<メンバー>
ita、とー
<天気>
晴れ
<コース>
船山十字路5:30→立場岳7:25→青ナギ7:45→P3 9:00
→10:00阿弥陀岳11:00→13:20舟山十字路
阿弥陀岳~権現岳は八ツ主稜線での未踏ルート。
できれば、南稜から登って、権現岳から戻る周遊ルートを取りたかったが、なかなか思うように行かず、南稜から中央稜下降というオーソドックスなコース取りとなりました。
早朝舟山十字路を出発。 たらたらと林道を歩くと南稜取付の道標が木にぶら下がっている。涸れ沢を渡り、南稜末端の尾根を10分も登ると稜線に出る。
ここから尾根沿いに展望の無い長い樹林帯を500m程高度を稼ぐ。
とーさん絶好調で、一時間に500mのハイピッチ。ちょっとブレーキ掛けてもらいひと息つく。
見栄えのしない立場岳に着いて高度を確認するが、高度計と看板とまったく合わない。
スマホで調べると100m以上ズレが有るようだ。
右斜面が大きく崩れてる青薙まで来ると視界が開け、権現岳やこれから向かう阿弥陀岳が見渡せる。
こちらから見る阿弥陀は尾根筋も長く、立派。
穂高と違い、赤い溶岩で形成されているが、岩は切り立ち、それなりに難しく見える。
青薙~P3までは足元に花畑が点在しており、心が安らぐ。
幾つか入ってるパーティはルンゼルートばかりで、直登ルートは我々の貸切みたい。
P3基部に到着。ロープワークまだおぼつかないとーさんにビレ―システムの確認。
落ちるかもしれないから止めてね!とお願いし離陸。
最初のハング、ザックが引っかかって思うように動けない!
支点も取れないため少し焦るが、とりあえず乗越す。
その上は傾斜も緩くなり、花崗岩特有のホールドも点在していて、それほどでも無かった。
持参した30mロープいっぱいで終了点。リングボルト一本しか残って無いので、スリングで岩からも補強。
とーさんも余裕持って、風景楽しみながらのクライミング。
2人そろってから、少し稜線沿いに移動、またもや3級の岩場だが、傾斜がそれ程でもないので、ソロで登ってロープ降ろす。
阿弥陀直下のガリーを詰めてくと、あっけなく山頂に出、南稜終了してしまった。
下山してみれば、コースタイムは御在所より短いかも・・・
まだまだ登り足りなそうなとーさん。 でもクライミングに目覚めてくれたのかな?
山頂でさなっちさんパーティとご対面。昨夜諏訪湖の花火見がてらの山行とか。優雅だな。
1時間ほど歓談後、中央稜より下山開始。
出だしの岩稜帯は高度感有って、足元気を使うが楽しい。
向かいの御小屋尾根を団体さんが下山するのを見ながら少しずつ高度を下げて行く。
樹林帯に入り、尾根上で白いタオルを見て左斜面に進路を変える。
足元も、岩稜から樹林帯に変わり、膝に優しい腐葉土の道。一気に駆け下り、広河原に降り立つ。
左岸沿いにしばらく歩くが、渡渉点を過ぎてしまう。右岸には林道が入って来ていて、駐車場まで
小一時間で到着。終わってみれば前評判より簡単なルートだったかな?
次こそ権現まで繋いでみたいです。
ita
一泊の縦走予定を日帰りに変更。
険しい阿弥陀のイメージから厳しい道中を予想していたのに、楽しい尾根歩きとみはらしの良い稜線歩きがほとんどで、核心のクライミングはごく一部、しかもしっかりしたホールドだらけ。
前尾根の方がずっと難しい、もっとしっかり御在所で修業しなくちゃいけないなと痛感したクライミングでした。
さくさく上り阿弥陀岳の山頂ではさなっちと遭遇。
山でしか会わない友とも久しぶりに会えて一緒に山の風を味わう。
360度の絶景を楽しみ、縦走したらさぞかしおもしろかったであろう権現岳までの稜線を眺めながらリベンジを誓って下山。
ロープワーキングをすっかり忘れしまった出来の悪い弟子ですが
もっと修業しますのでitaさんよろしく。
とー
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