の雲海と重ね合わせた山々のシルエットが美しい。振りかえると美しい稜線に道が続き、その先に今から向かう北岳がそびえている。
足元いっぱいのお花畑を愛でながら、空身で北岳山荘と間ノ岳の往復で朝の出遅れを少し取り戻した。テントをかたづけ荷物をまとめ、テン泊の大きな荷物を背負って(私は食材が減って軽い?)北岳へと向かった。
途中風に翻弄されたがいつのまにか穏やかになり山頂到着。
たくさんの山々に囲まれながら富士山に次ぐ最高地点にいる♪山頂は風もなく、想像とは違って温かく受け入れてくれた。
さてあとは下るだけの道をどんどん進む。前行く若者が急に立ち止まって一点を指さしている。え? どこ? いたー! 雷鳥と会えた♪
北岳肩の小屋は寝袋干し中。仙丈ケ岳と甲斐駒ケ岳もよく見えます
紫や緑の石や岩が続く稜線や急な激下り、一面のお花畑に囲まれたり…。
長い道のりも飽きない光景が続くが、涼しい風も下り面には届かず、急こう配の連続で疲労が蓄積する。途中白根御池小屋前で休憩しながらさらに急降下。雨の上がった日曜は上りの登山者が多い、頑張ってとエールを送りながら登山口に戻った。
初日は、雨の中を私たちも十分上りながら多くのことを経験した。二日目は、日本で二番目に高い山であることを太ももにしっかり刻み込まれ、三日目からは、下界で強烈な筋肉痛にあえぎ北岳の余韻を楽しむことになる。
記)とー
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