<コース>
鬼ヶ牙ふもとの岩場 8:00~16:00頃
<メンバー>
たろー、なお、もっちゃん、めぐち、たばっち、なべちゃん、おりえ、ジュリ
(くろさん途中応援参加)
今回の勉強会の参加募集を呼びかける、“今シーズン、ロープを出す山行に参加する気持ちのある方は極力参加ください…”の言葉に、この1月、休会から復帰して色々な山、沢に行きたいと思っていた私は、このロープワークの勉強会はぜひ出ておかなくてはいけない必須科目なんだと思い参加エントリーしました。
でもよくメンバーをみると、普段から遠征などに頻繁に山に出かけている経験豊富なメンバーばかりで参加枠は埋まっていて、どうも今の経験値の私では場違いなロープワーク勉強会にエントリーしてしまったのではないかと内心不安に感じていました。
普段たまに室内のボルダリングに行くことはあっても、外の岩登りは全くの初めて。そのイロハもまだよくわかっていません。しまったことをした?私?と思いながらも、まだ持っていなかったハーネスなどの装備を購入し、関連する資料を読んだり動画を見て、通勤の合間にロープワークの練習など少しずつ準備しました。
そうこうしているうちに、事前にやっておかなければいけない事項のメールが届き、参加者はこれだけの装備を各自が個々にしっかり用意してこの勉強会に臨むんだということを改めてしっかり理解しました。
何を買っていいのか装備の準備にも困っていた私は、もうこれは完全にアウトだ、出直そうと思い、リーダーのたろーさんにその旨メールしました。そうしたところ、せっかくの機会なのでということで、リーダーの装備をお借りして参加させてもらえることになりました。ありがとうございました!
参加が決まってしまえばあとはワクワクな気分がどんどん増えて当日を迎えました。私は在籍年数が長くてもあまり山に登っていなかったので、今回ご一緒したメンバーとも山で会うのは久しぶりです。初めて会うメンバーもいます。でもみんな笑顔で迎えてくれてちょっとホッとし嬉しかったです。あとから振り返ると、やっぱり鈴ハイのメンバーのさりげないあったかさが好きなんだなぁ、だからずっと続けているんだなと改めて思いました。
車を止めたところから荷物を担ぎ、少し登ると鬼ヶ牙のゲレンデです。荷物を降ろして準備をしていると、たばっちが、そしてなおちゃんが到着しました。たばっちは甘いお茶がザックの中でこぼれてしまい大変なことになっていました!くろさんもしばらく後に登場して、今回の勉強会のキーワードの1つになるであろう「デスアメリカン」の話しをしてくれて、大事なアドバイスをくれました。勉強会中は、なおちゃんが叫んだ「デストロイヤー!」の通称でこのスリングのかけ方は呼ばれていましたが 笑
(※アメリカン デス トライアングル:岩場における残置スリングで、支点に負荷がかかり崩壊の危険の高い▽の結び方)
ロープワーク勉強会は、前半は2つのグループに分かれました。私が属した方は初めての私にもよく理解できるように、たろーさんが丁寧に一つずつ手順を教えてくれて進んでいきました。動画や資料で予習したロープの結び方が出てきたり、まだ実際に手にしてみたことのないクライミングのギアが出てきたりして、細切れだった一連の流れが目の前でつながっていき目が離せませんでした。目の前でみた手順をすぐに自分でやってみたり、覚えておいて次に使ったり、色々次々に場面が展開していくので、息をつく暇もありませんでした。でも、とても楽しかったです。
まず初めにたろーさんが登り、上で待ってくれているところにおりえちゃんがトップで登り、私はビレイをしました。横ではめぐちが見ていてくれて、必要なところで的確に指導をくれました。ビレイをやったり、トップをやってみたり、あっという間の午前中でした。お昼休憩は30分間、後半戦は二つ横にあるルートをやってみたり、また戻って一つ横のルートをやってみたり、4時頃までずっと上ったり下りたりたくさん練習をさせてもらいました。
覚えるのとこなすのに一生懸命で、実は他のメンバーの様子はあまり把握できていませんでしたが、みんなの楽し気な笑い声が聞こえてきたり、たまにふと目に入ってくるメンバーの登っている姿をみたり、終始和やかなムードでとても楽しかったです。素手で岩を登るのは、怖さもありましたが気持ちよくもあり新たな発見がでした。
今回は皆さんのバックアップでたくさん練習をすることができました。クライミングギアも貸していただき本当に助かりました。今回参加できたことで、みんなが持っているギアを見せてもらったり使ったりしながら、どんなギアをまずは揃えていけばよいのかもよくわかりました。
家に帰って資料を読み返しても、書いてあることや絵の意味が、行く前と違って、スムーズに理解できるところが増えました。映像として自分の中で捉えることができるようにもなっていました。びっくりです!マイギアを携えてぜひ次回のチャンスに臨みたいです。またよろしくお願いします。参加メンバーのみなさまありがとうございました。
記)ジュリ
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