<メンバー>
ita,とりや、サブロー
<コース>
7:30藤内小屋~裏道~8:30αルンゼ分岐~F2終了10:30~10:50前尾根P1
~スタンディングビレ―練習~藤内沢出合~11:30奥又大滝~12:00βルンゼ
~13:00~2ルンゼ雪壁~13:30中道~13:403ルンゼ~藤内沢下降~
14:401ルンゼ~15:30藤内小屋~16:20駐車
先回に続き、とりやさん、さぶちゃんの2名と藤内沢にて、みっちりの氷雪訓練を行いました。
藤内小屋に早朝集合としたのは、私だけ小屋に前夜泊、小屋の人と楽しいひと時を過ごしたからです。 藤内小屋は土石流に飲まれ、一時復旧は無理かと思われましたが、多くのボランティアに支えられ、かつての賑わいを取り戻した、古き良き時代の香りが漂う素敵な小屋です。
前日は旨いお酒を頂く為、腰まで積もった雪をひたすら積み上げてました。笑
さて、楽しく飲み明かした次には辛い朝がやってきます。
ストーブが一晩中焚かれてる温かい小屋より、テラスに出ると、強い冷気と眩しい朝日が、ヨレた身体に沁み渡り、力がみなぎるような気になります。(気がするだけでダルさは変わりませんが・・・)
登攀準備をしてるとお二方が到着。 本日のルートについて確認します。
まずはαルンゼを目指して裏道を登ります。 昨日沢山人が入った為、大雪の御在所でも歩きやすくなりました。
早く入った甲斐があり、一番乗りで取付きます。 F1は登らずに、一番楽しめるF2へ。まずはTRセットする為、リードします。氷結状態はまずまず。支点のスクリューもばっちり効き、安心して登れました。
さぶちゃんは靴底が柔い為かアイゼンに力が入らず苦戦、とりやさんは縦走様10本爪ですが、バランスとって上手に登って行きます。
何度か練習してると、後続登ってきましたので、F3もパスして前尾根稜線まで登ります。前尾根の最終ピークP1の裏側に有る、雪壁にて、スタンディングアックスビレイによる下降の練習をします。
樹木等、支点にするものが無い場合、交互に下降するのに有効な技です。さぶちゃんの確保でとりやさん、私と降りましたが、危なげなく降ろしてもらう事、出来ました。
藤内沢に降り立った後、奥又滝に入ります。あわよくば、バンド沿いに通り抜けようと思いましたが、先客有りで、先回使っβルンゼにて迂回します。
今週も氷の状態良く、危なげなく登る事が出来ました。その先はカモシカルンゼに戻り(先回は行けなかった)雪壁登りです。デブリ跡の残る40°程の雪壁は迫力満点。体力を奪われながらも中道の稜線を目指します。
途中の尾根より3ルンゼを見渡すと大勢のクライマーが楽しんでました。しばらく見学後、藤内沢下降、藤内滝は1ルンゼに大きく巻いて通過。小屋にて本日のミッション終了致しました。
今回の氷、雪壁のアイゼンワーク、ロープワークは冬~春山に向けて、重要な技術となります。シビアコンディションでも焦らなくなる様、今後も練習したいと思います。
参加のお2人様、ご苦労様でした。
記:ita
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