<メンバー>
なべちゃん、ふみふみ、てつや
<コース>
7:30車止めゲート~8:00林道終点から入渓~10:00明神滝~11:00深切谷出合~12:30菅平谷出合~13:10山道から下山~16:00車止めゲート
今回、黒石谷へは沢泊の予定で計画をしていましたが…迷走台風の影響で天気の予想がつかず、天気の持ちそうな土曜日の日帰りで、次回の沢泊の下見をしようと菅平出合まで行くことにしました。
監視小屋を過ぎると直ぐに右手に林道が続き車止めのゲートがあり、ここからは徒歩で林道を歩きました。林道の下には、厳しいゴルジュが上から覗けました。今回の水量は普段よりかなり少ないのかなと感じました。その分、ラバーソウルには厳しい苔があり、足元が、かなり滑る展開に…
この滝なのですが…ある程度まで左からへつって行き、水流に逆らって何とか滝の左側に取り付いてから、滝の水圧をかわすようにステミングで突破するのですが…
まず、てつやの兄がお手本のように、取り付いて突破しました。ちなみに苔でかなり滑るので、たわしでピカピカに岩を磨き上げて突破しました!(自宅のお風呂以上に磨き上げたそうです)
実は、てつやさん、先週映画館でミッションインポッシブルを観てきたので、核心で力が沸いてきたみたいです。(後ろから観ててカッコ良かったです)
お手本を観て、自分とふみふみさんも挑戦しましたが…どうしても水流に押し返されて滝に取り付けず…何度も失敗してすっかり寒くなってしまい、諦めて左岸から巻いて懸垂で沢に降りました。泳ぎは難しいな
明神滝の手前のCSは岩を潜って、ロープを使用して登りました。明神滝?は左岸から巻きました。(もしかしたら勘違いしてるかも)
これを越えると、扇滝があり滝の裏側を渡って、右岸に踏跡があり巻き上がれました。その後の4M滝も一緒に巻いて、懸垂で沢へ戻りました。
そして、霞滝、落差45M程の堂々とした滝でした。左を巻くと山道に出るとありますが、戻って巻くにもかなり山道は上にあります。見た目に右手の方が巻きやすいかなと検討していましたが、とりあえず、霞滝の下段を登って、直登できないか観察してみる事に。水量が少ないからか、上段も登っていけそうな感じだったのでトライしてみる事にしました。出だしが登れないので、てつやさんの肩を借りてショルダーで登ると、苔で滑るのですが、何とか登って行けました!たわしでピカピカに磨きました!
霞滝を越えると、直ぐに右手に菅平谷が出合いました。石垣の上の泊地はかなりの優良物件でした。この沢は魚影がかなり濃くて、どこで竿を出しても釣れそうな雰囲気を感じました。泊でゆっくり来たいなと思いました!
ここから、山道で引き返しましたが…かなり渡るのに危険な丸太橋が4~5箇所位あって、落ちたらかなりの落差で危険なので、大きく高巻いて懸垂で降りるを繰り返し、他にガレ場のトラロープ渡りと、下山が核心との記録がありましたが、かなり下山道が悪く(とにかく、丸太橋が怖くて渡れない)時間がかかりました。ドライブウェイに抜けた方が楽そうでした。
今回も、楽しい沢となりました!メンバーの皆様ありがとうございました。
記) なべちゃん
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実はこの翌日の8/6から、紀伊山地は重なる台風による大雨で月間雨量が1000mm超となりました。8月末に泊で黒石谷を遡行したのですが、結構な増水で初日は苦労する場面も。
実は黒石というか、近年の本沢川流域の沢は以前よりもヌメリが酷いという感覚を持っていたので、我々はフェルトソールで挑んだのですが、ヌメリとは無縁の状況。ラバーの方がよかったと後悔するぐらいでした。
以降、9月に入ってからも紀伊山地の沢はヌメリに悩まされることがなく、どうやら大雨でバイオフィルムが流されるというのは本当のようです。