誰もいない雪原
＜メンバー＞
たろー、もっちゃん、ふみふみ、つよっさん、aya、とー、やっさん
＜1日目：コース＞
白山中居神社（7：45）～和田牧場跡～野伏ヶ岳(12:00～12:45)～薙刀山(14:10)～日岸山(15:15)～泊地(15:30)
『雪洞泊』この言葉に惹かれて参加。
日の出も早くなり残雪の春山は快適♪駐車場からゆっくり高度を上げて野伏ヶ岳を目指してすすめば斜度が増すにつれ汗ばむほど。
山頂手前から低温独特の雪質が変わり青っぽくて音も違う♡
和田牧場跡
ダイレクト尾根への取り付き
小白山が見えた
きついね～
元気になったふみふみさん
野伏ヶ岳頂上で
最高の天気に恵まれ春山、頂上はにぎわっていたが、みな日帰り装備で頂上から縦走ルートへ向かう人はほとんどいない。薙刀山へは一組のスキーのトレースをたどりながら貸し切りの雪原を歩く。
風と気温と水分が生んだ奇跡の美しいオブジェがいっぱい一面白一色なのに樹氷眺めながらの長い道中はまったく飽きない。細い稜線も、雪庇をさけながら列になってどんどん進む。
薙刀山への稜線
雪庇の稜線
すると突然二番目を歩いていたayaちゃんが視界から消えた!?クレバスにすっぽりはまったのだ！ すきまから中をのぞくと、みんなが立っている足の下には部屋のように広い空間が広がっていてわずかな厚みで支えられているだけ💦
慎重にayaちゃんを救い出してから、みんなもゆっくり移動するも一歩踏み出すと同時に足跡が抜け落ち深さ2ｍの空間へと消える…。幸い大事に至らなかったもののクレバスの恐ろしさを知る良い経験でした。
消えた！と思ったら
気持ちいい～
薙刀山
次は日岸山を目指す
だれもいない雪原
でも怖い雪の吹き溜まりも場所を選べば素敵な空間となる！日岸山から少し下った尾根の風下にはたっぷりの雪があり今晩の宿を掘る。ひたすら深く広く掘り進める。
あれが願教寺かな
この辺でいいかな
まずは入口
二手に分かれ4人用と3人用に足を伸ばしてゆっくり寝られる広さを確保するためどんどん掘ってはどんどん雪を掻きだす。
みんな子供のように夢中になり、職人のように穴掘りに没頭していたらかまくらのように雪を積まなくてもよいので日没前に宿が完成。
掻き出すのが大変・・
仕上げにはうるさいもっちゃん
すぐ7人での宴会がはじまった。もっちゃんのトマトの生ﾊﾑﾁｰｽﾞ巻きやたろーさんのピリ辛チキン。美味しい料理があると話が弾む。そしてayaちゃんのパスタスープがお腹と心をたっぷり満たしてくれた。
楽しい宴
美味しそうなおつまみ
ウインナー
パスタスープ(今回はgood!!!)
雪洞の中では
こんな感じで楽しんでます
いつのまにか雪洞の外では雪が舞っていた。雪洞の厚い壁に油断し、入口を適当に蓋して寝たら…雪山の夜はやはり寒かった…
記 とー
＜2日目：コース＞
泊地(7:20)～願教寺山(9:40)～Ｐ1784(11:40)～銚子ヶ峰(12:00～12:30)～神鳩之宮避難小屋(13:10)
～石徹白大杉登山口(14:55)～白山中居神社(18:20)
雪洞は初めて 且つ 泊まりなので、寝る前は緊張しましたが、 寝はじめてからはグッスリ眠れました。( テント泊よりも寝心地もいいです)
快眠から目覚めると、 開いていた筈の出口が夜に降った雪で埋もれています。 『やはり、塞がったか』と内心思いつつ、 予め室内に入れて置いたスコップで朝から除雪です^_^; (塞がれている状態でガスを付けようとした つよっさんには、もう少し待ってもらいましたが)。除雪し外に出たら同じく、 女性陣の入口も埋もれていたようでもっちゃんが除雪していました( 朝から働くね～^_^)
いつもならテント撤収がありますが、その手間はなく、 出発準備の時間短縮ができます。出発前に雪洞の強度を知る為、 ふみさんが恐る恐る乗ってみますが、ビクともしません。( 落ちたら色んな面で心配でしたが^_^;)
6人乗っても大丈夫
今日のコースは、よも太郎山→願教寺山→銚子ヶ峰とロングコース です。バテない程度に気合いを入れてスタートです。 よも太郎山方面に向かう途中、 その後の願教寺山までのルートを眺めていると、 岩場が多くロープなしでは厳しそうな事が分かり、急遽 安全な左岸尾根に変更して登る事になりました(ホットしました^ _^)
まずは願教寺山へ
一旦下って右側の尾根を登る
最初は急登ですが、いつも2日目からは特にエンジンがかかる ふみさんが、今回も絶好調でグングン登っていきます。 流石に他のメンバーは着いていけないです^_^;
やっぱり最初は急やわ～
ついて行けない・・・
願教寺山は目の前
途中、周りの景観を楽しみながら登り、 本来の稜線まで上がりました。ここで、 願教寺山の山頂に行きたいメンバーと休憩しているメンバーに別れ 行動します。山頂へは、結構な傾斜 且つ シュルンドクレバスがありそうな危険なルートを通りながら慎重に 登っていきます(私は休憩組です^_^)。
山頂に到着する姿を温かい飲み物をすすりながら見守っていると、 思いの外早く山頂に到着しました。
願教寺山、頂上アタック？
頂上は穏やかでした
飲み物も無くなった頃には、山頂メンバーも戻っており、 先を急ぎます。途中、 強風から作られたシュカブラが所々で見られ、 思わず見とれて足が止まってしまいます。
あの稜線まで行かなあかんねんな
雪原独り占め～
少しは近づいてきた
景色に見とれます
稜線からの別山
銚子ヶ峰を目指す
しかし天気いいね～
銚子ヶ峰に到着し、昼食を食べ下山。開始早々、たろーさん、 もっちゃんと小さなシュルンドに足の付け根まではまり、 一瞬視界から消えます。(筋状の窪みは要注意です)
歩いてきた山々
記念撮影(別山方面）
記念撮影（石徹白方面）
踏み抜きに気をつけて
避難小屋まで来ると、本日 初の登山に合います(どうやらここで泊まって、明日 我々が来たコースに行くそうです)
神鳩之宮避難小屋
下山は、所々踏み抜きはありますが、 何とか登山口まで下りてこられました。ここからは、 長い林道が続きます。しかし、林道とはいえ所々 雪で塞がれた場所があり、 慎重にトラバースして暗くなる前に車に戻ってこられました。
石徹白大杉
やっと登山口（これから林道歩きが・・）
林道も侮れない
暗くなる前に戻ってきました
今回のコース(クリックで拡大）
雪洞は雪山に行く時には知っておいて損はない技術です。 皆さんも機会があれば、経験者と一緒にやってみてください^_^
記). やっさん
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