≪メンバー≫
てる、zenkou、ガビ、シズ、めぐち、たばっち
≪コース≫
1日目:北沢峠8:20-藪沢大滝の頭10:15-小仙丈ヶ岳12:00-仙丈ヶ岳13:20-仙丈小屋14:20-馬の背ヒュッテ15:15-薮沢小屋15:30-藪沢大滝の頭16:00-北沢峠17:30
2日目:北沢峠5:30-双子山7:55-駒津峰8:50-六万石9:40-もちょっとのところ(標高2876)10:16-駒津峰11:40-仙水峠13:20-仙水小屋13:50-北沢峠14:40(テント撤収)-こもれび山荘前バス停(15:30)
夏も、酷暑の続く中、もう8月下旬。全然山行ってないのに、夏が終わっちゃうよ!ということで、土壇場参加をたばっちにお願いした。快諾して頂き、急遽、仙丈ケ岳&甲斐駒ヶ岳1泊2日に参加することになりました。
待ち合わせ場所の駐車場までは、鈴鹿メンバーのしずちゃんとzenkouと私の3人で向かいます。天候が1日目だけあまりよくない?と聞いているので、雨が降ったら明日の駒ヶ岳は辞めて、サファリパークかしらね?なんて話をしながら移動、駐車場に着くとぱらぱらと雨が・・・。明日は無理かねぇと言いながらもしばし仮眠。
早朝、テンション高くたばっち、めぐち、ガビが到着。天気予報の話をし、今日はどうするかの相談の結果、甲斐駒を明日にし、今日は岩場のない仙丈岳に登ることに決定しました。
先に北沢峠のテン場でテントを広げ、仙丈の登り口へ向かいます。仙丈岳は昨年登っているので、余裕余裕と思っていたら、最近登山していなかった40代の身体には厳しい・・・
(あれー、こんなにえらかったっけ????こんなに急登だったっけ?)
絶好調のほかのメンバーが涼しい顔で登っているのに、こちらはぜーはーぜーはー、息があがる。ああ、やっぱりトレーニングって必要ね、牛さんと格闘しているだけじゃダメなのねーと改めて思いつつ、登ります。
幸いにも、天気が悪かったおかげで心配していた暑さもなく、(確認しているのは、〇合目と書かれている立て札だけ、ああ情けない)小仙丈岳までは、まぁなんとか登れました。そのあたりから、天候が良くなっていくのにつれて、頭ががんがん、(偏頭痛?なんでこんな時に!)と思っていたら、これが高山病だったとは。
まさか、自分もなるとは!とほほ状態になりつつも、なんとか頂上へ!
頂上には登山者が多く、改めて夏のアルプスだねーと感じます。頂上では、天気も回復し、みんなニコニコ顔で写真を撮ります。北岳と富士山が同時に見えるのは感動です。明日登る予定の甲斐駒岳方面だけが見えない!
まあ、昼食とりましょうということで、お昼ご飯を食べていると、目の前に雄々しい甲斐駒が突如にょきっと姿を見せてくれました。明日はあのてっぺんだねーとみんなテンション上がりながら話します。
ガスが・・・
休憩後、カールにさよならして、テン場に向かいます。頭痛もどんどん酷くなってきて、吐き気まで出てくる始末。帰りの道の風景をまるで覚えていないのですが、こんなに長いコースだった?と思いながら歩きました。
高山病ってこんなにつらいのね、でも下山したら少しはましになるかもという願いもむなしく、下山しても、痛い痛い・・・。一緒に行ったみなさんにただただご迷惑とご心配をかけながら、薬を飲んで休憩させていただきました。
私の休憩中に、メンバーの皆さんは、沢山の料理を作ってくれました。本当に全部食べれるかい?と思いつつも、たばっち作のスタミナ丼と茄子の炒め物、OH!デリシャスね!明日の朝ごはん昼ご飯も、ガビちゃん特製豪華サンドイッチにおにぎりまで追加され、皆さん大満足の中、明日はお天気だね、朝は3時半起床ね、と言いつつ就寝。明日までに、高山病が治りますように!
