| 穂高 明神X峰 ita 2017年5月3日(水) 15:46 |
上高地から見て、実は一番近くて目立つ山、明神岳に登りました。
初日は予報通り、雷、雪、ヒョウまでも降る荒れ天に・・・ じっとして居られないayaさんは明神池まで行ってましたが、他のメンバーはテントでゴロゴロと定着。 日頃の疲れ?を癒やしてました。 翌日はドパッと快晴。尾根ルートは問題無さそう。 岳沢7号看板より未知の尾根に取付く。最初から激登り、固い雪壁を登り続けると有名な痩せ尾根に。 ナイフリッジは足の幅しか無い所も・・時々、氷も現れ気が抜けません。 |
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途中で断念したパーティをしり目に、時間との闘い、休憩無しで第2の雪壁を登り詰めると大展望が・・・ お向かいに西穂、眼下に焼岳、霞沢、上高地が広がります。 X峰直下の2500m台地はまさに楽園。ようやく休憩が入ります。 |
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核心のX峰ピークへの岩稜はルーファイが難しい 中央は垂壁となっており厳しいが、左側に弱点を見つけて慎重に登ります。 雪と岩のmixですが、岩重視でアイゼン無しでの登攀。 ピッケルが刺さった山頂からは、鋭く立ちはだかる明神本峰が・・・次回は縦走したいですね。 |
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さて本当の核心、下山路ですが、思ったより厳しい稜線ルート、折り返して降りるにはリスクが大きいと思い、隣の前明神沢の下降にルートを取ります。 昨日の積雪は5cm、雪崩無さそうですがリスク回避の為、左岸際と樹林帯を伝って下降。2人ずつに分かれ、コンテで交互に降ります。 立木を使ったビレーを繰り返し、腐り始めた雪でスリップしながら5〜6ピッチ。 最初はぎこちなかったメンバーも素早くロープ操り、とーさんも見事にYさんの派手な?滑落を止めてくれました。私もayaさんに止めてもらったね。下りでは実に安定した歩き方でした。
気を抜けない難ルートでしたが、仲間で協力し合い、楽しむことが出来ました。
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