(By てる)
宇多田なりきり南アルプス山行2日目。
昨日の仙丈ヶ岳に続き、目指すは標高2967m甲斐駒ヶ岳山頂。昨日、向かいから眺めた白く猛々しい甲斐駒ヶ岳の姿がずっと目に焼きついている。
まだ薄暗い5時半、長衛テン場を出発し北沢峠から登山開始。昨日の疲れか若干足取りが重いが、朝日が差し込み清々しい空気が満ちていて心地いい。始発バスが到着し次々と登山者が登ってくる。さらに前日の雨で私達と同様、甲斐駒アタックを今日に変更したグループが多いらしく次々と私達を追越して行く。今日は混雑するかもしれないねとメンバーとノンビリ進んでいく。
2600mを過ぎ、岩に覆われた双児山山頂に3時間弱で到着しここで暫く休憩。さらに1時間程で駒津峰2752mに到着。すでに樹林帯を抜け素晴らしい眺望が待っていた。雲ひとつない晴天で連なる北アルプスの全貌が、そして向かい側では、どっしりとそびえ立つ富士山や鳳凰三山の突き出したオリベスクも見えテンションも最高潮。
しかしこの後、思わぬ展開が待ち受けていた。まさかの登山者の大渋滞が発生。ここからは急勾配のアップダウンの岩場続きで足場も狭く、待ち時間が増え、なかなか前に進まない。前方で負傷者が出たのと、登山者がいつもより多いせいかもしれないが、思わぬ足止めに時間だけが過ぎていき、気持ちは焦るばかり。ようやく六方石の分岐まで辿りつくが、安全性を優先して直登ではなく、あえて時間のかかる巻道を行くことにしたので、さらに遅れることに。
進むにつれ、メンバーの中で山頂までに間に合わないかも、、、的な空気が流れ始めた。終バス時間があるので、折返すべきデッドラインがあるのは分かっていたが、まさかこんな事態になるとは、誰も思いもしなかった。
そこで、このまま待機と、残り時間までに行ける所まで行く2班に別れることになった。待機組は昼食を取り、進む組はひたすら山頂を目指すが摩利支天辺りで、山頂目前でタイムオーバー。後ろ髪を引かれながらも下山する事になった。下山時も岩場の大渋滞を予測して、早めに下山する事になったからだ。待機組と合流し駒津峰の分岐から仙水峠のルートで下山開始。さっきの渋滞は全く無い…。あれ?引返すのが早かったかななんて後悔するが、後のまつり。しょうがない、、、気を取り直し進んでいった。
仙水峠あたりは巨岩がゴロゴロし、まるで火星のような岩稜地帯。注意深くそこを抜け仙水小屋辺りからザ南アルプス天然水の世界に一変した。美しい沢と白樺の道が続き、せせらぎの音に心癒される。宇多田撮影ポイントも写真し、凹んでいたメンバーも気分一新。ほどなく長衛テン場に到着し、テントを片付け無事バスにも乗り込む事ができた。
渋滞を予測せず、ゆっくり進み過ぎたのが今回の反省点。荒々しさと静謐さを併せ持つワンダーランド甲斐駒ヶ岳。昨年のリベンジ企画だったがリベンジのリベンジになりそうだ。次回こそは、、、。
byシズ
●リーダーたばっち後記
リベンジ企画でまさかの時間ぎれに(汗)不甲斐ないリーダーで申し訳ありませんでした。
原因の分析は色々ありますが、勉強になる山行でした。次のリベンジこそは、登頂できるように改善に努めたいと思います!
お付き合い頂いた頼れるメンバーの皆様、ありがとうございました。
ほんとにあとちょっとだった(;’∀’)引き返す判断が早かったかも・・・
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